会社に入社したての頃は、「よしこの会社でがんばろう!」という気持ちがありましたよね。しかし、月日と共に熱い気持ちはなくなり、毎日が苦しみの日々になっている…。
「もう一度、あの気持ちを取り戻したい!」と思いながら、どうしてもやる気が起きない場合、どうしたら良いのでしょう。
他の会社へ転職をすれば解決するのでしょうか。それとも、今の会社でも解決策があるのでしょうか。
定年を迎えるとき、あのときにチャレンジをしておけば良かった…。
このような後悔をしないためには、しっかりと自分の気持ちと向き合うことが重要です。
- 自分は一体どうなりたいのか?
「少しでもこのままじゃ終わりたくない」と気持ちがあるのなら、現状を変える必要があります。
そこでこのページでは、今の仕事の苦しみから抜け出し自分が目指す未来へと進む方法を紹介します。
Contents
何をやっても上手くいかない
私は大学卒業後、14年間つとめた市役所を辞めました。年齢は38歳でした。なぜ、市役所を辞めたのかというとコーチで独立がしたかったからです。コーチとは、コミュニケーション・スキルであるコーチングというスキルを使って、人の目標をサポートする仕事です。
しかし、営業経験も企業とのつながりもない自分にとって、独立は簡単ではありませんでした。わずか1年で貯金が底をつきました。嫁さんから「2年間だけ好きにしていい」と言われていたものの、お金がないので仕事を探すしか選択肢がありませんでした。
それから10年あまりの間に、転職を20回以上繰り返しました。実は、私はコーチングを学んでいたにも関わらず、人間関係が苦手でした。父親の影響もあり、頭ごなしに怒鳴る人が嫌いだったのです。しかし、専門が建設関係だったため、雇ってくれる会社は土木や建築の事務員だけでした。
建設関係は、職人の世界です。親方や社長のほとんどは「毎日のようにバカやろう!」だのと、頭ごなしに怒鳴る人たちばかりでした。そんな人間関係がイヤで転職を繰り返したのです。1週間で辞めた会社もあれば、長くても2年弱でした。当時は何をやっても上手くいきませんでした。
あの頃の私は常に「こんなはずじゃなかった…」という気持ちでいっぱいでした。本当に何もかもが思い通りにはいきませんでした。しかし、実は私の人生は思い通りにいっていたのです。
実は人生は思ったとおりいっている
あなたは「思考は現実化する」という書籍を読んだことがありますか?
これは、ナポレオン・ヒルという人が書いた自己啓発本です。この書籍の本質的なことは、人は考えたとおりの人生を送っているということです。しかし、実際には、人生なんて思い通りになっていないじゃん!
と思ってしまいますよね。私も何をしても上手くいかなかった当時はそう思っていました。しかし、私のサイト「35歳まで転職活動の始め方」などで少しずつ稼げるようになってから、「思考は現実化する」ことは本当だなと感じるようになりました。
潜在意識が全てを決めている
私たちは普段考えていることが意識のすべてだと考えています。しかし、私たちが普段アタマの中で考えている意識できる部分は、全体のわずか数%に過ぎません。これを顕在(けんざい)意識と呼びます。
そして、もう一つの意識が潜在(せんざい)意識です。実は、私たちの9割以上は潜在意識が決めているのです。その決めたことに対して、顕在意識が追認(考えて判断していると錯覚している)のです。しかし、実際にはすべてと言っていいほど潜在意識が決めているのです。
この潜在意識というのは、いいか悪いかの判断はしません。判断はしませんが不安などの感情には敏感に反応します。つまり、危険が迫ると身を守るために「安全の方へと避難する性格を持っている」のです。
イヤでも会社を辞められない理由
「思考は現実化する」という話に戻りましょう。私たちは思ったとおりになっていないようで、実は潜在意識で決めたとおりの人生を歩んでいるのです。つまり、分かりやすく言えばこうです。
例えば、あなたはイヤで嫌で今の会社を辞めたいと考えています。本来なら辞めたければ「今日にでも退職届」をたたきつければ良いのです。しかし、潜在意識はそれを許しません。なぜなら、会社を辞めるという行動が「身の危険を感じられる」からです。つまり、無意識のうちに会社を辞めたらいけないという「感情がわき起こっている」のです。
なぜなら、そのようなイヤな感情が起こらないと、実際に会社を辞めてしまい身の危険が迫る可能性が高まるからです。
このように考えると、意識では辞めたいと考えていても、潜在意識という深い無意識下では「辞めてはいけない=危険がせまっている」と結論づけてしまうのです。残念ながら、これは裏を返せば「意識はしていないけれど自分の思ったとおりの人生を歩んでいる」ことになります。
小さな習慣がカギ
では、一体どうすれば潜在意識を書き換えることができるのでしょうか。答えは「小さな習慣」です。小さな習慣こそが、潜在意識に危険を察知されずに思考を書き換えることができるのです。
例えば、会社を辞めたいのであれば副業をしてコツコツと稼ぐ習慣をつけるのです。このコツコツというのがカギです。なぜなら、一気に稼いでしまうと、潜在意識は「稼げなくなってしまうのではないかと不安を感じてしまう」からです。すると、どんなに稼いでも不安から会社を辞められなくなります。
分かりやすく言えば、何かのビジネスを始めて3ヶ月で月収50万円になったします。通常、月収50万円になれば今の会社は「すぐに辞められる」と思いますよね? しかし、「楽に稼いでしまうと簡単に失ってしまうのではないか」となり不安が出てきてしまうのです。
けれど、1年や2年という月日をかけ、試行錯誤の結果、月に10万円を稼げるようになったらどうでしょう。そうなると、潜在意識は不安を感じません。だから、今の仕事を辞めてパートでもしながら、ゆっくりと「15万円、20万円と増やしていけばいいや」となるのです。
ですから、最初は「ブログで発信する」というような小さな習慣から始めてください。コツコツと発信し続ければ、いつしか莫大なアクセスが集まるようになります。あとはアフィリエイトや広告を貼り付ければ収益が発生するようになります。ちなみに、私はその方法で、「35歳まで転職活動の始め方」で稼げるようになりました。
あなたも「自分の好きな分野」。または、今まで失敗続きだった分野で発信してください。そうすれば、あなたの失敗がいきてきます。なぜなら、まだ失敗していない人にとっては、あなたの情報が貴重な教訓となるからです。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。