毎日、仕事がつまらない。けれど、何がやりたいのかも分からない…。
やりたくもない仕事を続けるのは辛いですよね。
私も長い間、何がやりたいことが分からずにいました。ですから、生活のために嫌いな仕事を続けなければならない気持ちが痛いほど分かります。
けれど、安心してください。この方法を実行すれば、やりたいことが次第に見えてきます。
そして、小さなことから始めていけば本当にやりたいことができるようなります。
そこでこのページでは、やりたいことを見つけ実現させていくための5つのステップを紹介します。
Contents
やりたいことを見つける5つのステップ
人は1日に6万回も思考していると言われています。ちなみに、1日を秒に直すと86,400秒です。つまり、1日のほとんどを何かしらの考え事をしていることになります。
確かに、人と話すにも考えているし。一人で仕事をしているときも考えながらしています。お腹がすけば、何が食べたいのかを考えますよね。ということは、頭の中は思考でいっぱいだということです。けれど、これらの思考の中で、
- どの程度やりたいことに向けられているのでしょうか?
会社員であれば、やりたいことに向けられる思考は1割にも満たないのではないでしょうか。つまり、嫌いな仕事をしていると、やりたいことに使える時間は1割にも満たないことになります。これでは、やりたいことが見つからないのは当然です。
やりたいことを見つけるには?
では、どうすればやりたいことが見つかるのでしょうか。そのキーワードが思考を自分の外に出す(アウトプット)です。
実は、やりたいことは記憶の中にきざまれています。しかし、余分な思考があるために埋もれてしまうのです。その状態から抜け出すには、以下にあげる5つのステップを踏んでください。
ステップ1 思考をアウトプットする
やりたいことを見つけるにためには、頭の中にある思考を整理する必要があります。それには、アウトプットすることが有効です。しかし、ただ漠然と思考を出せと言われてもピンとこないでしょう。そこでオススメなのが思考のリストづくりです。これは、不安の解消にも役立ちます。
アウトプットについて解説する前に、まずは潜在意識について説明します。なぜなら、潜在意識を理解しなければ効果が半減してしまうからです。少し眠くなってしまうかもしれませんが、重要なことなので飛ばさず読んでくださいね。
潜在意識を理解する
私たちの脳は、自分が意識できる顕在意識(けんざいしき)と、自分では意識できない潜在意識(せんざいいしき)があります。実は、人間は自分が意識して決めていると考えています。しかし、実は意思決定のほとんどを潜在意識が決めているのです。なぜなら、潜在意識は危険から身を守る大切な役割があるからです。
例えば、今あなたは車を運転しているとします。ふと前をみると止まっている左側の車から子供が飛び出してきました。当然ながら、あなたは急ブレーキをかけますよね。つまり、イチイチ頭の中で考えて決めません。
例えば、以下のように考えて決めてはいないということです。
3m先に子供がいる。子供の歩く速度は秒速〇〇m。左にハンドルを切ろうか。それとも右か。ブレーキはどれぐらい踏めばいいか。クラクションを鳴らすべきか。子供は車に気づいて引き返すのではないか。いや、まてよ親がそばにいるかもしれない…。
このようなことをイチイチ頭の中で考えたりしないはずです。つまり、潜在意識が危険と判断して急ブレーキを踏むのです。このように、人間のほとんどの判断は潜在意識が行っています。まずは、それを忘れないでください。
なぜ潜在意識を理解する必要があるのか?
少し難しい話になってしまいましたね。しかし、潜在意識を理解しなければ次に進むワークの効果が半減してしまうのです。ですから、もう少しだけお付き合いください。
潜在意識は、危険に対して非常に敏感です。ですから、ワクワクすることよりも不安を感じやすくできています。
本来であれば、単純に「やりたいことをリストアップしてください」と言いたいところです。しかし、今の仕事を辞めたいと考えている人は、不安や恐怖で頭の中がいっぱいになっています。その状態でリストアップしても上手く出きません。
ですから、そのような時は「やりたくないこと・やりたいことリスト」を同時に行ってください。そして、やりたいことが出てこないときは、以下のように「やりたくないこと」をヒントにすると良いでしょう。
ステップ2 100個を目安にリストを作成
やりたいことリストがスムーズに出てくる人は、やりたくないリストを同時に作成する必要はありません。しかし、そうでない場合は、やりたくないリストと同時に作成すると良いでしょう。
やりたくないリストの例
ケース1)傲慢な上司の元で働きたくない
価値観の合う人たちと働きたい
ケース2)満員電車に乗って通勤したくない
やりたいことに変える↓
・好きな場所で働きたい
ケース3)長時間の残業がしたくない
やりたいことに変える↓
・誰の指示も受けず自由に働きたい
ケース4)安い給料で働きたくない
やりたいことに変える↓
・成果に見合う報酬がほしい
ケース5)会社の将来に希望がもてない
やりたいことに変える↓
・将来に希望が持てる会社に転職がしたい
このようにして、やりたくないことをヒントにしながら、
- やりたいことリストを作成する!
のです。そうすれば、やりたいことが簡単に出てきます。
やりたいことリストの例
重要なことは制限を設けないことです。たとえ、現状では難しいことであってもかまいません。とにかく、やりたいことがあれば自由に書いてください。「絶対に達成できない」と言ったことでも何でもいいです。
例えば、
- ミュージシャンになりたい
- エジプトへピラミッドに見に行きたい
- 海に釣りに行きたい
- 卓球がしたい
- 秋田県の温泉に行きたい
- バイクで日本一周がしたい
- 南国でダイビングがしたい
- 仲の良い友達と焼肉に行きたいなど
とにかく、思いつく限りのことを書き出してください。できれば、1週間ぐらいかけてじっくり行いましょう。パッとひらめいたら、メモに書いておくと良いです。そうやって書き溜めていくと、100個ぐらいは出てきます。
ステップ3 期限を決める
リストを作成したら、次は期限を決めます。ここで重要なのは、直感で行うことです。つまり、あまり深く考えずに決めてください。潜在意識を働かすには深く考えてはいけません。パッとひらめくような感覚で良いのです。ですから、期限を決めるときはササっと決めましょう。
ステップ4 小さなことから始める
期限を決めたら次は実行です。ここでも注意しなければいけないのは、小さなことから始めることです。なぜなら、潜在意識は大きな変化を嫌うからです。繰り返しますが、潜在意識は危険から身を守る役割があります。しかし、善悪の判断ができません。ですから、大きなことを始めると危険があると誤解してしまうのです。
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潜在意識も同じです。一気に習慣を変えようとすると「危険だと誤解する」のです。ですから、小さなこと始めてください。それでも、不安を感じるようなら
- もっと小さくすれば良いのです!
コツとしては「こんなんでいいの?」という感覚で行うことです。無理なくできるくらいが、習慣にするには丁度良いのです。そうすれば、気づいたときは習慣になっているでしょう。
ステップ5 本当にやりたいことを選ぶ
最後は、心からやりたいことを選ぶことです。あなたは「最初からこれをやるべきだ」と感じませんか。しかし、私はあえて心からやりたいことを最後にしています。なぜなら、またまた潜在意識が邪魔をするからです。
再々にわたって伝えていますが、潜在意識は危険から身を守る役割があります。しかし、本当にやりたいことをするには恐怖があるのです。ですから、その恐怖を避けるために潜在意識は邪魔をします。
例えば、あなたは、本当に心の底から好きな人に告白をするとします。しかし、
- もし彼女にふられたらどうなると思いますか?
おそらく、絶望感を味わうことになるでしょう。しかし、告白しなけば付き合うことはできません。ですから、「本当に欲しいものは絶望感と隣り合わせだ」ということを忘れないでください。
本当にやりたいことも一緒です。それが本当にやりたいことであるほど、違ったときには立ち直れないほどの絶望感を味わうことになります。だから、多くの人は本当にやりたいことを無意識に避けようとします。これは、身の危険から守るための潜在意識が逆効果に働いているのです。
しかし、その恐怖を克服しない限り本当にやりたいことは見つかりません。つまり、絶望感を恐れていては本当にやりたいことはできないのです。そのことを忘れないでください。
まとめ
以上が、やりたいことを見つけ「実現させていく」ための5つのステップです。
繰り返しますが、やりたいことをするには、以下の5つのステップが有効です。
ステップ1 思考をアウトプットする
ステップ2 100個を目安にリストを作成
ステップ3 期限を決める
ステップ4 小さなことから始める
ステップ5 本当にやりたいことを選ぶ
このステップは順番どおり行ってください。そうすれば、スムーズに進めることができます。
重要なことは一気に進めないことです。なぜなら、潜在意識は大きな変化を嫌うからです。
ですから、本当に小さなことから始めると良いでしょう。
そして、最後は絶望を恐れず本当にやりたいことを選んでください。その選択がより良い人生を作り出してくれるでしょう。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。