今の仕事が嫌い。けれど、自分のやりたいことが分からない。
そんな状態の時ってありますよね。実は、私も長い間、そのような毎日を過ごしていました。
重い足を引きづりながら会社へ向かう日々。生活のためには仕方がないと自分の心をなぐさめながら…。
なんとか、週末までがんばって仕事をつづけ、
- 明日から休日だぁ。嬉しいな!
と感じても、すぐに休日も過ぎてしまう。そうやって葛藤の日々を過ごしていました。
一体、どうしたらこのような生活から抜け出せるのでしょうか。
それは転職です。やはり、好きでもない仕事を続けるよりも新しい会社へ行った方が可能性が広がります。
だからと言って、やりたいことがない人が転職活動を始めても上手くはいきません。
そこでこのページでは、やりたい仕事がない人が、仕事を選ぶときに役立つ5つの教えについて紹介します。
Contents
働くってどういうこと?
莫大な資産でもない限り、これから先の人生は、1日の大半を仕事をして過ごすことになります。その仕事が好きでなければ人生は楽しくありません。ですから、仕事を選ぶ基準は大切です。
仕事を選ぶ基準が間違っていると、必ずと言っていいほど
- こんなはずじゃなかった!
となります。実際、私は基準が間違っていたために何度も転職を繰り返しました。ですので、実際に求人を探す前に「仕事を選ぶ基準=自分の価値観を明確にする作業」が必要です。
仕事を選ぶ基準
あなたは今の会社に入るとき、
- どのような基準で選びましたか?
- 満足のいくレベルの給料
- 将来的に安定している会社
- 残業が少なく休日が多い
- 通勤が便利
- 好きな仕事
このような基準で選んできたのではないでしょうか。しかし、この基準の中で好きな仕事が実現できている人は非常に少ないです。なぜなら、上記の4つの基準に比べ、好きな仕事は会社に入ってみないと分からないからです。そして、実際に会社に入ってみても好きな仕事だけができるわけではありません。
ですから、たとえ好きな仕事ができる会社に入ったからといって、常に満足がいく働き方ができるとは限らないのです。
期待が大きいと失敗する!
転職する前は、不安と期待が入り混じった状態です。なぜなら、新しい職場でやっていけるのかという不安と、
- 今までの会社の不満が解消できる!
という期待があるからです。しかし、あまりに期待が大きいと失敗します。それは、
- 期待が裏切られた
- イメージと違い幻滅した
- 人間関係がギクシャクしている
例えば、短期間で好きな人と付き合うときは、内面まで見ることができません。つまり、実際に長く付き合ってみないと分からないのです。たとえ、恋愛期間が長くても「結婚してみると違っていた」なんていうこともザラにありますから…。
会社も一緒です。あまりに期待が大きいとギャップに幻滅してしまいます。ですから、期待するなというは言いませんが「会社はどこも変わらない」と言った程度に考えておく方がいいです。そうすれば、期待以上であれば満足のいく結果になります。
このように、好きな仕事ができない理由として、やりたいと思っていた仕事が実際に働いてみるとやりたくない仕事に変わる。または、やりたい仕事が分からないから、あきらめるというケースがあります。
では、後悔をしないために仕事を選ぶ基準で重要なことは何でしょうか。それを解説しきたいと思います。
仕事を選ぶときの重要な5つ教え
上記で説明をした、選ぶ基準で重要なこととして
- 期待し過ぎない!
ということがあります。
私は20回以上の転職経験を通して、仕事を選ぶときの重要な教えとして以下の5つをあげたいと思います。
- できる・できないで決めない
- 長い目で考える
- 多くの求人を集める
- 専門家に相談する
- 直感を信じる
それでは、1つずつ具体的に解説していきましょう。
1.できる・できないで決めない
人は自分のことを「こういう人間だ」というイメージをもっています。それを、専門用語でセルフイメージと言います。セルフイメージを分かりやすく説明するために子象の話をします。
子象は、小さいときロープを足につながれます。そのローブをはずそうともがくそうです。しかし、何度チャレンジしてもロープがはずれないことが分かりると、もう二度ともがくのは止めるのです。
たとえ、大人になり大きな象になっても、小さな木につながれたロープでもはずせないそうです。
これを専門用語でセルフイメージといいます。つまり、自分のことを「これぐらいしかできない」と思うと、実際に優れた能力が備わっていても「できなくなってしまう」のです。
これと同じように、できる・できないで決めてしまうと、転職の選択肢が著しくせまくなってしまいます。それよりも「やりたい・やりたくない」で決めるようにしてください。その方が、結果として上手くいきます。
2.長い目で考える
仕事を選ぶときは「やりたい・やりたくない」で決めると良い話をお伝えしました。しかし、転職で問われるのは経験や能力です。ですから、やりたい仕事であっても能力がなければ採用は難しいです。
例えば、求人情報には「未経験可」と書かれていることもありますが、実際に働いてみると何一つ分からずついていけないのが現実です。実際、私は今まで働いたことのない業界に転職をしましたが途中で挫折をしました。
ですから、もし本気でやりたいのであれば長い目で考えてください。長い目で見るというのは、今の会社を辞めずに「やりたい仕事に関連する資格を取得する。また、私のように独立をするためにサイトに記事を書き溜める。といった、将来につながるように
- 今できることをコツコツと積み重ねる!
のです。そのようにして、将来やりたいことをするために、時間と労力の投資をします。
それとも、未経験の会社であったとしても、そこで能力を磨いていく選択肢も良いでしょう。いずれにしても、短期的な成果を期待せず「長い目でみる」ようにしてください。
3.多くの求人を集める
スムーズに内定が得れるかどうかは、求人の数によって決まります。確かに、その人に備わった能力も重要です。しかし、正直なところ内定は簡単には得られません。ですから、できるだけ多くの求人情報を集めてください。集め方が分からない方は>「35歳までのおすすめ転職エージェント・求人サイト」を参考にしてください。
4.専門家に相談する
転職で失敗する原因として、応募企業のリサーチ不足があげられます。ハローワークのような募集要項だけでは情報が不足しています。転職が上手くいかない原因の多くに社風があります。つまり、会社の雰囲気です。これは、人間関係と言っていいでしょう。
この問題は、募集要項だけでは分かりません。なぜなら、社風は実際に働いてみないと分からないからです。
そのような時は、専門家である転職エージェントから情報を集めてください。転職エージェントは、転職の悩みを解決する専門家です。特に、社風やネットで得られない貴重な情報を数多くもっています。ですから、問題解決の一番の早道はプロに相談することです。もし、今の会社の悩みが深刻なときは専門家に相談するのが良いでしょう。
5.直感を信じる
最後は、直感です。これは非常に重要です。直感は心からのメッセージです。
例えば、面接を受けるときに会社に行きますよね。そのときに、会社の雰囲気などは直感的に分かりませんか? 「この会社良さそうだな」ぐらいは分かるでしょう。
他にも2つの会社から内定をもらえたとします。多くの人は条件が良い方を選びますよね。しかし、条件よりも直感を信じた方が上手くいくことが多いです。
それは「面接官の対応が良かったな、受付の人が親切だったな」というような直感で決めることです。その方が上手くいきます。
まとめ
以上が、仕事を選ぶときの5つの教えです。
この教えは、私が20回以上の転職を通して重要だと感じたことです。ですから、机上の話ではありません。
どれも失敗を通して学んだことなので価値があります。
転職は人生を左右する大きなイベントです。
昔に比べ転職も一般的になってきたとはいえ、一度失敗すると坂道を転げ落ちるようになります。
ですので、できるだけ準備をしてから転職を決断してください。
特に初めての転職は専門家に相談するのが良いでしょう。
無料で受けられますし、相談したからと言って必ずしも転職をしなければいけないわけではありません。
まずは、あなたの今の悩みを解決するための方法を模索することです。
それが、転職なのか、それとも他に方法があるのか。
それを見極めるためにも専門家に相談するのが良いでしょう。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。
好きなことを仕事にする方法