今の会社は不満ばかりで辞めたい。けれど、辞める勇気がない。
毎朝、思い身体にムチって会社に向かう日々。
俺の人生はこのまま終わってしまうのか…。
30代であれば、これほど悩まなかったかもしれません。しかし、今さらどうなることでもない。
転職をすべきか、このまま会社に留まるべきか。それとも違う道があるのか。
40代になると本音で生きるのに迷うと思います。
私も同じような事で悩んでいた時期があります。
しかし、悩みはチャンスでもあるのです。
なぜなら、人生を本気で転換できる時期に差し掛かっているからです。
そこでこのページでは、40代の人が本気で生きるための秘訣を紹介します。
悩みと本気で向き合う
40代になると30代の頃とは違い、現状を維持することが難しいです。身体も疲れやすくなり無理ができないようになります。親の年齢も70代を超え介護のことも真剣に考えなければいけないようになります。
そこに家のローンや子供の教育費がかさんできます。しかし、このようなご時世では「給料は増えるどころか現状維持も難しい」のではないでしょうか。このまま、会社に残っても明るい未来も見い出せない。だからと言って、この年で転職にも一歩が踏み出せない。このように、40代は何かと難しい年代です。
人生の転機が訪れる
実は、私も同じような状況で悩んでいた時期があります。当時はコーチングで独立したものの、1年で資金が底をつき挫折しました。そして、なんとか転職が決まったものの夢があきらめずにいました。俺の人生は「このまま終わってしまう」のか…。
そのようで状態で悩みつづけて3年の月日が経ちました。40代になった頃、あの衝撃的な東北の震災が起きたのです。震災を目の当たりにしたとき、自分の悩みの小ささに愕然としました。「生きてさえいれば何とかなる」そう思えたのです。
自分と置き換えて考えてみましょう
震災で命を落とされた方々は、まさか自分が当事者になるとは夢にも思わなかったでしょう。おそらく、以前は他の震災などを見て命の尊さを感じていたのではないでしょうか。しかし、あの一瞬の出来事ですべてが変わってしまったのです。
命は有限である!
30代の頃は、命に限りがあることなど考えもしません。自分も家族も、いつまでも元気でいられる。そんな楽観的な気持ちで過ごすことができます。しかし、40代になると知り合いなどの訃報が増えてきます。親戚の誰々が亡くなった。友人の親が亡くなった。また、知り合いが震災で亡くなったなど。
このようなことが多くなると、気持ちが暗くなるからと目をそむけてしまうのです。しかし、
- 本当にそれでいいのでしょうか?
他人事のように考えて死と真剣に向き合おうとしない。もしかすると、今この瞬間に大地震が発生し命を失うかもしれないのに…。
「いつまでも亡くなった人のことを引きずって生きろ」と言っているのではありません。しかし、亡くなった方たちの死を無駄にしないためにも、もう一度「死と真剣に向き合う必要がある」のではないでしょうか。
もし、亡くなった方々に次の質問をしたらどうでしょうか。
- あなたの人生に後悔はありませんでしたか?
と…。
おそらく、ほとんどの方々が「後悔はあります」と答えるでしょう。なぜなら、多くの人が「やりたいことを我慢して生きている」からです。
私が愛読している書籍に「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」というものがあります。これは、ホスピス医である小澤竹俊先生が書かれている本です。ホスピス医とは、余命いくばくもない人たちが過ごす終末医療施設の医者です。つまり、死を目前に控えた人たちが、
- どうしたら残りの人生を穏やかに過ごせるのか?
を考えています。
小澤先生が書籍の中で「やらずに後悔して、この世を去ることが一番辛い」と書かれています。私は、この言葉に「人生にとって何が大切かが凝縮されている」と思います。
震災で亡くなった方々の死を無駄にしないためには、今をしっかり生きることです。今を生きるとは、本気で生きるということです。そして、本気で生きるためには「自分の本当にやりたいことをする必要がある」のです。
本当にやりたいことは何か?
あなたの命が残り1年だとしたら、今の仕事を続けるでしょうか。生活のためと言って我慢するでしょうか。毎日、行きたくもない仕事を続けるでしょうか。答えは言わなくてもわかりますよね。当然、会社を辞めて好きなことを始めますよね?
時間がない、能力がない、才能がない、と言って「言い訳をしている時間はない」はずです。そんな言い訳をしている暇があったら、一つでもやりたい事を実現していくはずです。できるだけ後悔をしないように…。
期待を裏切る勇気
多くの人は「家族に心配をかけたくない」と言って、やりたくもない仕事を我慢します。つまり、誰かの期待に応えようとするのです。これでは、自分の人生を生きているとは言えません。
子供の幸せが親の幸せ♡
このように言っている私自身も「母に心配をかくたくない」と言って、14年間市役所の仕事を我慢してきました。しかし、あるとき気づいたのです。自分の子供が、私の期待に応えるために「やりたいこともやらず我慢している」。その姿を見て、私は幸せなのだろうかと…。
ということは、私自身が嫌いな仕事を続けることは「母の幸せにはつながらない」と思えたのです。確かに、市役所にいれば安心はさせられるでしょう。給料や将来の保証はされるからです。
しかし、笑顔もなくイヤイヤ市役所に通っている姿をみて、本当に安心してもらえるのでしょうか。いいえ「そんなことはない」でしょう。それよりも、本気でやりたいことをやって笑顔でいる姿を見せる方が安心させられるのです。
そのことに気づいたとき、市役所を辞める決心がつきました。これは、ある意味「相手の期待を裏切る勇気」といえます。ここで質問があります。あなたは、
- 誰かの期待に応えるために我慢をしていませんか?
小さな事から始めよう!
「本気で好きなことをして生きていきたい」からと言って、いきなり会社を辞めるのは無謀です。物事には準備というものがあるからです。確かに、今すぐにでも辞めたい気持ちはわかります。莫大な財産があるのなら、それも可能でしょう。しかし、それが無かったから今まで悩んで決断が下せなかったのです。
最初は小さなことから始めてください。やりたいことを生活の中に取り入れていくのです。
そして、少しずつ準備を始めましょう。最初は副業から始めるのが良いです。そして、徐々に手応えをつかんでください。
私はそのようにして、やりたいことを仕事にしていきました。
けれど、今の仕事では我慢の限界にきている。または、今の会社では忙しくて時間が全く取れないのなら、転職を視野に入れると良いでしょう。詳しくは、こちらのページを参考にしてください>35歳までのおすすめ「転職エージェント・求人サイト」
まとめ
以上が、40代が本気で生きるための秘訣です。
この秘訣は40代に限ったことではありません。30代でも50代でも60代でも通じる秘訣です。
つまり、人間は気づいた時からが勝負なのです。
それには、自分の死と真剣に向き合う必要があります。
人は身近な人が亡くなったり、自分自身が大病をわずらったりした時に転機が訪れます。
それは、悩みではなくチャンスなのです。
亡くなった人たちの死を無駄にしないために、
- 後悔をしないために何ができるのか?
それを真剣に考えてください。
それには、やりたいことを全力で行うことが一番です。
勇気がなければ小さなことから始めてください。
そうすれば、徐々に人生が変わっていきます。
一番よくないのは、変えたいと思いながら何もせずに過ごすことです。
まずは、あなたの今いる場所で「できる範囲のこと」を行ってください。
その積み重ねが、あなたの可能性を広げてくれるでしょう。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。
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