あなたは、今の会社を辞めるために資格取得を考えていませんか?
転職をするにあたって、本当に資格は必要なのでしょうか。
実際、資格を取得すれば転職が有利になるのでしょうか。
資格よりも重要なこと!
私は20回以上の転職経験者です。ですから、転職活動をイヤというほど行ってきました。
その経験から通して言えることは、資格取得よりも重要なことがあります。
それは、本当のやりたいことを明確にすることです。
なぜなら、たとえ資格を取得しても自分が目指す方向性と違っている場合があるからです。
そこでこのページでは、資格取得と本当にやりたいことについて語らせてもらいます。
Contents
資格取得は転職に有利なのか?
今の仕事を辞めるために、資格取得をして転職を有利に進めるのは1つの方法ですよね。しかし実際のところ、資格取得は転職に有利になるのでしょうか。それは、ケースバイケースです。なぜなら、ほとんど場合が有利にはならないからです。
資格が有利になる場合
資格が有利になる場合は、その資格がなければ働けないものです。つまり、国家資格のようなものですね。
例えば、医師や看護師の仕事は、大学や専門学校に通い規定の単位を取得した上で受験資格が得られます。そして、試験に合格して初めて資格取得ができますよね。
このような場合は、国が定めた「技能や知識を習得した」という証明になるでしょう。また、資格がなければ仕事はできません。
このような資格は、当然ながら転職には有利に働きます。しかし、英検3級、簿記3級などについては、「ないよりはあった方がいい」という程度に考えておいてください。特にパソコン関連の資格を目指す人は注意をした方がいいです。ワード・エクセルに関連する資格は、日頃から使いこなしていれば問題ありません。
時間と費用をかけるメリットがない!
求人の募集要項に「エクセルの表計算必須」などと書かれていれば、エクセルの資格があれば有利に働くかもしれまん。しかし、ないからと言って採用を見送るということにはならないでしょう。
せいぜい、面接のときに「表計算はできますか?」と問われるだけです。実際、私は何百回と面接を受けてきましたが、一度たりとも資格のことを質問されたことはありません。
つまり、時間と費用をかけるわりにはメリットが少ないということです。簡単に言えば、国家資格は別として「資格は知識の証明にすぎない」のです。
本当にやりたいことは何か?
誤解のないように言っておきます。それは、あなたが本当にやりたいことに関連する資格は取得してください。まして、やりたいことに関する知識や技術が不足している場合はなおさらです。しかし、ここで気をつけてほしいことが一つだけあります。
それは、資格取得をして仕事にしたいのなら
- 自己満足で終わらせないことです!
例えば、私の場合を取り上げてみましょう。振り返ると、私は無駄な資格を随分と取得してきました。中でも腰痛に悩まされていた私は、整体師の資格を取得しました。なぜなら、少しでも安心が欲しかったからです。つまり、将来的に独立を考えていて私は、「失敗したときの安心がほしかった」のです。
確かに「自分の腰の痛みを解消したい」という気持ちはありました。しかし、それよりも何か心のよりどころが欲しかったのです。しかし、それでは安心は得られませんでした。
まずは自分を満足させることが重要です!
私は腰痛について学べば学ぶほど、「腰痛で悩んでいる人の力になりたい」という想いが強くなりました。そして、腰痛が治っていないにも関わらず整体の学校に通ったのです。しかし、資格は取得したもののモチベーションが湧かないのです。なぜなら、人に整体をする前に「自分が満足していなかった」からです。
重要なのは、人のためではなく「まずは自分が満足している必要がある」のです。私の場合は、相手に整体をすればするほど、自分の腰痛が悪化してしまうという状態でした。それでは、相手に対して優しい気持ちで接することはできません。どうしても、疲れてくると無意識にザツになってしまうのです。
人に優しくしたければ…。
人に優しくしたければ自分自身が満足していなければなりません。では、どうすれば自分を満足させることができるのでしょうか。それは、
- 本当にやりたいことをすることです!
これなくして、真の意味で人に優しくできることはできないでしょう。ですから、人に優しくしたいのなら本当にやりたいことをしてください。そうすれば、自他共に満足した状態になります。
本当にやりたいことに気づくには?
しかし、ここで問題があります。それは、簡単にはやりたいことは見つからない点です。正確に言えば「気づけない」のです。やりたいことを見つけるというのは、自分の外にあるという考え方です。しかし、本来のやりたいことは「自分の中にあるものに気づく必要がある」のです。
言葉遊びのように感じてしまうかもしれませんが、ここが重要なポイントなのです。多くの人が「やりたいことが見つからない」と言います。しかし、それは、自分の外に答えを見つけようとしているからです。しかし、本当は自分の中から見つけ出す必要があるのです。
どうすれば、自分の中から見つけ出せるのか!
そのキーワードとなるのが質問です。
答えは自分の中になる。そして、その答えを導き出すのは質問。これは、当然と言えば当然ですよね。引き出すためには、数多くの質問でアプローチをする必要があります。ここでは、究極の質問を紹介します。
それは、
- あなたは今後どうありたいですか?
この質問を何度も自分に問いかけてください。そうすれば、潜在意識という無意識の世界が答えを探しだしてくれます。一度や二度やったからと言って上手くはいきません。何度も何度も問いかけるのです。そうすれば、いつの日か本当にやりたいことに気づくことができるでしょう。
まとめ
以上が、「資格取得が必要なのか?」の私なりの見解です。
正直にいって、安心のためや転職に有利になるという理由で資格をとることには賛成できません。
なぜなら、お金も労力も無駄になる可能性が高いからです。
実際、私は多額の費用と労力をかけてきました。しかし、報われることはありませんでした。
会社を辞めるのですから、「できるだけ転職を有利に進めたい」という気持ちは分かります。
けれど、辞めるからこそ「時間もお金も大切にしてほしい」のです。
それには、
「本当にやりたいことは何なのか?」を自分に問い、
それに関連することに費用と時間を費やしてください。特に資格にこだわる必要はありません。
安心がほしいなら、空いた時間にやりたいことをしてください。
それが遠回りのようで近道になります。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。