やりたいことが分からない…。
この悩みは、若い人たちだけではく30代、40代のテーマでもあります。
むしろ、年齢が重ねるほど深刻な問題です。
実は、私自身40代まで本当にやりたいことが何なのかが分からずにいました。
本当にやりたいことが分からないと、
- 今の会社にいる意味が分からなくなります!
そして、何のために働いているのかが見出せなくなります。
さらに、今の会社を辞めたい気持ちが強くなり常にストレスまみれになってしまいます。
そんな状態を抜け出すには、どうしたらいいのでしょう。
単に、今の会社を辞めて転職をすればいいのでしょうか。いいえ、それでは上手くいきません。
なぜなら、「自分が何を求めているのかが分かっていない」からです。
そこでこのページでは、転職をする前にやっておくべき自分の見つめ方について紹介ます。
やりたいこととは何か
そもそも、やりたいこととは何なのか。それを真剣に考えたことがありますか。
本当に心の底から「やりたいこと」というのは、
- 情熱が湧くこと
- 夢中になること
- 喜びを感じること
- 我慢がないこと
- 理屈がいらないこと
このように、やりたいことを書いてみると「どれも目に見えない」ことがあげられます。この目に見えないという点が、やりたいことを見つけられない主な原因となっています。つまり、やりたいことは頭で考えるのではなく「心で感じるもの」なのです。
意欲が湧かない理由
例えば、私たちは転職をするとき求人の募集要項を見ます。募集要項には、職種、仕事内容、勤務地、給料、休日などの条件しか書かれていません。しかし、これだけを見て情熱が湧くでしょうか。やってみたいと感じるでしょうか。おそらく、これだけでは意欲は湧かないですよね。
学生が就活をするときには、企業は説明会などを開催します。転職でも転職フェアなどを行って説明してくれる会社もありますが、多くの会社が「上の画像のような求人条件を載せる」だけです。これでは、心からやりたいと感じる会社に出会うことは難しいです。
自分に合った求人を探すには?
転職活動は主に2つの方法があります。1つは、ハローワークや転職サイトを使って自力で求人を探す方法。そして、もう一つは専門家である転職エージェントに仲介してもらう方法です。
どちらも無料で行うことができますが、自分に合った仕事を探したいのなら後者の方が良いでしょう。なぜなら、先ほど取り上げたような、「求人の募集要項の条件だけでは情報が不足している」からです。
転職が上手くいかない主な原因に、「社風が合わない」というものあります。社風とは会社の雰囲気と考えてください。社風は人間関係に影響します。分かりやすいように例をあげましょう。
例えば、社長の考えが売上げ重視で、社員のことなど将棋のコマのように考えていれば社風に現れます。つまり、人間関係よりも売上げを優先します。ですから、社風は殺伐(さつばつ)とするでしょう。
逆に社員同士が仲の良い雰囲気で仕事をしていれば、結果として売上げが上がるという考えの社長もいます。
この2つは極端なパターンです。しかし、実は会社には、大なり小なり上記のような社風があるのです。
私は20回以上の転職経験があります。ですから、いろいろな会社を見てきました。私は当初、給料などの条件面だけで会社を決めていました。しかし、それでは上手くはいきませんでした。なぜなら、社風が合わなかったからです。特に最近は、人手不足と他社との競争から「人間関係が最悪の状況にある」のです。
事前のリサーチが重要!
ですから、事前に会社のことをリサーチ(調査)をする必要があります。しかし、会社の社風を自力で調査するのは簡単ではありません。そこで、転職エージェントの出番です。転職エージェントは、事前に求人企業の情報を数多く得ています。中には会社に出向いて入念に情報を交換している担当者もいます。
社風で失敗したくないのなら…。
社風で失敗したくないのなら、やはり転職エージェントを活用すべきです。実際、私たちが社風を知る機会と言えば面接ぐらいしかありません。そして、面接だけで判断しても
- 入社したあと「こんなはずじゃなかった」!
となりかねません。実際、私は何度もにがい経験をしてきました。だからと言って、転職エージェントの情報を100%信頼してはいけません。なぜなら、転職エージェントは求人企業の味方だからです。
実は、私たちが無料で受けられるのは求人企業が成功したときに報酬を支払うからです。つまり、転職エージェントにとって「お客様は求人企業」なのです。ですから、求人企業にとって悪い情報を言わない傾向があります。
しかし、中には親切に対応してくれる転職エージェントもいます。やはり、お互い人間である以上「関係が良好になれば親切に対応してくれる」のです。ですから、転職エージェントを活用する場合は担当者と仲良くなるように努力をしてください。
転職前にやっておくべき自分の見つめ方
社風を知るには、転職エージェントを活用した方が良い理由について伝えました。しかし、その前にやっておくべきことがあります。それは、あなたの本当に望むことを知ることです。言い換えれば、自分を見つめる作業が必要になります。
自分の見つめる方法
自分を見つめる方法は数多くあります。しかし、人は選択肢が増えると迷ってしまいます。ですから、ここでは厳選して1つの方法を紹介します。それは、質問です。答えを見つけるには質問が有効です。
ここで一つアドバイスをします。それは、「答えは一度では見つからないこと」です。ですから、何度も何度も自分に問いかけてください。そうすれば、ふとした瞬間に答えが見つかります。ですので、あきらめずに何度も問いかけてください。
それでは質問です。
- あなたが過去に一番喜びを感じたことは何ですか?
人が喜びを感じるには理由があります。理屈では説明が難しくても何らかの原因があるものです。ここでは、その理由を知る必要はありません。それよりも、喜び「そのものを知る」必要があります。
例えば、私が過去に最も喜びを感じたことは「感謝メールをもらったこと」です。それまでは自分のために記事を書いていました。そのことが、きっかけとなり読み手を意識して記事を書くようになったのです。
何より、自分の経験で得てきた知識が人の役に立つことに喜びを感じるようになったのです。そして、今ではサイトで生計が立てられるようになりました。
このように、喜びを感じたことには、やりたいことのタネが埋まっています。
私は長い間、やりたいことが見つからずに生きてきました。しかし、たった1通の感謝メールが「きっかけ」となり大好きなことが見つかったのです。私にできて「あなたにできない」ことはありません。
そのためには、先ほどの質問を何度も自分に問いかけてください。そうすれば、確実にやりたいことに近づきます。
まとめ
以上が、転職をする前にやっておくべき自分の見つめ方です。
心からやりたいことは簡単には見つかりません。だからこそ価値があるのです。
しかし、多くの人が途中であきらめます。そして、手頃なことで満足させます。
けれど、手軽に手に入るものは深い満足感を得ることはできません。
ですから、心からの充足感を得たいのなら、
- 「やりたいことを仕事にする」をあきらめないでください!
私は過去に何度も、やりたいことをあきらめてきました。そして、ストレス解消のために手軽なことで満たしてきました。
しかし、それでは後悔しか残りません。
私は40代の半ばになって、ようやく本当にやりたいことに気づきました。
答えは、すでに心の中にあったのです。しかし、不安や恐れによって埋もれていました。
多くの人も私と一緒です。実は、やりたいことは「あなたの心の中にある」のです。
しかし、今の生活を手放すことを恐れて心に蓋をしています。だから、いつまでも見つからないのです。
その蓋を開けるには、質問が有効です。中でも、
あなたが過去に一番喜びを感じたことは何ですか?
という質問は、あなたの心に深く問いかけます。
そして、本当にやりたいことのヒントが得られるでしょう。
しかし、一度や二度では見つかりません。だから、何度も問いかけてください。
その答えが見つかったとき、あなたの生きる目的へとつながっていきます。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。
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