今の仕事が辛くて会社を辞めたい。しかし、自分には手に職というものがない。
だから、手に職をつけるべきかで悩んでいる…。
確かに、手に職があれば安心感がありますよね。
私の父は職人でした。しかし、私に常に言っていたのは、
- お前は体力がないから公務員になれ!
ということでした。
父と折り合いが悪かった私は、父を反面教師にしてきました。
結局、両親は私が大学生の頃、離婚をしました。
あれだけ反発していたにも関わらず、父親の言うとおり私は公務員になりました。
しかし、やりたい仕事ではなかったため14年後に退職。
それから手に職をつけずに仕事をしてきた結果、私は20回以上の転職を繰り返してきました。
そこでこのページでは、私が学んだ教訓と手に職をつける前に知っておくべき重要なことを紹介します。
手に職をつけるとは?
そもそも手に職をつけるとは、どのようなことを言うのでしょうか。ネットで検索をしてみたとろ、仕事の技能を自分のものにすること。または、仕事に就くための技能や資格を取得することと書いてあります。
簡単に言えば、
- その仕事の専門家になることです!
専門家かどうかは、個人の自覚の問題です。つまり、私はその仕事の専門家であると自覚していれば、レベルの良し悪しは別として「それは専門家である」と言えます。
このように考えれば、あなたは今まで現在の仕事をしてきたわけですから「手に職がついている」と言えるのです。ただ、ここで一つ問題があります。それは、あなたが今の仕事を好きかどうかです。もし、今の仕事が好きであれば何の問題もありません。
しかし、問題なのは嫌いな場合です。なぜなら、「転職をして今までと同様の仕事を続けるのか、それとも好きな仕事に方向転換をする」のかの選択をする必要があるからです。そして、好きな仕事に方向転換をする場合は、改めてイチから手に職をつけなければいけません。
好きな仕事への方向転換
今までやってきた技能を捨て、新しい技術を身につけることは容易なことではありません。まして、年齢によっては転職も難しいでしょう。ですから、余程の覚悟と努力がなければいけません。
例えば、「私は本気でやりたい仕事をする」と決めた時は、40代のなかばでした。転職を繰り返していた私は、大した貯金もなく生活に不安を感じていました。そんな時、母が交通事故に合ったのです。幸いにも母はリハビリのおかげで自力でトイレに行けるようになりました。
覚悟が重要!
このことが、私の転機でした。なぜなら、このまま母が動けなくなれば自分が面倒をみなければならなかったからです。それがきっかけで、私は介護をしながらでもできるネットビジネスを本格的に始めたのです。
副業から始めるのが良い理由
このように書いていると、簡単に聞こえるかもしれません。しかし、自分でビジネスをするのは非常に難しいです。まして、ゼロからのスタートとなると何から始めて良いか分からないでしょう。
例えば、私の場合は1年近く専門家から指導を受けました。その費用は100万円近くかかりました。月に1度、セミナーにも通いました。私の場合は、サイトを使って報酬を得るアフィリエイトでした。
初報酬を得るまでに1年近くかかり、その額なんと2000円です。少ないですよね。しかし、金額よりも自分の力で稼ぐ貴重な経験になりました。嬉しいと同時に、お金を稼ぐというのは本当に大変なのだと痛感した出来事でした。
当時の私は会社を辞めて専業でネットビジネスをしていましたが、あなたにオススメするのは…。
副業で手ごたえを感じてから専業にしてください!
もし、あなたも私と同じようにビジネスの始めるなら、副業からがいいです。なぜなら、お金を得るまでには時間がかかるからです。専業にすると集中して取り組めるメリットはあります。しかし、その間にお金が出ていく一方だと精神的にきついです。
もし、今の仕事が忙しく、全く取り組める時間がないのなら、就業時間が短い場所へ転職してください。これは、専門用語で「つなぎバイト」と言います。詳しくは、こちらのページを参考にしてください>つなぎのバイトの注意点とメリット・デメリット
そして、副業で手ごたえを感じたら、本格的に好きな仕事での専業を目指しましょう。
やりたいことの資格を取る
やりたいことに関する資格を取るというのも一つの手段です。ただし、その時に注意してほしいことがあります。
それは、
- 本当にその資格が必要かどうかです!
確かに、資格と取ると安心感はあります。だからと言って、高額な費用を払うほどの価値がない資格もあるのです。世の中には資格商法と言って、不安をあおりながら資格取得に意識を向かわせる広告が多いです。ですから、その手の広告には注意が必要です。
例えば、私はやりたいことが分からなかったために、数多くの資格を取得してきました。整体師、コーチング、速読、パソコン、フォークリフトなど。とにかく、あらゆる資格を取得してきました。しかし、事務職として転職したときは、どれも評価に値しないものでした。
今振り返ると、私には自信がなかったのです。もしかすると、「資格をとれば安心できる」という気持ちがほしかったのかもしれません。しかし、安心感どころか、最終的にはお金ばかりが無くなる一方でした。唯一良かったことは「コーチング以外は私のやりたいことではなかった」ということが分かったことです。
ですから、あなたには私と同じような過ちをおかしてほしくはありません。ですので、資格を取るときは「本当に資格がないと仕事にならない」のかを検証してください。もし、その資格がなくてもできるものであれば、実際に現場に飛び込んだ方が実力が身につきます。
最終的に私がやりたいことは、ネットビジネスでした。これは資格がまったく必要ありません。このビジネスのメリットは、好きな時間に、好きな場所で、好きなだけ取り組める点です。そして、報酬の上限がありません。自分が頑張った分だけ報酬を上げることができます。
だからと言って、リスクがないわけではありません。しかし、それ以上に自由を満喫できます。私は20回以上の転職を通して、この「自由が一番重要だ」と気づきました。
どんなにやりたい仕事であっても、そこに自由がなければ苦しくなります。ですから、あなたも自分に問いかけてください。
- 「その仕事は私に自由をもたらしてくれるのか?」と…。
「あなたは拘束されるのは苦にならない」ということであれば、問題ありません。しかし、生涯にわたって働きたいのであれば独立を視野にいれるのが良いです。そのために、副業で手ごたえを感じるまで頑張ってくださいね。
まとめ
以上が、手に職をつける前に知っておくべき重要なことです。
あなたが今の仕事が嫌いな場合、やりたいことの専門性を高める必要があります。
専門性とは、いわゆる手に職をつけるということです。
専門性を高める手段に資格があります。資格取得は決しては無駄にはなりません。
しかし、費用対効果を考えたときは別です。
なぜなら、時間やお金を投資しているからです。
ですから、その資格が本当にやりたい仕事をするために必要なのかを検証してください。
医師や看護師のように「その資格がなければ仕事ができない」のなら、必ず取得する必要があるでしょう。
しかし、資格がなくてもできる仕事はたくさんあります。
ですから、資格に高額な費用や時間をかけるぐらいなら、
- 実際に仕事がやれる方法はないか?
に知恵をしぼりましょう。
そして、あなたが将来的に自由を希望するのなら独立を目指してください。
しかし、右も左も分からない状態で会社を辞めるのはだめです。
そして、まずは副業から始めた方が安心です。
そして、少しずつ軌道に乗り始めたら、つなぎバイトをするのも選択肢の一つです。
なぜなら、その方が「やりたいことに集中する時間が取れる」からです。
そうやって、少しずつ自分の可能性を広げていきましょう。
あなたの理想へ向かう姿に期待しています。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。