今の会社は自分に合っていない気がする。けれど、やりたい仕事があるわけではない…。
こんな状態では、将来の希望が持てませんよね。
現在おこなっている会社での仕事が、
- 自分に合っているか・いないのかを判断する基準を知っていますか?
それは、10年後の自分を想像すれば分かります。
未来を想像して「ワクワクする」ようなら、あなたに合った仕事と言えます。
でも、そうでないのなら…。
そこでこのページでは、今の仕事が自分に合っていないときの対策について紹介します。
Contents
石の上にも3年は本当なのか?
「石の上にも3年」という諺(ことわざ)があります。これは「我慢強く辛抱して仕事をすれば成功する」という意味です。この考え方は、ある一面から見ると正しいです。しかし、これが全てだと考えていると時間が無駄に終わる可能性が高いです。
なぜなら、嫌いな仕事は努力をしても成果につながらないことが多いからです。
例えば、私はこの考え方を基準にして市役所に14年間勤めました。しかし、どんなに努力をしても「やりたくない仕事は嫌いなまま」でした。そして、嫌いなだけではなく他の人に比べ成果が上がりませんでした。
冷静に考えれば当然です。なぜなら、仕事が好きな人は苦痛なく仕事をしているからです。それに比べ、私は仕事が終われば「1分でも早く帰宅したかった」のです。これでは最初から勝負になりません。
結局、私は3年どころか14年も我慢して仕事を続けました。しかし、その努力が報わることはありませんでした。その後、市役所を辞め転職活動を行いましたが「3カ月近くも内定がもらえない」という有り様でした。なぜなら、年齢が35歳を超えていたからです。
後になって分かったことですが、転職には35歳を超えると求人数がガクッと減る「35歳転職限界説」があります。当時の私は38歳であったため、雇ってくれる会社が少なく、
- 内定が決まるまでに3カ月もかかってしまったのです!
ですから、「石の上にも3年」という考えにこだわらない方が良いです。それよりも、自分が成長できる場所、そして、「ワクワクする仕事につく」ようにしてください。
「本当に合わないのか?」を考える
ここで1つ真剣に考えてほしいことがあります。それは、本当に今の会社が合わないかということです。これを見極めずに会社を辞めてしまうと、後になって後悔することになります。
3つの合わない
一口に会社が合わないと言っても様々な理由があります。そこで大きく分けて3つに分類してみましょう。
- 社風が合わない
- ライフスタイルが合わない
- 職種が合わない
それでは、一つずつ具体的に説明します。
1.社風が合わない
今の会社が、あなたに合わない要因として社風が合わないことがあげれます。人には、それぞれ個性が違うように会社にも個性があります。それは、社長や上司の影響を受けるからです。
例えば、社長が売上至上主義だと、常にノルマをかけられます。人間関係もギクシャクしている場合が多く、同僚とのコミュケーションよりも売上を上げることに必死な会社があります。
逆に、売上よりも人間関係を重視する会社があります。つまり、周囲とのコミュニケーションがはかれていれば「売上も後からついてくるという考え方」なのです。
このように会社にはそれぞれの社風があります。あなたにとって、どのような社風が自分に合っているかを見極めることは非常に重要です。なぜなら、これを見極めずに会社を辞めてしまうと、同じような社風の会社に転職をしてしまうことがあるからです。
2.ライフスタイルが合わない
次は、ライフスタイルが合わないということがあげられます。分かりやすくいえば、就業規則が合わないということです。
例えば、あなたの希望するライフスタイルが「仕事以外にプライベートな時間を大切にしたい」という希望があるとします。つまり、あなたにとって、家族・恋人と過ごす時間や、趣味に興じる時間が大切なのです。
しかし、今の会社は残業が多くプライベートな時間が取れません。たまの休みも仕事の疲れから、
- ゆっくりできないとしたらどうでしょうか?
このような状態では、たとえ給料が高くても満足のいくライフスタイルを送ることはできません。ですから、今の会社で「あなたの希望するライフスタイルが送れるか」を気極めてください。もし、どうしても自分に合ったライフスタイルが送れないのであれば、希望に合った会社に転職をする必要があります。
3.職種が合わない
最後に職種が合わないということがあります。つまり、仕事自体が「あなたに合っていない」のです。これは、転職をしないと解決が難しいです。なぜなら、他の合わない要因と違って「根本的にやり直さなければいけない」からです。
例えば、私は20回以上の転職を繰り返しました。なぜなら職種が合っていなかったからです。繰り返しますが、私が最初の転職をしたときは38歳のときでした。私が主にやってきたことは土木関係の事務職です。つまり、その職種が嫌いで転職を決意したのです。
私は研修講師を希望していましたが、雇ってくれる会社はありませんでした。なぜなら、その職種が未経験だったからです。1か月、2カ月と転職先が決まらない恐怖に耐えられず、最初に内定をくれた土木関係の会社に決めてしまったのです。しかし、これでは何のために安定していた市役所の仕事を辞めかが分からなくなってしまいます。
結局、どの会社に行っても、嫌いな土木関係の仕事では満足がいきませんでした。
このように、職種が合わない場合の転職は非常に難しいです。しかし、これを無視して転職をしても上手くはいきせん。そもそも、合わない会社に転職をするぐらいなら、今の会社で我慢した方が良いのですから…。
合わない会社かを知る「たった1つの質問」
自分に合わない、主な3つの原因をお伝えしました。しかし、それでも、今の会社が本当に合わないかが分からない場合があります。そのようなときに有効なのが以下の質問です。
もし、今の会社に10年後も勤めるとしたら、
- 希望をもって仕事ができますか?
という質問です。
あれこれと考えず直観で答えてください。もし、今の会社では「希望がもてない」としたら。それは、どんな点でしょうか。それを紙に書き出してみましょう。例えば、以下のような感じで思いつくままに書いてください。
- 会社の将来性に希望がない
- 働く意味を見出せない
- 日曜日のたびに「また明日仕事か」と憂鬱になる
- 人間関係がギクシャクしている
- 社風が合わない
- 希望のライフスタイルが送れない
- 仕事が楽しいと感じられないなど
他にも思いつくことがあれば、自由に書き留めてください。そして、その紙に書いたことが「10年後も解決できない」のなら転職を考えた方が良いでしょう。なぜなら、今の辛さが10年後も続いてる可能性が高いからです。
まとめ
以上が、今の会社が自分に合っていなかを判断する「たった一つの質問」です。
今の会社が自分に合っていないかを知るには、
10年後を想像してみるのが有効です。
つまり、10年後に希望がもてないのであれば「自分に合っていない可能性が高い」です。
ただし、実際に転職をしてみれば分かりますが、
会社には多かれ少なかれ問題があるものです。
例えば、どうしても合わない上司がいる、給料が安いなど。
転職をすれば、一時的に給料が高くなる場合があります。
そして、上司との関係も良好になる場合もあるでしょう。
しかし、会社自体の業績が下がったり、異動して合わない人が上司となる場合もあるのです。
ですから、このような理由よりも、
「仕事自体が好きなれない」と言った場合だけ転職を考えてください。
いずれにしても、人生はやり直しができません。
ですから、後悔のない選択をしてください。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。
好きなことを仕事にする方法