自分はどうして、この会社で働いているのだろうか。
好きでもない仕事をし、満足のいかない給料をもらい、
重い足をひきづりながら会社に通う日々。
いつからだろう、働く意味が分からないなってしまったのは…。
あなたは生きる意味が分からず、
- ただ漠然と生活のためだけに仕事をしていませんか?
実は、その疑問を持ち始めたときがチャンスなのです。
なぜなら、このままの延長線上の人生で終わりたくない!
という気持ちが芽生えつつあるからです。
そこでこのページでは、働く意味が分からなくなってしまう理由と、その状態から抜け出す方法を紹介します。
Contents
働く意味が分からなくなってしまう理由
あなたは今の会社に入社するとき、どのような基準で決めましたか。おそらく、本当にやりたいという強い気持ちで決めたわけではなかったのではないでしょうか。
求人票を見て、
- 仕事内容
- 働く場所
- 給料
- 休日や残業の有無
- 福利厚生
- 会社の規模など
これらを自分の希望と照らし合わせて決めたのではないでしょうか。
もしかしたら、第一希望が受からずに、内定を出してくれた会社に決めたのかもしれません。何度受けても受からずに、とりあえず採用が決まった会社だったのもしれません。
本当にやりたいことは意味など必要ない!
いずれにしても、一切の妥協もせずに決めたわけではないと思います。妥協をしないといのは「あなたが心からやりたい仕事である」ことが条件です。この条件をはずしてしまうと、働く意味が分からなくなってしまうのです。
そもそも、本当にやりたいことであれば意味など必要がありません。心から満足しているため「この仕事でいいのか?」という疑問が出ることがないのです。そして、そんな会社であれば人間関係も良好になります。なぜなら、同じ興味をもった仲間たちと仕事ができるからです。
絶対に妥協をしてはいけないこと
昔と比べ、転職をすることは一般的になっています。むしろ、一生に一度も転職をしない方がめずらしいぐらいです。しかし、転職活動を始めてみると分かりますが内定は簡単にはもらえません。
確かに、条件を下げれば決まります。けれど、妥協をすれば必ずと言っていいほど転職は失敗します。ですから、簡単に妥協をしてはいけません。特に絶対にはずしてはいけないのは、
- あなたが本当にやりたいことです!
繰り返しますが、私たちは自分が本当に何がしたいのかが分かっていません。なぜなら、そこまで深く自分を知る機会がないからです。
分かりやすいように、私の例をあげます。私は日本大学の付属高校を卒業しました。特に何がやりたかったわけでもありません。高校受験のとき、塾の先生から推薦された高校へ受験したのです。当時の学業レベルが、その程度だったのでしょう。
そもそも普通科だったので、私自身もどこへ行っても一緒ぐらいに思っていました。そして、やりたいことも深く考えず大学にはいりました。父親が水道屋を営んでいたので、土木の大学に入ったのです。
それから、両親が離婚。水道屋は廃業しました。そして、土木を卒業したという理由だけで、建設関連の会社に就職を決めました。
このように、自分の人生でありながら深く考えもせずに進路を決めてきたのです。
おそらく、あなたも同じような道を歩んできたのではないでしょうか。なぜなら、日本には本当にやりたいことを見つけ出す教育機関がないからです。多くの人が、求人票と自分の希望条件を照らし合わせながら就職活動を行います。
ですが、一番大切な本当にやりたいことを深く追求はしません。だから、会社に入りると満足感が得られず辞めてしまうのです。実際、国の調査では大卒者の3割は3年以内に会社を辞めています。つまり、10人のうち3人は3年ももたずに会社を辞めているのです。
辞める理由は多々あると思いますが、その根底にあるのは
- 自分が本当に何がやりたいのかが分かっていない!
のです。だから、入社したあとになって満足感が得られずに辞めてしまいます。
偉そうに言っている私自身も、本当にやりたいことも考えもせず就職活動を行いました。最初に就職をした建設会社は半年で辞めましたし、また安定しているという理由で就職した市役所も、最終的にはやめました。その後、10年の間に20回以上の転職を繰り返すことになります。
絶対に妥協してはいけないことは?
ここでまで読んで頂ければ分かると思いますが、絶対に妥協してはいけないことは、本当にやりたいことを仕事にするということです。これを妥協すると転職は必ず失敗します。
本当にやりたいことを探す方法
私は20回以上の転職を経験しました。その転職経験を通して気づいたことは、給料や待遇、通勤、残業、休みなどで決めてはいけないということです。それらの条件も大切な要素ではありますが、本当の満足感は得られません。やりがいや満足感が得たいのなら本当にやりたいことをする必要があります。
しかし、本当にやりたいことは簡単には見つかれません。そこでオススメなのはコーチングです。コーチングとは、夢や目標を質問を通して行動に移していくコミュニケーション・ツールです。私はコーチとして20年以上に渡りコーチングを学んできました。そこで得た教訓は、本当にやりたいことを知るには質問が有効だということです。
答えは自分の中にある
私はコーチとして、数多くの人のクライアントさんと接してきました。その中で、特に多かったのが本当にやりたいことが分からないことです。そのクライアントさん達に共通していたのが「答えを外に求めていた」ことでした。
例えば、やりたいことを見つけるために本を読んだり、スポーツや趣味をしていたのです。しかし、それでは本当にやりたいことが見つかりません。なぜなら、答えを外に求めているからです。
人には「やりたい」という感情があります。それは、あなたにしか分からないものです。私は人と語り合うことが好きですが、あなたは嫌いかもしれません。なぜなら、人それぞれ好きなことが違うからです。当然ながら「好き」という感情は、本人しか分かりません。
つまり、答えは自分の中にあるのです。ですから、やりたいことを探すのではなく、自分を知ることの方が重要です。しかし、自分を知るといっても簡単ではありません。そんなときに有効なのが第三者からの質問です。
例をあげると以下のような質問です。
- 何の制限もなかったら何がしたいですか?
- 成功すると分かっていたら何をしますか?
- 一生暮らせるだけのお金があったら何をしますか?
- あと1年しか生きられないとしたら何がしたいですか?
- 生まれ変わったら何をしますか?
このような質問を繰り返し自分に問いかけるのです。
潜在意識の役割を知ろう!
人間には潜在意識といって、無意識に動いている意識があります。それは、心臓を動かす、体温を一定に保つ、血液を身体の隅々まで送るなどの役割があります。潜在意識は、いい悪いの判断はしませんが
- 危険から身を守る重要な働きがあります!
しかし、この潜在意識が「私たちのやりたいことを邪魔している」のです。なぜなら、やりたいことをするためには今の仕事を辞める必要があるからです。
たとえ働く理由が分からなくても、今の仕事を続けていれば生活はできます。しかし、会社を辞めれば生活の保証はありません。もしかすると「やりたい仕事だと思っていたことが違っていた」ということもあります。ですから、常に不安がともなうのです。潜在意識は不安に敏感です。
潜在意識は、不安を感じると邪魔をするのです。なぜなら、危険から身を守る大切な役割があるからです。会社を辞めたいのに不安で辞められないのは、潜在意識が上手く機能してとも言えるのです。
潜在意識を上手く活用するには?
潜在意識を、危険から身を守る大切な役割があることが理解できたと思います。その潜在意識を上手く活用するには、不安を感じないように「小さなことから始めるのが良い」です。
例えば、
- 絶対に成功すると分かっていたら何がしたいですか?
という質問を、何度も何度も自分に問いかけてください。そうすれば、潜在意識は眠っている間でも探してくれます。人には空白を埋めたいという欲求があります。つまり、疑問に思ったことは知りたいのです。ですから、本当にやりたいことが分からないときは、自分に何度も同じ質問をすると、無意識でも答えを探そうとします。
これを上手く活用すれば、答えは自然と見つかります。ですから、上記にあげたような質問を何度も自分に問いかけてください。しかし、あせって探そうとすると不安になります。すると、潜在意識が邪魔をするという悪循環になってしまうので気をつけてください。つまり、あらせらずに長期戦を覚悟するのです。
まとめ
以上が、働く意味が分からなくなってしまう理由と、その状態から抜け出す方法です。
働く意味が分からなくなってしまのは、今の仕事が本当にやりたいことではないからです。
本当にやりたいことであれば、心からの満足感があります。
ですから、働く理由も考えることがありません。なぜなら、楽しいからです。
あなたは楽しい時に、どうして楽しいのだろう?
という理由を知りたいとは思いませんよね。そうです。つまらないから理由を探すのです。
今の仕事に対して理由を求めるのは、
- このままでは終わりたくない!
という疑問を持ち始めたからです。
ですので、この機会に自分自身と真剣に向き合ってください。
そして、以下の質問の中で気に入ったものを1つ選んでください。
- 何の制限もなかったら何がしたいですか?
- 成功すると分かっていたら何をしますか?
- 一生暮らせるだけのお金があったら何をしますか?
- あと1年しか生きられないとしたら何がしたいですか?
- 生まれ変わったら何をしますか?
そして、何度も何度も自分に問いかけるのです。
すぐには見つかりませんが、必ず答えが見つかります。
そして、答えが出たら勇気をもって決断してください。
その決断ができたとき、働く理由が分かります。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。