上司と合わないと辛いですよね。
ムカつく同僚であれば、口もきかずに1日を過ごすことができます。
しかし、直属の上司の場合は、何をするにも意見をきかなければなりません。
まったく価値観の合わない上司と、上手くやっていくのは難しいです。
おそらく、会社を辞めたくなったこともあるのではないでしょうか。
けれど、上司と合わないからと言って会社を辞める勇気がない場合もあります。
そこでこのページでは、こんな上司なら転職を考えた方が良い5つの特徴を紹介します。
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転職を考えた方が良い5つの上司の特徴
上司と合わないからと言って、そのたびに会社をやめるわけにはいきません。2年~5年程度で異動ができるなら、それまで我慢するのも選択肢の一つです。また、定期異動ではなく、社長や人事に直接お願いをして「出向や部署を変えてもらう方法」もあります。
しかし、会社が少人数で常に接しないわけにはいかない時もあります。このような場合は、転職を考えるための基準をもった方が良いでしょう。なぜなら、基準をもたないと全てが悪く見えてしまうからです。また、基準をもっていれば解決策が見つかる場合あります。
私は20回以上の転職経験がありますが、以下のような5つの特徴をもった上司は転職を考えた方が良いと思います。なぜなら、このような上司は根本的に変わらないからです。ですから、辛くて会社を辞めたい状態なら転職活動を始めてください。
- その場にいない部下の悪口を言う
- 根本的に価値観が合わない
- あなたにだけ冷たくあたってくる
- 何度かぶつかったことがある
- まったく聞く耳をもたない
以上です。
他にも合わない理由はあると思います。その場合は解決策が見つかることもあるので、仲の良い同僚や先輩のアドバイスを聞いてください。しかし、上記の5つの場合は基本的に改善は難しいと考えてください。改善の努力は否定はしませんが、時間が無駄になる可能性が高いです。
それでは、5つの特徴について解説します。
1.その場にいない部下の悪口を言う
私は基本的に、この部下の悪口を言う上司が一番きらいです。そして、このような上司と離れられない状況なら転職を考えた方が良いでしょう。私は20回以上も転職を経験していますが、このタイプの上司は攻撃的な性格の人が多いです。そして、下には強く上には弱い傾向があります。
例えば、私が以前いた会社の上司は、その場にいない部下の悪口を常に言っていました。当然のことながら、私がいないときには悪口を言っていることも周りから聞いています。このような状態で最もつらいのは、上司からの同意を求められるときです。
「あいつは本当につかえね~なぁ」などと散々いない人の悪口を言ったと思ったら、「そう思うだろう、野澤?」と同意を求めてくるのです。当時は、否定する勇気がなかったので相槌(あいづち)を打っていました。それが罪悪感でした。また、上司に言い返せない自分への情けない気持ちが重なり、最終的にはウツになりました。
このような上司の場合は、一刻も早く転職を考えた方がいいでしょう。私のように精神的に病む前に、早めにその場から離れることをオススメします。
2.根本的に価値観が合わない
会社には、根本的に価値観が合わない上司もいます。このような人が上司だと、意見の対立ばかりが起こります。内向的な性格だノイローゼになってしまうこともあるので気をつけましょう。
上司の中には、
- 自分の意見はすべて正しい!
と考える人も少なくありません。また、間違っていても認めず話をはぐらかそうとします。そのくせ、こちらが失敗をすると頭ごなしの怒鳴りつけるのです。こういった上司とは、おそらく今後も交わることがないでしょう。ですから、早めに転職活動を始めてください。
3.あなたにだけ冷たくあたってくる
上司の中には、エコひいきする人も多いです。Aさんには優しいのに、自分に冷たい。同じような提案をしても、私の意見だけ却下されることも多いです。つまり、あなたのことが嫌いなのです。
本来ならば、上司は好き嫌いで部下を判断してはいけません。しかし、それは建前上の話です。実際は、好き嫌いで判断していることの方が多いのです。そんな上司ですと、こちらがすり寄っていけばいくほど、図に乗ってきます。そして、さらに冷たく対応してくるのです。
ですから、このような状態が続いているなら転職を考えた方が良いでしょう。
4.何度かぶつかったことがある
上司と意見が合わず、ぶつかってしまった場合も要注意です。嫌な上司というのは、自分の方が人間的に偉いと考えています。本来は、会社の中だけは偉いのであって、人間的に上ということではありません。しかし、多くの上司は勘違いをしています。
ですから、意見を言ってきた部下に対して、
- 生意気なヤツだ!
と否定的にとらえるのです。まして、一度でもぶつかってしまうと根に持つ人が多いです。なぜなら、自分の方が人間的に上だと考えているからです。
例えば、私は何度か会社の利益になると思い、上司のやり方に否定的な意見を言ったことがあります。私の意見が間違っている場合もあると考え、周りの意見も聞いてみました。そして、周りの意見も私と同じ意見だと確認をしました。
当然のことながら顔をつぶさないように伝えましたが、上司は私のことを皆の前で怒鳴りつけたのです。つまり、上司は会社の利益よりも自分の感情を優先するのです。
それからは、私に対する態度が明らかに違っていました。こちらも反省し、上司と上手くやっていく努力をしましたが修復は難しかったです。ですので、一度でも上司とぶつかってしまった場合は「改善は難しいと考えた方が良い」でしょう。
5.まったく聞く耳をもたない
最後は、まったく聞く耳をもたない上司です。このタイプの上司も非常に多いです。上司とはいえ、すべてが正しいわけではありません。ですから、ときには部下の意見に耳を傾ける必要があります。
先ほども説明をしましたが、上司の中には、
- 人間的に自分の方が上である!
と考えている人も少なくありません。こういった上司は、まったく部下の意見に耳を傾けようとしません。なぜなら、自分の意見は絶対だと考えいるからです。確かに、実績も能力も上司の方が上です。しかし、すべてが正しいわけではありません。まして、第一線から離れてしまっているので、お客様のニーズをくみ取っていないことが多いのです。
しかし、「そんなことは分かっている」というプライドが邪魔をして、自分の意見を通そうとします。これでは、何の成長も発展もありません。だったら、一から十まで指示を出してくればいいのです。部下に仕事をまかせた以上、部下の意見に耳を傾けるのが最低限のマナーというものです。
このような上司も、改善の余地がありません。ですから、心当たりあれば転職の準備を始めましょう。
転職活動を始める前の注意点
あなたの上司は、この5つの特徴にあてはまっていましたか。もし、今後も上司と関わっていかなければいけないのなら、転職活動を始めてみてください。転職活動を始めたからと言って必ず転職をする必要はありません。
実際、転職活動を始めたら、
- 今の上司の良い点も理解できた!
なんてこともあります。それは、実際に転職活動を始めてみると冷静に今の状況が見れるようになるからです。なぜなら、失ってみて初めて分かることがあるからです。
ですから、今の状況を客観的に見るためにも
- 実際に転職活動を始めてください!
ただし、転職活動は必ず在職中に行うようにしましょう。なぜなら、転職は甘くないからです。
会社を辞めた後の方が、自由な時間があるので内定をもらえる確率が増えます。しかし、それ以上に生活費の心配が非常に大きいです。そして、内定が決まらない状態が続くと希望条件を下げてしまうのです。これでは転職をしても失敗する可能性が高くなります。
特に35歳を超えてしまうと、求人がガクッと減る傾向があります。ですので、転職を甘く考えるのはやめましょう。だからと言って、恐れる必要はありません。しっかりと準備を整えれば内定がスムーズにもらえます。詳しくは>転職から内定を得るまでの5つのステップ
まとめ
以上が、転職を考えた方が良い5つの上司の特徴です。
この特徴以外にも、ダメな上司は数多くいます。
ですから、どうしても耐えられないときは転職を考えてください。
しかし、何の基準ももたずに一時的な感情で決めるのは良くありません。
なぜなら、後になって必ず後悔するからです。
私自身、何度か一時的な感情で会社を辞めたことがあります。
しかし、転職をしたからと言って
- 全ての問題が解決するわけではないのです!
前の会社の上司の方が良かった。なんて笑えない話もあります。
ですから、会社を辞める前に「あなたなりの基準をつくる」ことをオススメします。
そして、改善できるならば今の会社を辞める必要はないでしょう。
けれど、改善が不可能なら転職活動を始めてください。
繰り返しますが、転職活動をしたからと言って必ずしも転職をする必要はありません。
転職活動中に、今の会社の良さに気づくこともあるかもしれません。
そのようなときのために、転職活動は必ず在職中に行ってください。
そして、誰にも言わずコッソリと行いましょう。
あなたの今後の人間関係がより良くなることを願っています。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。