一般的に「仕事は辛くても続けるべきだ。仕事は苦しいのが当たり前だ」と言います。
好きなことを仕事にして生活ができるのは、才能がある一部の人たちだけだとも言われています。
それって、
- 本当にそうなのでしょうか?
本当に才能がなければ、嫌いな仕事でも我慢しなければいけないのでしょうか。
誰がそんなルールを決めたのでしょう。
実は、私も昔はそう考えていました。
なぜなら、私の周りには「嫌いでも我慢して仕事を続けている人ばかりだった」からです。
けれど、私は今好きなことをビジネスにしています。
どうして、私は変われたのでしょうか。
それは、
好きなことを仕事にしている人は、特別な人ではないと分かったからです。
多くの人は周囲に流されて生きています。
つまり、周りの人ができないと言えば、できないと考え、
つまらない仕事でも我慢が大切と言えば、そう信じてしまうのです。
そこでこのページでは、つまらない仕事で会社を辞めるべきかで悩んだときの判断になる考え方を紹介します。
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つまらない仕事は、いつまでもつまらない?
一般的な会社員だと、仕事は1日の大半を過ごすことになります。通勤や残業まで含めると、仕事以外で自由に使える時間はごくわずかです。ですから、その仕事がつまらないと人生そのもが楽しくありません。
まして、これから定年まで今の仕事をつづけるとなると、
- 考えただけでゾッとしませんか?
もしかすると、今の辛い仕事も部署などが変わって楽しくなるかもしれない。また、嫌いな上司がいなくなれば気楽に仕事ができるかもしれない。または、今よりも上にあがれば面倒な仕事をやらずに済むかもしれないと考えていませんか。
おそらく、そのつまらない状況は今後も変わりません。なぜなら、あなたの考え方が待ちの姿勢だからです。つまり、自分から状況を変える努力をしていなのです。
実は、このように偉そうに言っている私自身も、そんな時期がありました。不満ばかりを口に出し、状況が良くなるような努力は一切しない。そんな否定的な考え方でした。
待ちの姿勢では何も変わらない!
そんな状況を何とか変えたかった私は、お世話になった恩師に相談をしました。
その恩師から言われたのが、「野澤くん。待ちの姿勢では何も変わらないよ。それでは転職しても上手くはいかないと思う…。君に一つだけアドバイスをあげよう」
それは、
- 3か月でいいから死にものぐるいで仕事をしてごらん!
というものでした。
それから3カ月間、私は死にものぐるいで仕事をしました。朝5時に出社し仕事をこなしました。皆がやりたがらない仕事も率先して引き受けました。どうしても終わらない仕事は残業をしましたが、すべてサービス残業です。
すると、不思議なことに仕事が楽しく感じられるようになったのです。ただし、上司に相談もなく残業をしたことが問題となり(サービス残業だったにも関わらず)、最終的に会社を退職しました。
実は、上司とは昔から折り合いが悪かったため足元をすくわれたのです。
全力で打ち込めば楽しくなることも?
結局、私は足元をすくわれて会社をやめましたが、ここで得られた教訓があります。それは、全力でやってみると楽しくなることもあるというこです。昔のことわざで「石の上にも3年」というものがあります。これは、がまん強く辛抱すれば成功するという意味です。
時代の流れが速くなり、3年も我慢する必要はありません。けれど、せめて辞める前の3カ月ぐらいは全力で今の仕事に取り組んでください。それでも、楽しいと感じなければ、
今の仕事があなたに合っていない!
のです。それもせずに転職をすると「やっぱり前の会社の方が良かった」ということになりかねません。まずは、後悔しないためにも3カ月間は全力で今の仕事に打ち込んでください。
辞めたいのに辞めらない心理
中には、「今まで頑張ってきたので、3カ月がんばれる気力がない」という方もいるかもしれません。
それでも、会社を辞める勇気がない…。
そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。実際、会社を辞めたいのに辞めらないという悩みをもった人は多いです。どうして、このような複雑な心理状態になるのでしょう。
それは、以下の2つの恐れがあるからです。
- 新しい環境に対する恐れ
- 慣れた環境を手放すことへの恐れ
会社を辞めて新しい転職先に行くには、数多くの恐れがあります。
例えば、「人間関係は上手くいくのか。今までの能力で通用するか。今と同じように仕事がつまらないのではないか」など。
そして、慣れた環境を手放す恐れもあります。イヤだイヤだと思っていた仕事でも給料は安定しています。人間関係もすべての人と仲が悪いわけではありません。そして、今まで積み上げきた実績もあります。それらを手放したくない気持ちがあるのです。
この2つがせめぎ合うことで、会社を辞めたくても辞めらない状況になるのです。
今の仕事を続けることで失うもの
確かに、慣れた環境を手放す恐れはあります。実際、お金に関しても10年、20年と勤めていれば退職金ももらえます。地位も少しずつあがってきたでしょう。しかし、つまらない仕事を続けることで失うものがあります。
- それは時間です!
実は、時間は命と一緒なのです。こうしている時間も、刻一刻と過ぎていきます。そして、時間の経過と共に「生きられる命も短くなっている」のです。私たちはお金を失うことには敏感です。しかし、時間に対しては鈍感なのです。
例えば、私たちは、お金をドブに捨てることは絶対にしません。まして、燃やすことなどできません。けれど、時間はどうでしょう。イヤだイヤだと考えている時間は、
- 無駄にしていると思いませんか?
ドブに捨てているのと一緒ではないでしょうか。失った時間は二度と取り戻すことはできません。ということは、時間を無駄に過ごすことは、お金を燃やしてしまうのと一緒なのです。つまり、二度と戻すことはできないのです。
このように、時間は最も貴重です。ですから、これからはお金と同じように時間も大切にしてください。
仕事がつまらないなら「今の会社を辞める」という前提で!
仕事がつまらないと考えながら、貴重な時間を過ごすのは命を無駄にしています。何より、自分で自分を虐待しているです。確かに、生活のためには我慢が必要な時期もあるでしょう。しかし、その我慢をいつまで続けるのでしょうか。それも分からず過ごすのは本当に辛いです。辛すぎます。
それでも転職に迷っているなら、転職の基準をもちましょう。詳しくは、転職を判断するときの7つの基準を参考にしてください。
転職活動を始めよう!
転職に不安があるのなら、実際に転職をした人に話を聞いてみるといいでしょう。私も先輩や友人から話を聞きました。そして、たいがい返ってくる答えは、
- 大丈夫、なんとかなるよ!
というものでした。
私は20回以上の転職を経験しましたが、本当に「なんとかなる」ものです。ですから、まずは転職活動を始めてください。実際に始めてみると色々なことが分かります。
- 市場価値(給与水準)の高さ
- あなたのスキルレベル
- 求人数の多い少ない
- 必要な資格
- やりたい仕事の有無など
これらは、実際に転職活動を始めてみないと分かりません。これらを客観的にアドバイスしてくれるのが、転職エージェントです。転職エージェントは、求人会社と求職者(あなた)との橋渡しを行ってくれる仲介者です。面接のアドバイス、給料の交渉なども行ってくれる心強い存在です。
ですから、転職エージェントを上手く活用してください。詳しくは>転職から内定を得るまでの5つのステップ
まとめ
以上が、つまらない仕事を「続けるべきか辞めるべきか」で悩んだときの判断となる考え方です。
つまらない仕事を続けるのは、本当に辛いです。
辛くても、いずれ楽しくなれば希望がもてます。
しかし、定年まで続くようなら、
- 早い段階で転職活動を始めてください!
繰り返しますが、時間は二度と取り戻すことはできません。
つまり、寿命と一緒なのです。
限りある命をイヤイヤ過ごすのか、それとも、楽しい時間に変えていくのか。
それを決めるのは、今後のあなたの行動しだいです。
つまらい仕事は、いつまで経ってもつまらないです。
だったら、3カ月間だけでも全力で今の仕事に打ち込んでください。
それでも、つまらないようなら、
今の仕事は、「あなたに合っていない」のです!
ですから、あなたの適性に合った仕事を探してください。
探し方が分からない方は>35歳までの「適職・天職」の見つけ方を参考にしましょう。
あなたにピッタリ合った仕事に出会えることを願っています。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。