会社を辞めてみたものの、やっぱり前の会社が良かった…。なんてことがありますよね。
しかし、前の会社に戻っても
- また辞めたくなるかもしれません!
実際、その可能性は高いです。
なぜなら、人はそれほど簡単に変われないからです。
現在は、転職先で上手くいかないから前の会社が良く見えているのです。
ですから、前の会社に戻っても同じような理由で辞めたくなります。
そこでこのページでは、転職前に会社に戻る前に考えておきたい大切なことを紹介します。
Contents
転職に失敗する5つの理由
以前にいた会社に戻る前に、今の転職が失敗した理由を知ることが重要です。なぜなら、原因が分からなければ同じ過ちを繰り返す可能性が高いからです。実は、私は20回以上の転職経験者です。ですから、転職の失敗をイヤというほど経験してきました。その中から主な5つの理由を取り上げます。
ぜひ、自分自身に当てはめて考えてください。この5つの理由を知っておくだけでも今後の転職に役立ちます。
- 事前のリサーチ不足
- 理想が大き過ぎる
- 人間関係が苦手
- 自分のやり方にこだわる
- 本当にやりたい仕事ではない
以上です。
それでは、一つずつ具体的に解説します。
1.事前のリサーチ不足
転職で大切なのは、リサーチ(調査)です。けれど、多くの人はハローワークで書かれているような、最低限の求人情報で決めてしまいます。これでは、失敗する可能性が高いです。確かに、給料などの条件は重要です。しかし、
それだけでは
- どんな内容の業務をするのか分かりません!
例えば、「一般事務」という求人の募集要項には、以下の画像のように
- パソコンを使用
- 官公庁に書類を提出
- 水道間関係が主体
- 現場に届け物をする
といった程度の内容しか書かれていません。これでは、どんな業務をするのか分かりませんよね。
実際に、私はこの会社に入社しました。けれど、使用期間の3カ月で辞めたのです。なぜなら、募集要項とは違った業務ばかりだったからです。
例えば、募集要項には、さりげなく「現場に届け物をする」ということが書かれていました。これだけを見ると事務職採用なので、たまに現場に届ければ良いと考えてしまいます。けれど、それが毎日のように現場にかり出されるのです。
このように、ハローワークや転職サイトの求人情報では、「どんな業務をするのか分からない」と言ったことが多くなります。これでは、実際に入社してみるとギャップが大きくなり辞めたくなります。
2.理想が大き過ぎる
この理想が大き過ぎるのも、すぐに辞めたくなる原因です。当然ながら、前の会社を辞めたのには理由があったはずです。その理由が辛いものであればあるほど、転職先への期待は大きくなるでしょう。しかし、正直に言います。
転職をしたからと言って、
- 全てがバラ色になるわけではありません!
むしろ、前の会社よりも条件が悪くなることもあるのです。その覚悟がないまま、頭の中で妄想し過ぎると失敗します。特に、人間関係が原因の場合は危険です。転職の主な原因は人間関係です。
例えば、上司にパワハラを受けているなどの理由がありますよね。その上司の顔を見たくないほど会社に行きたくない…。といった理由で辞める人が多いです。実際、私もパワハラ問題で辞めたことが何度もあります。
会社を辞めたことで解放されると考えていた矢先、「転職先にも同じような上司がいた」という笑い話にもならないことがありました。
このように、理想と現実のギャップは予想以上に辞めたい理由になります。
3.人間関係が苦手
この人間関係が苦手というのも、辞める理由としては非常に多いです。この原因で気をつけなければいけないのは、原因が自分にある点です。つまり、原因が自分にある以上
- 転職しても上手くいきません!
ですから、まずは今の職場で人間関係を改善する努力をしてください。ただし、条件が一つあります。それは、「今の会社の仕事が好き」ということです。これをはずしてしまうと上手くいきません。なぜなら、仕事が嫌いだと会話が合わないからです。
例えば、野球が好きな人同士は、野球という共通の話題で盛り上がることができます。それと同様に、仕事自体が好きであれば自然と会話もはずみます。しかし、どちらかが会社の仕事が嫌いだと会話がはずみません。
おそらく、あなたが今の仕事が嫌いな可能性が高いです。なぜなら、一人の相手ではなく周りの同僚とも上手くいっていないからです。
このように、人間関係の問題は根が深いです。改善の方法としては、「傾聴」というスキルを身につけると良いでしょう。傾聴は、カウンセリングの技法の一つです。
傾聴は、相手の話していることに真剣に耳を傾けることを言います。次に話すことを考えながら聴くのではなく、相手の話に集中します。やり方としては、大きく相槌(あいづち)を打つのが良いでしょう。すると、相手は気持ちよく話すようになります。傾聴のスキルを身につけるだけでコミュニケーションの達人になれます。
4.自分のやり方にこだわる
自分のやり方にこだわるのも、転職先で嫌われる原因になります。これは、経験が豊富なベテランに多くありがちなことです。確かに、転職先のやり方よりも、あなたが今までやってきた方法の方が効率が良い場合もあるでしょう。しかし、転職先では今のやり方がベストなのです。
それをベテランとはいえ新入社員のあなたが、
- このやり方の方が効率だと思います!
などと言ってしまえば、先輩の反感を買ってしまうでしょう。すると、「だったら自分で勝手にやれば!」となってしまいます。
例えば、私も何度かこの失敗をやらかしています。言葉はやわらかく言ったつもりでしたが「生意気なヤツ」と思われてしまいました。結局、私はその会社にいずらくなり退職しました。
このように、今までのあなたのやり方は一度すててください。そして、少しずつ慣れてきたら、上司に「このやり方に変えていいでしょうか」と打診し、改善していけば良いでしょう。
5.本当にやりたい仕事ではない
転職先で上手くいかない原因に、「その仕事が本当にやりたいことではない」ということがあげられます。これは、正直に言って致命的です。ですから、
できるだけ傷が浅いうちに、
- やりたい仕事に転職してください!
原因は、給料や残業の有無、就業場所などで決めることです。確かに、前の会社を辞めたい理由が給料の安さなどにあった場合、給料が高い会社であれば飛びつきたくなる気持ちも分かります。しかし、それだけでは間違いなく失敗します。なぜなら、仕事自体を楽しめないからです。
ですから、最初に優先すべきは、あなたが本気でやりたい仕事をすることです。それがベースにあれば転職は成功する可能性が高いです。しかし、中には「やりたいことが分からない」という人もいるでしょう。
そんな時に役立つのがコーチングです。コーチによる客観的な質問によって、あなたの心の奥底に眠っている答えを引き出してくれます。受けることをオススメします。※コーチングとは、夢や目標をコミュニケーション・スキルを使ってサポートする手法です。
前の会社に戻ることはオススメしません!
転職が上手くいかない原因が理解できましたか。ところで、あなたは今の会社が上手くいかなくて「前の会社に戻りたい」と考えていないでしょうか。確かに、前の会社の方が良い部分もあったかもしれません。しかし、私はオススメしません。なぜなら、再び辞めたくなる可能性が高いからです。
そもそも、
- どうして前の会社を辞めたい!
と考えたのでしょうか。そして、実際に辞めると決断したのでしょう。そこを、もう一度ふり返ってほしいのです。辞めたいと考えるのと、実際に辞めるのとでは天と地ほどの違いあります。そして、あなたは実際に前の会社を辞めました。ということは、覚悟をもって転職を決めたはずです。
それを転職先で上手くいかないからと言って、前の会社に戻っても上手くいくはいきません。実際に、私も上手くはいきませんでした。特に辞めた原因が人間関係である場合は、なおさらです。戻れば、再び人間関係に悩まされるだけです。
それよりも、傷が浅いうちに他の会社への転職をオススメします。二度と同じ過ちを繰り返さないために、転職をスムーズに進めるためのステップを紹介します。このステップ通りに進めれば転職活動がスムーズに行えます。ぜひ、参考にしてください>転職から内定を得るまでの5つのステップ
まとめ
以上が、以前の会社に戻る前に考えておきたい大切なことです。
転職先で上手くいかないと、前の会社に戻りたくなります。
しかし、戻っても上手くいく可能性は低いです。
それよりも心機一転、新しい会社に転職をした方がいいでしょう。
それには、以下の5つに注意してください。
- 事前のリサーチを徹底する
- 転職で全てが解決すると考えない
- 傾聴のスキルを身につける
- 転職先のやり方をマスターする
- 本当にやりたい仕事をする
この5つを守ってもらえれば、転職で失敗する可能性は極めて低くなります。
いずれにしても、
傷が浅いうちに今の会社に見切りをつけた方がいいでしょう。
くれぐれも、我慢してムダに時間を過ごすことはやめてください。
なぜなら、転職は年齢が若いほど決まりやすいからです。
あなたの理想の転職先が見つかることを願っています。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。
好きなことを仕事にする方法