転職が決まっても、すぐに辞めたくなる。
仕事が長く続かない。
転職を何度も繰り返してしまう…。
これは、精神的に問題があるのでしょうか。
それとも単なる逃げなのでしょうか。
実は、転職を繰り返すには潜在意識が深く関係しています。
そこでこのページでは、潜在意識のメカニズムについて解説します。
Contents
精神的な問題ではない理由
実は、私は20回以上の転職経験者です。これだけ多くの転職を繰り返すのは、私自身にも問題がないとは言えません。特に、私の場合は父親の影響がありました。父親が傲慢で私のことをバカにしていたため、似たような上司がいると会社を辞めたくなってしまうのです。
確かに、これだけを見れば、
- 精神的な問題と受け取られても仕方がありません!
しかし、私はこの問題を克服した後でも転職を繰り返しました。そこで、分かったことが一つあります。それは、精神的な問題というよりも環境が大きく影響していたのです。環境とは、会社の雰囲気と言いかえることができます。
ハローワークの求人は要注意!
特にハローワークの求人は要注意です。それも、長期間にわたって求人を掲載している会社は問題がある場合が多いです。なぜなら、人の入れかわりが激しいからです。つまり、長く求人を掲載している会社は「条件が悪いか、入っても雰囲気が最悪ですぐに辞めてしまう」かのどちらかです。
入社してみると分かりますが、社長がワンマンであったり、パワハラ上司がいたり、イチイチうるさい年配の女性がいたりします。
また、新入社員が入ってきても誰も教えようとしない会社もあります。そして、会社にいない人の悪口ばかりを言っている職場もあります。つまり、その場に自分がいなければ何を言われているか分からないのです。このような会社であれば、辞めたくなるのは当然です。ですから、あなたに精神的な問題があるというよりも会社に問題がある場合も多いのです。
潜在意識のメカニズム
会社が続かないのは、「精神的な問題ではない」ことが理解できたと思います。しかし、辛い仕事を我慢していると本当に精神的に病んでしまうので注意が必要です。では、一体どうして会社を辞めたくなってしまうのでしょうか。
それは、
- 潜在意識が大きく影響しているからです!
潜在意識とは?
人の意識には、顕在(けんざい)意識と潜在(せんざい)意識の二つがあります。この2つの意識のうち、無意識の部分である潜在意識が転職に深く影響しているのです。なぜなら、潜在意識は危険から身を守る役割があるからです。
太古の昔、私たちは人間は常に危険にさらされていました。他の動物と比べパワー(力)もなく、足が速いわけでもありません。また、鳥のように空を飛ぶこともできません。そこで発達したのが脳です。脳は、危険から身を守ったり生命を維持するために大きく進化したのです。
しかし、問題が起こりました。それは、動物に襲われることがなくなった反面、ストレスが大きくなったのです。そして、潜在意識は、ストレスが大きくなると身の危険を感じてしまうのです。
潜在意識を味方につける
会社を辞めたくなるのは、潜在意識が身の危険と勘違いをしているからです。当然ながら、新しい会社にいけばストレスが溜まります。なぜなら、すべてをイチから始める必要があるからです。
例えば、人間関係もイチから築く必要があります。パソコンのソフトなどに慣れるのも苦労します。電話に出るのも知らない得意先ばかりです。しかし、これらも時間が経てば慣れてしまいます。ですから、あせらずに少しずつ覚えていけば良いのです。
転職の場合、どうしても即戦力を期待されます。その期待に応えようと無理をします。だから、ストレスがたまるのです。しかし、無理をしても続きません。少しずつ慣れていくしかないのです。
このように、潜在意識はストレスが大きくなると身の危険が迫っていると勘違いをします。だから、その状態から逃げ出すために「会社を辞めたくなってしまう」のです。
潜在意識は小さなことは鈍感です!
潜在意識は、急激な変化が嫌いです。なぜなら、危険と感じてしまうからです。ですから、焦って環境に慣れようとするほど、不安に感じてしまいます。潜在意識を味方につけるには、小さな変化です。潜在意識は小さな変化には鈍感なのです。
そして、
- 小さな変化を続ければ習慣に変わります!
こうして、習慣になってしまえば無意識にできるようになります。人は意識して行動しているうちは疲れます。そして、ストレスも溜まります。しかし、無意識にできてしまえば疲れません。またストレスも溜まりません。ですから、習慣になるまでが勝負なのです。
転職を繰り返す人の特徴
転職を繰り返す人の特徴は、自分の身の丈以上に無理をしてしまうのです。期待に応えようと、自分の能力以上を出そうとします。本当はやりたいない仕事でも、無理をして引き受けます。そして、そのストレスを自分の中に溜め込んでしまうのです。
愚痴を言える仲間を作ろう!
私は20回の転職経験があることはお伝えしました。その経験の中で長く続いた会社があります。なぜなら、愚痴を言える仲間ができたからです。これは非常に重要です。特に、入社したばかりだと会話ができる相手がいません。そして、たくさん覚えることもあります。
ですから、ストレスが溜まりやすいのです。そんなときに、一人でも気の合う仲間がいればどうでしょうか。それは心強い味方になります。会話をすることでストレスも解消します。会社以外の仲間もいいいですが、会社の事情を知っている人の方が共感がしやすいです。
ランチや飲み会には積極的に参加すること
例えば、私は人間関係が苦手であったため、ランチや飲み会には消極的でした。奥さんが弁当を作ってくれていたので、同僚と食べに行くこともありませんでした。また、飲み会も面倒で断っていたのです。すると、仲の良い同僚もできず孤独になってしまいます。
しかし、それではイケナイと気づき、積極的に参加したのです。すると、私のことを気にかけてくれる先輩や同僚が少しずつ増えていきました。そのような仲間が増えることで、少しずつストレスも溜まらなくなっていきました。
このように、愚痴を言い合える仲間が増えるにつれ、仕事を辞めたいと思わなりました。最終的に、やりたいビジネスがあったため会社を辞めましたが、今でも当時の仲の良かった同僚との付き合いは続いています。
まとめ
以上が、転職を繰り返す潜在意識メカニズムの解説です。
潜在意識は、急激な変化を嫌います。
なぜなら、身の危険を感じてしまうからです。
潜在意識を味方につけるには、無理をせず小さなことを継続すれば良いのです。
そうすれば、やがて習慣になりストレスが減ってきます。
そして、もう一つ重要なことは、
- 愚痴を言い合える仲間を作ることです!
それには、ランチや飲み会に積極的に参加することが重要です。
気の合う仲間が増えることで、仕事もスムーズに回り出します。
仕事をするのなら、仲の良い仲間がたくさんいた方が楽しいです。
ぜひ、あなたも楽しい仲間を増やしてください。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。