本当は、今の仕事が嫌いで辞めたい。
けれど、自分には才能がないので辞められない。
私たちは、才能がないと好きな仕事ができないのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。
才能は一部の特別な人だけに備わっているものではありません。
なぜなら、好きなことを素直に継続した人であれば発揮できるものだからです。
そこでこのページでは、才能がないとやりたい仕事ができないという5つの誤解を紹介します。
Contents
5つの誤解
才能がないとやりたい仕事ができないという誤解には、以下の5つがあります。この誤解を知れば、才能がなくてもやりたい仕事ができるようになります。つまり、人は才能がある・なしに関わらず
- やりたい仕事をすべきなのです!
この5つをチェックし、あなたに当てはまるものがあったら認識を変えてください。それは、才能がなくてもやりたいことはできるという思い込みに変えることです。以下の5つを知ることが最初の一歩となります。
- 特別な人という誤解
- 遺伝という誤解
- すぐに開花するという誤解
- 努力がむくわれるという誤解
- 才能は一つという誤解
以上です。
それでは一つずつ解説します。
1.特別な人という誤解
やりたい仕事で能力を発揮している人を見ると、特別な才能があると感じてしまいます。そして、その人と比較して劣等感を抱くようになります。確かに、アスリートや芸術家のような分野では特別な才能が必要な場合もあるでしょう。しかし、一般的な仕事をする場合には、
- 特別な能力など必要がありません!
ですから、劣等感をいだく必要などありません。その人たちに学ぶべきことがあるとすれば、純粋にやりたいことをしている点です。
例えば、私の知り合いにはビジネスで成功している人が多くいます。その人たちは特別な才能などありません。しかし、共通していることが一つだけあります。
それは、やりたいことをしている点です。ですから、やらされているという感覚がなく、やりたいからやっているのでストレスがないのです。
このように、才能がなければ成功ができないとか、何か特別な人であるといった誤解は捨ててください。それよりも、純粋にやりたいことをやっていきましょう。そうすれば、あなたの才能がいかんなく発揮されます。
2.遺伝という誤解
才能がある人は、親からの遺伝を受け継いでいるという誤解もあります。100%遺伝がないかと言われれば、そうではありません。しかし、多くの場合は遺伝ではありません。
例えば、親が有名なプロ野球選手であっても、その子供が野球で才能が発揮するとは限りません。むしろ、才能が発揮できないケースの方が多いです。そうでなければ、一流のスポーツ選手の子供たちは全てプロの選手として活躍しているはずです。
しかし、そうした結果にはなっていません。
このように、親の遺伝によって「才能がある・なしが決まってしまう」というのは誤解です。
3.すぐに開花するという誤解
才能は本人に備わっているもので、すぐに開花するという誤解があります。そもそも、「才能=すでに本人の中にある」と考えている人も多いのです。しかし、才能があるからと言って短時間に芽が出るものではありません。
才能を発揮するには、
- やりたいことをコツコツと積み重ねることが重要です!
才能があるからと言って、何の行動も起こさなければ発揮されることはないのです。
例えば、スポーツ選手が「ある日、急に芽が出てきた」と言います。しかし、それは、そのスポーツ選手が才能を磨いてきた結果なのです。
この現象は植物も一緒です。芽が出るまでは土の中で根が四方八方に伸びています。けれど、その根は土に埋まっているため「ある日突然、芽が出てきたように感じる」のです。
このように、才能は「すぐに開花する」ものではありません。長年の下積みが大切です。そのことを忘れないで下さい。
4.努力がむくわれるという誤解
才能があれば努力は必要ない。また、努力をすればむくわれるという誤解があります。誤解がないように言っておきますが、私は努力を否定しているわけではありません。むしろ、努力はした方が良いと考えています。
けれど、間違った努力をしてもむくわれる可能性は低いです。では、間違った努力とはどのようなことを言うのでしょうか。
例えば、無理をし過ぎて身体を壊してしまう場合があります。練習の質が悪かったり、量が足りなかったりする場合もあります。これらは、間違った努力の一例です。
その中でも特に重要なのが、
- 本当にやりたいことを仕事にすることです!
これを無しくして努力がむくわれることはありません。むしろ、これさえ外さなければ努力はむくわれると言っても過言ではありません。これは重要なので絶対に忘れないでください。
5.才能は一つという誤解
才能は一つという誤解もあります。実際、私も長い間、この誤解を信じてきました。しかし、20回以上の転職経験を通して才能は一つではないということが分かりました。つまり、小さなことをかけ合わせることで才能が発揮されることもあるのです。
例えば、以下のようなことが、かけ合わされれば才能と言えるものになります。
- 机の上が常に整理されている
- 1週間のスケジュール管理ができている
- 打ち上げの場を仕切るのが上手い。
- 差し入れなどをして周りのやる気をアップさせる
- 場の雰囲気を明るくさせる
- リスク管理を事前に察知できるなど
このようなことは、一見すると才能ではないように感じます。しかし、仕事を効率良くするために欠かせない要素です。つまり、小さな才能であっても、積み合わさることで大きな力が発揮されるのです。
他にも、落ち込んでいる人を勇気づけられる、同じ失敗を繰り返さない工夫ができるなども小さな才能と言えます。こうしてみると、才能は誰でも備わっていることが理解できます。
大きな才能だけが才能ではない!
才能というと、プロ顔負けのピアノの演奏ができる。小学生なのにプロに匹敵するゴルフの腕前があるというようなものをイメージします。確かに、将来プロのアーティストやアスリートとして活躍するのであれば、特別な能力が必要かもしれません。
しかし、仕事での才能ということであれば、それほど特別な能力は必要ありません。もし、本当に才能がなければ活躍できないのであれば、ビジネスで上手くいっている人はすべて特別な能力が備わっていることになります。しかし、周囲の社長を見ても特別な才能を持っている人ばかりではありません。
例えば、私の知り合いにはビジネスで成功している人が多くいます。しかし、その人たちはトップアスリートのような特別な能力はありません。むしろ、部下をやる気させる能力などの小さな才能が積み合わさっているに過ぎないのです。
このように、才能は一つに抜きんでているというのは誤解です。仕事に関して言えば「誰でもできるようなことを誰にもできないぐらいに継続できる方が才能と言える」のです。
まとめ
以上が、才能がないとやりたい仕事ができないという5つの誤解です。
やりたいことを仕事にするのに、才能は必要ありません。
仮に才能と言えるものがあるとすれば、
誰でもできるような小さなことです。
それも一つではなく複合的に積み合わさっているのです。
そのように考えれば、凡人の私たちだからこそできることがあります。
例えば、失敗したことを繰り返さない工夫をするなどは、
仕事をする上で大切な才能です。
このような小さなことを積み上げることが大切です。
誰にでもきるようなことを誰にもできないぐらいに徹底して行う。
これこそが、才能の正体です。
あなたの才能が、いかんなく発揮されることを期待しています。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。