金曜日の夕方になると、明日から休日だと少し気分が晴れやかになります。
しかし、日曜日の夜になると「明日から仕事だ」と気分が落ち込みます。
やりたくもない仕事をしていると、こんな状態になります。
これは、別名「サザエさん症候群」と言われています。
つまり、多くの人が生活のために仕方なく仕事をしているのです。
実際、私も日曜日の夜になると憂鬱(ゆううつ)な気分になりました。
なぜなら、仕事がつまらなかったからです。
けれど、つまらないと文句を言っていても何も変わりません。
そこでこのページでは、日曜日の夜になると「仕事に行きたくない」ときの処方箋を紹介します。
眠れなくなったら要注意
日曜日の夕方になると、会社に行きたくないと気分が沈んでしまう。この程度なら、なんとか我慢して会社に行くことはできるでしょう。しかし、仕事のことを考えて眠れなくなってきたら要注意です。なぜなら、それは「うつ病の初期症状」だからです。
実際、私は眠れない状態が続きました。最初は、日曜日の夜だけでしたが、しだいに平日も眠れない状態になりました。そして、身体がダルくなり仕事に集中できない状態になっていきました。
精神科で睡眠薬と安定剤をもらい飲み続けましたが、このままではボロボロになると思い会社を辞めたのです。
このように、仕事のことを考えて
- 眠れなくなってきたら要注意です!
この状態を放置すると精神的に病んできます。ですから、不眠症のサインが出たら早めに対策をしてください。
仕事が嫌いな原因は何か
会社に行きたくないのは、仕事がキライだからです。しかし、仕事が嫌いと一括り(ひとくくり)にしていると、どんな点が嫌いなのかが分からなくなってしまいます。すると、転職をしても同じような原因で仕事を辞めたくなります。ですから、この機会に仕事のどんな部分が嫌いなのかを明確にしましょう。
仕事が嫌い部分を見つける方法
ここで、仕事が嫌い部分を見つける方法を紹介します。
まず最初に、
- あなたが理想とする仕事の状態を明確にします!
これが、あなたの基準になります。そして、今の仕事の状態と比較して何が違うのかを明確にします。要するに、あなたが本当に求めている仕事の状態と現在の状態の違いを明確にするのです。
分かりやすいように、現在と理想の状態の例をあげましょう。
【現在の状態】
あなたは食品の営業をしています。会社の方針として、月々の売上ノルマがあります。ノルマは頑張っても手が届く範囲ではありません。しかし、社長はノルマが達成できないと「お前らはクズだ。給料泥棒だ」とバカ扱いです。
まわりの営業マンは、他の人の足を引っ張ることばかりを考えています。なぜなら、成績が悪い人は社長から罵倒(ばとう)にされるからです。
【理想の状態】
あなたは食品の営業をしています。仕事を通して仲間と切磋琢磨しています。営業の成績が良い人が、そのやり方をシェアします。お互いが成長していけるようにサポートし合える関係を築いています。社長は、みんなが良い成績をおさめられるように常に気を配ってくれます。
このように、現在の状態と理想の状態を比較することで
- 今の仕事のどんな部分が嫌いなのかが明確になります!
その嫌いな部分が分かれば、転職をする時の「最低限の基準」ができます。例えば、同じ営業をするにも「足の引っ張り合う会社やできもしないノルマを強要する会社は絶対に選ばない」となります。
このようなことは、理想と現実の比較をしなければ分かりません。ですから、この機会に、あなたはどうなりたいのか。そして、今は何が満たされていないかを明確にしてください。そうすれば、転職のときの選ぶ基準がハッキリします。
理想が実現できない場合
理想と現実のギャップが明確にすることの重要性が理解できたと思います。次は今の仕事を我慢して続けるか、それとも転職をして理想の状態を手にいれるかを決めます。
転職をした方が良い場合
私は20回以上の転職経験があります。その数多くの経験を通して言えるのは、以下の場合は転職をした方が良いです。
- パワハラ関連
- 人間関係の問題
- 会社に希望がもてない
- 仕事にやりがいを感じない
- やりたい仕事ではない
- 人の悪口ばかり言っている
正直、このような会社は転職をオススメします。なぜなら、成長ができる環境にないからです。人には成長したいという欲求があります。その成長が得られる最適な場所が会社です。しかし、上記のような状態では成長することは難しいです。
例えば、パワハラ上司がいて毎日のように怒鳴られていたらどうでしょうか。そのような環境をバネにして成長する人もいるかもしれません。しかし、人は基本的に褒められて能力を発揮します。バカにされるよりも褒められる方が嬉しいのです。
人は環境に大きく影響されます。人の悪口ばかり言っているような会社では成長は難しいと言わざるを得ません。そもそも、そのような会社ではモチベーションも湧きません。そのようなことで悩んでいるよりも、あなたに合った会社を探した方が速く成長ができます。
次に、転職をスムーズに行う方法を紹介します。
転職をスムーズに行う方法
第2ステップ:自分の強みを整理する
第3ステップ:求人情報を集める
第4ステップ:応募書類を作成する
第5ステップ:内定を高める面接対策
それでは、一つずつ具体的に説明しましょう。
第1ステップは、転職の方向性です。方向性とは「あなたのやりたい仕事」と考えてください。これは山登りでいうところのコンパスの役目があります。つまり、これがなければ道に迷ってしまいます。詳しは>>【ステップ1】転職の方向性を決める
第2ステップは、あなたの強みです。求人企業に自分を売り込むには、あなたの強みを知る必要があります。今までの経験や実績などを考慮し洗い出す作業です。詳しくは>>【ステップ2】自分の強みを整理する
第3ステップは、求人情報を集めることです。多くの人はハローワークや転職サイトだけで求人を集めています。しかし、それだけでは十分とは言えません。転職は求人情報の多さによって決まると言っても過言ではありません。ですから、この機会に数多くの媒体を使って求人情報を集めてください。詳しくは>>【STEP3】 求人情報を根こそぎ集める
第4ステップは、応募書類の作成です。応募書類は面接へ進むための第一関門です。履歴書や職務経歴書などが上手く書けていないと、何百通と応募して面接まで進めません。しかし、安心してください。こちらのページに詳しく書き方を記載しています>>【ステップ4】応募書類の書き方
第5ステップは、面接です。面接は非常に重要です。なぜなら、これが通らなければ今までの苦労がむくわれないからです。面接で大切なのは、自分を客観的に見る作業です。つまり、自分のことは分かっているようでわかっていないのが人間なのです。この機会に、第三者にあなたの面接を評価してもらうことをオススメします。詳しくは>>【ステップ5】スムーズに通る面接対策
まとめ
以上が、日曜日の夜になると「仕事に行きたくない」と考えてしまう人の処方箋です。
「仕事に行きたくない」というのは、あなたの心からのサインです。
そのサインを放置していると、取り返しがつかないことになります。
まして、眠れない状態が長く続いているなら早めに対策を取ってください。
アドバイスとしては、成長が望めない会社は転職をオススメします。
その判断材料として、理想と現実のギャップを明確にします。
そうすれば、今の会社で理想が実現できるかが分かります。
いずれしてにも、仕事に行きたくないというサインは重要です。
なぜなら、そのサインが人生の転機となるからです。
理想の状態に近づけることを願っています。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。
好きなことを仕事にする方法