職場の人間関係が上手くいかない。
会社以外の人間関係は上手くいくのに、
職場の人とは上手くいかない。
会話も合わず、何を話していいか分からない…。
このような状態になると、会社に行くのが辛くなりますよね。
ただでさえ、仕事がつまらないのに人間関係が上手くいかないと、
毎日が苦痛で将来の希望ももてません。
このまま会社にとどまるべきか、それとも他の会社へいくべきか迷うところです。
一度でも会社の人間関係がこじれると、修復は困難です。
ですから、人間関係がこじれている場合は転職を考えた方が無難です。
しかし、こじれる前の段階であれば何とかなるかもしれません。
そこでこのページでは、どうして会社の人間関係が上手くいかないのか原因と対策について紹介します。
意識し過ぎることが原因
人間関係は会話で成り立っています。友人のように思いついたことが自然に会話になれば問題ありません。しかし、職場の人には意識し過ぎる余り、会話がぎこちなくなってしまうのです。
私の場合を例にあげます。例えば、この同僚に仕事を依頼すると「機嫌が悪くなってしまうかもしれない」といったことだったり。上司に相談したら「こんなことも一人で解決できないのか」と言われるかもしれないなど。こういったことを意識してしまうのです。
また、同僚と休憩時間に何を話していいか分からず沈黙が続いたことが何度もあります。その結果、一人でいる方がよっぽど気が楽になり周りと距離を置くようになりました。このようにして孤立感を深めていったのです。
これらは全て意識し過ぎることが原因です。ですから、この意識を外側へ向けてあげる必要があります。なぜなら、あなたのこの意識は内側に向き過ぎているからです。この意識を相手に向けてあげることで人間関係は劇的に改善します。
人間関係を改善する方法
繰り返しますが、人間関係の問題は会話が大きく影響しています。つまり、会話のやりとりよって感情の浮き沈みが出るのです。
例えば、相手の言ったことに対してムカついたり悲しくなったりします。しかし、逆も言えます。つまり、あなたが言ったことで相手が傷ついたり、ムカついたりすることもあるのです。
そういったやりたりが何度も続くと、「この人とは付き合いたくない」となります。
このように、人は会話を通して嫌いになったり好意を持ったりします。では、どうしたら感情を良い方向へ向けることができるのでしょうか。それは、意識を内側から外側に向けることで改善します。
話す相手に意識を向ける
人は会話を通して感情が生まれることをお伝えしました。そして、その感情によって人間関係の良好さが決まります。では、どうすれば良い感情に変えられるのでしょうか。それは、
- 話す相手に意識を向けることです!
少し難しい話になりますが、理解しないと前に進まないのでついてきてください。
人間の感情は「相手の話した内容が、あなたの脳の中で処理される」ことで生まれます。その感情の元になっているのが、「あなたの中にある思い込み」です。これを専門用語で「観念」と言います。つまり、観念によって人は好き嫌いが決まるのです。
例えば、上司が「すべてのことは俺が決めるから細かいでも報告しろ」と言われたとします。Aさんは「面倒なことは上司が決めてくれるから助かる」と受け取ります。
しかし、あなたは「イチイチ上司に報告しろって子供じゃないんだから冗談じゃない」と受け取るのです。
このように、人はそれぞれ観念によって受け取り方が違うのです。しかし、多くの人は観念があることさえ知りません。
その観念は、潜在意識と言われている無意識の部分で蓄積されています。潜在意識は、意識していない無意識の部分です。つまり、人は無意識に好き嫌いを判断しているのです。
思い込みを疑ってみる
人は、観念によって好き嫌いを決めていることをお伝えしました。では、その観念はどのようにして作られているのでしょうか。それは、思い込みが積み重なって出来ています。思い込みが上手く働いていれば人間関係もスムーズにいきます。しかし、上手く働いていない場合は思い込みを疑ってみる必要があります。
例えば、上司から「お前はいつも同じ間違いをするな。今度からは間違えないように気をつけろ」と言われたとします。あなたは上司のこの一言に腹が立ちました。
その時に、
- 私はどうして今の一言で腹が立ったのだろう?
と考えてみるのです。
そして、この状況を感情を入れずに客観的に判断します。事実として、あなたは間違いをおかしました。それはまぎれもない事実です。そして、それを見た上司は「間違えないように気をつけろ」というアドバイスをくれたのです。この時に重要なのは、上司の言い方とか態度は脇に置いておくことです。なぜなら、そこに気を奪われて「腹が立つ」という感情が出てしまうからです。
この事実だけをみると、この上司は良い人です。しかし、今までの思い込みによって「この上司の言うことは全てムカつく」と言った感情が出てしまうのです。これではいつまで経っても上司との人間関係は上手くはいきません。ですから、自分の思い込みは「正しいのかだろうか」と疑ってみると良いでしょう。
人間関係の処方箋
人間関係が上手くいかない時は、お互いの思い込みがぶつかり合っています。その相手が上司の場合は対応が難しいです。なぜなら、あなたが間違っていなくても立場上、謝るしかないからです。確かに、上司が明らかに悪い場合は謝る必要はないでしょう。
しかし、そこで上司を打ち負かしても恨まれるだけです。そして、根にもった上司は、いつか仕返しをしてきます。ですから、
そんなときは、
- 言い訳をせずに謝ってください!
そうすれば、その場を上手くやり過ごすことができます。そこで、「私は悪くないから謝る必要はない」と意地を張ると会社にいずらくなります。私は何度もこうした経験をしていますが、上司にさからっていいことは一つもありません。むしろ、最終的には会社を辞める羽目になります。
人は簡単には変われない
このページの冒頭でお伝えしましたが、人間関係は一度こじれると上手くいきません。なぜなら、それぞれが自分が正しいと思い込んでいるからです。そして、人は簡単には変われません。小さい頃から積み重なった思い込みは簡単には変わらないのです。
ですから、一度こじれてしまった場合には、
- 新しい会社を探した方が上手くいきます!
私は20回以上の転職を経験しています。その経験から言えることは、こじれてしまった人間関係の改善は不可能と言えます。ですから、転職を考えた方がいいでしょう。転職に不安な方はスムーズに行う方法があります。詳しくは>転職から内定を得るまでの5つのステップ
まとめ
以上が、会社の人間関係が上手くいかない原因と対策です。
人間関係はこじれてしまうと改善は不可能です。
ですから、こじれる前に対策をとる必要があります。
このページでは、観念の話を伝えました。
その観念は思い込みによって作られています。
例えば、上司の一言に腹がった出来事がありました。
その時に、
- 私は今どうして腹が立ったのだろう?
と客観的に自分を見るクセをつけてください。
そうすれば、あなたの中にある思い込みに気づくことができます。
その思い込みが、人間関係に悪影響を与えているなら、
改善していくように努力をしてください。
いずれにしても、多くの人は思い込みがあることすら知りません。
だから、対策のとりようがないのです。
しかし、あなたは思い込みを知る方法を知りました。
ですから、その思い込みを改善して人間関係がスムーズにいくように書き換えてください。
これからの人生が良好になっていくことを願っています。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。