あなたが会社員を辞め起業を考えているとしたら、覚えておくと良いことがあります。それは、オファー(購入してもらえるように提案をする)の時は、簡単さを取り入れることです。この「簡単さ」というのは非常に重要です。これがあるとないのとでは、売上が5~10倍くらいの差になります。
オファーは簡単さが重要
簡単さというのは、分かりやすくいえば「自分でも簡単にできそうと思ってもらう」ことです。つまり、どんなに稼げそうなビジネスであっても「難しそうで自分にはできないという印象を与えてしまう」と、オファーは失敗に終わります。
おそらく一度は耳にしたことがある英語教材で、スピード・ラー〇ニングというものがあります。この教材の特徴は「聞き流すだけで英語が話せるようになる」というイメージを与えていることです。実際に、使用者の声の動画では「聞いているだけで自然と英語が話せるようになった」と言っています。
これを見た視聴者は「これだったら私でもできそうな気がする」となるのです。つまり、「簡単さ」が、あなたをその気にさせたのです。
この「簡単さ」というものを覚えていると、あなたが起業したときに非常に参考になるので忘れないようにしましょう。
誤解のないように言っていますが、この「簡単さ」というのは、詐欺のようなお客様をだますためのものではなく、セールスでは非常に有効なスキルなのです。
テレビのCMなのが良い例です。シャンプーやリンスのCMでは、髪のきれいな女優さんが、サラサラの髪をなびかせながら商品の名前をオファーします。それを見た女性の人たちは「私もこのシャンプーやリンスを使うことで、あの女優さんのようにサラサラのキレイな髪になれるかもしれないというイメージを持つ」のです。
しかし、実際にその女優さんは、安価なシャンプーやリンスを使ってはいないでしょう。むしろ、高価で無添加のオーガニックな商品を使っているはずです。また、髪のケアも専属の美容師にお願いしているのです。しかし、そのような裏事情を知ることもなく「私たちでもあのシャンプーやリンスを使えば、あの女優さんのようのようなキレイな髪になれると思い購入してしまう」のです。
これを応用することで、あなたがオファーする商品やサービスの売上を上げることができます。つまり、あなたの扱っている商品の中で「簡単に見える側面を強調して見せる」のです。そうすれば、確実に売上げがあがります。
強調するポイント
その簡単さを強調するポイントは、
- 誰でもできるという点で簡単なのか
- 再現性があるという意味で簡単なのか
- 短い時間で成果が出る点で簡単なのか
などです。
ビジネスの本質を理解しよう!
この簡単さを強調するということを覚えておくと、あなたが始めようとするビジネスの本質が分かるようになります。つまり、
- 本当に簡単にできるのか
- 本当に再現性があるのか
- 本当に短い時間で成果が出るのか
などを疑ってみるのです。また、参加者の声などは「やらせやサクラ」かもしれません。つまり、簡単さを強調しているだけなのかもしれないということです。少し、ガッカリするかもしれませんが、世の中のセールスやマーケティングは、そのような形で発展してきたということを覚えておいてください。
しかし、その簡単さを強調するやり方が、どうしても納得できないのであれば、売れにくくなるのを覚悟で正直なオファーをするようにしてください。
正直なオファーをする!
例えば、私が推奨しているサイトオーナー型コンテンツビジネス(SOC)では、半年~1年という時間がかかります。しかも無報酬で続けなければなりません。このことを正直に伝えています。しかし、優良な記事さえコツコツと書き続ければ確実に成果が上がるビジネスでもあるのです。
実際、私は母が要介護が必要になったのを機会に、このビジネスを始めました。つまり、時間や場所を自由に選択できなければ、おそらく始めることはありませんでした。
そして、3度の起業に失敗してきた私は、起業に対して非常に敏感でした。なぜなら、二度と失敗が許されない状況だったからです。ですから、私でも再現性のあるビジネスであることが必須だったのです。
そして、出会ったのがサイトオーナー型コンテンツビジネス(SOC)です。このビジネスは、確かに時間がかかります。そして、その間も収益は全く発生しません。しかし、やることはった1つです。それは、ターゲットさんに対して役立つ記事を書くことです。※ターゲットとは、誰に何を提供するかを決めることを言います。詳しくは「ターゲットって何?」をご覧ください。
ですから、簡単ではありませんが、素人でもコツコツと記事を書けば確実に成果が上がります。つまり、ビジネス初心者や要介護の必要性がある人にとっては、非常にやりやすいビジネスと言えます。
このように、セールスのオファーで売上を倍増させる方法は簡単さを強調することです。しかし、本当の意味で、そこに正直さが欠けていては長続きはできません。なぜなら、簡単に成功するビジネスはないからです。そのことをキモに銘じて、どんなビジネスが自分に合っているかを真剣に見極めてください。