ビジネスを始めてみると「これは私のやりたいことではない」と気づくことがあります。そのようなときは、
- どのように対処すれば良いのでしょうか?
そのような時は辞めればいいのです。けれど、今までの時間や労力を考えると躊躇してしまう気持ちもわかります。確かに、今まで費やしてきた時間や労力を考えてしまうと、やめてしまうのは「もったいない話」です。
しかし、やりたいという情熱がないにも関わらず上手くいくほどビジネスは甘いものではありません。ですから、続けたいという情熱が湧かないのであれば、さっさと見切りをつけるべきです。
これは、会社勤めにも言えることです。せっかく転職ができたのに「やりたいことでないからと言って辞めてしまっていいのだろうか」と悩んでしまうのです。
悩んで解決するのなら大いに悩んでください。そして、放置をして解決するのなら放置をしてください。しかし、二度と取り戻せないことがあります。それは時間です。
時間は「あなたの命」と一緒です!
後になって悔やんでみても二度と取り戻せないのが時間です。お金であれば宝くじが当たればいくらでも取り戻せます。しかし、時間だけは取り戻すことはできないのです。つまり、時間は「あなたの命と一緒」なのです。
ですから、「やりたくない」と気づいたらなら、辞めてしまえばいいのです。実際、私はそうやって20回以上の転職と3度の起業に失敗してきました。だからと言って不安がなかったわけではありません。悩んで夜も眠れない状態になったことも何度もあります。
しかし、そうやって悩んで時間を過ごすことの方がリスクです。つまり、会社を辞める以上に精神が病んでしまうことの方がリスクが大きいです。ですから、迷ったときは辞めてしまう方が良いでしょう。
それでも、辞めるのに不安があるのなら、今の状態を続けながら副業や起業の準備を始めてください。そうやって、コツコツと希望の未来を手にするための準備を始めましょう。
例えば、私は母の要介護が必要になった時、今まで本気でやりたいコーチングの仕事を一時的にあきらめました。なぜなら、このままでは稼げないと気づいたからです。
そのことを教えてもらったのがメンター(師匠)でした。当時メンターから言われたのが、
- コーチングは稼げないからやめなさい。
- 本当にやりたいのなら、稼ぐビジネスで成功してから始めてください!
と言われたのです。
私は20年以上、コーチングを本業にしたいと思いながら努力を続けてきました。しかし、なかなかコーチングで稼ぐことはできませんでした。なぜなら、売れる商品ではないからです。
ビジネスでは、この売れる商品(サービス)というのが重要です。つまり、売れないものは、どんなに努力をしても売れないのです。ごく一部の人は成功します。しかし、私のように凡人では無理なのです。
しかし、ここで問題になるのが「たとえ売れる商品やサービスであっても、その分野に情熱が湧かなければ継続ができない」ということです。このことは非常に重要です。つまり、あなたが「やりたいことではない」と気づけたのは、非常に有益な教訓を得たことになります。
ビジネスで継続するポイントは以下の2つがあります。
ビジネスを継続する2つのポイント
2.その分野に情熱が湧くこと
この2つが非常に重要です。
つまり、売れないものをいくら扱っても市場のニーズがない以上、あなたがどんなに頑張っても売れないのです。逆に、売れるものであれば努力に関係なく売れてしまうのです。
けれど、たとえ売れるものであっても、そのビジネスを心からやりたいと思えない限り継続することはできません。
ですから「やりたいことではない」と気づいたのは、神様からのプレゼントと考えてください。つまり、「情熱が湧かないのなら辞めた方がいいよ」という贈り物をもらったのです。
やりたいことというのは、本気で取り組んでみなければ「それが本当にやりたいことかどうかは分からないもの」です。ですから、それに気づけただけでも良しとしてください。
「やりたいことではない」と気づけた以上、次へのステップにつなげるべきです。次へのステップとは、他のことにチャンレンジすることです。そのようにして、上手くいかなかった経験を成功への足がかりにしてください。
ですから「やりたいことではない」と気づいた以上、
- 稼げること(人に感謝をされること)
- やりたい仕事であること
この2つを満足するビジネスに取り組んでいきましょう。
介護をしながらできる仕事