コロナの収束が長引き、自宅で過ごすことが多くなっています。そこで気になるのが運動不足による免疫力の低下です。
外出をすれば、自然と身体を動かす機会があります。しかし、自宅で過ごすことが多くなった今、コロナ対策に有効な方法を知っておいて損はありません。
そこでオススメなのが、入浴です。しっかりと湯舟につかって体を温めれば免疫力が上がります。
しかし、ただ漠然と入浴をすれば良いというものではありません。長風呂などは返って身体に悪影響を与えます。そこで今回は、効果的に免疫力をあげる入浴法を紹介します。
Contents
免疫力向上に入浴が効果的
そもそも、どうして入浴は免疫力をあげるのでしょうか。そのカギは、ヒートショックプロテイン(HSP)にあります。HSPは、熱ストレスで最も効果的に増加します。つまり、入浴は熱ストレスに最適な方法なのです。
方法としては、40℃~42℃で15分程度の入浴をすることでHSPを増やすことが可能です。なお、シャワーは以下の理由からHSPの増加は見込めません。
シャワーでHSPが増えない理由
41℃程度のお湯に10分程入浴すると、副交感神経が優位になり免疫力が上がります。また、湯舟に10分程度つかれば体温が1℃あがるそうです。そして、体温が1℃あがると免疫力が5倍~6倍にあがると言われています。ちなみに体温が1度下がると免疫力は30%低くなります。
シャワーで体温を1℃あげるのは難しいです。ですから、10分程度は湯舟につかり、体温をしっかりと温めた方が効果的です。
HSPの3つの効用の効用
入浴がHSPを増やす働きがあることは理解できたと思います。次に、HSPが増えると実際にどのような効用が得られるのかを解説していきます。
免疫力の向上
身体が温まると血液やリンパ球の流れがスムーズになります。リンパ球は、外敵の癌(がん)・ウイルスと細菌の一部を攻撃し撃退します。つまり、入浴をし身体が温まるとHSPが増加し、外敵から身を守る免疫力の向上が見込めます。
疲労回復
筋肉が疲労する原因は、乳酸が多くつくられるからです。乳酸が増えると身体が酸性に傾き、エネルギー源であるグリコーゲン(糖)の蓄えが減少します。その結果、人は疲労を感じます。HSPは、乳酸の生成を抑える働きあり疲労回復効果が期待できます。
老化防止
肌は紫外線などでダメージを受けると活性酸素(細胞にダメージを与える)を増加させます。そして、この活性酸素が増えると肌のシミやシワの老化が加速してしまいます。HSPは、活性酸素を抑え無害化する働きがあります。
湯舟につかる前の準備として
入浴の効果を最大限にいかすには、以下の2つの準備が必要です。
1.入浴前後に白湯(さゆ)を飲む
入浴に入ると汗をかくため、水分が減り血液がドロドロになります。ですから、入浴前後に白湯を飲み、血液中の水分を補給してください。
2.10分程度の半身浴
体内に蓄積された老廃物をデトックス(排出)するには、10分程度の半身浴が効果的です。湯舟につかる前に、半身浴をして準備を整えましょう。
この2つの準備をしたら、次はお風呂の温度についてです。
お風呂の適温は?
免疫力を高める最も適した入浴の温度は、体温よりも2~4℃高めの38~41℃くらいが良いです。温度計での計測が面倒であれば、「少しぬるいと感じる程度」が適温と考えてください。ぬるいと感じる温度であれば、副交感神経が優位に働きます。その結果、血行や新陳代謝が活発に働き免疫力を高めます。
まとめ
以上が、コロナ対策としての入浴法です。入浴をするとヒートショックプロテイン(HSP)が増加し、以下の3つの効用が得られます。
- 免疫力の向上
- 疲労回復、
- 老化防止
確かに温泉などに入ると疲れがとれますよね。ですから、これらの効用は信頼性がありそうです。日本人は昔から湯舟につかる習慣があるので、コロナ対策としての入浴法はやりやすいのではないでしょうか。ぜひ、上記の入浴法を参考にしてください。
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