コロナウイルス感染症が長期戦になりそうです。コロナのタチが悪いのは1年中、
- 気がやすまらない…。
ことではないでしょうか。
例えば、インフルエンザならば、冬に対策をたてれば問題ありません。春の温かい日差しと共に、ウイルスも収束に向かいます。しかし、コロナの場合は気が休まりませんよね。ですから、コロナ対策として簡単に始められる免疫力アップ法がオススメです。そこで今回は、手軽に免疫力がアップする呼吸法について紹介します。
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姿勢が悪いと上手く呼吸ができない
私たちは普段、無意識に呼吸をしています。その無意識に行っている呼吸が正常に働いていれば問題はありません。しかし、そうでなかったとしたらどうでしょうか。実は、私たちの呼吸は正常に働いていない可能性があります。なぜなら、パソコンやスマホなどのやり過ぎで姿勢が悪くなっているからです。
例えば、スマホの画面は小さいため前かがみになって見ることが多いでしょう。また、パソコンは
- 長時間おなじ姿勢のままが多いです!
その結果、血液の流れが悪くなり呼吸も浅くなります。これでは、空気中の酸素を十分に取り込めず、免疫力が下がってしまいます。
なぜ呼吸が免疫力を上げるのか?
私たちは呼吸をすることで、肺に取りこまれた酸素が血液の水分中にとけ込んで運ばれます。つまり、細胞は血液中の栄養・酸素によって生命が維持されているのです。ですから、呼吸が正常に働かないと、酸素が運ばれず細胞の活力が失われてしまうのです。その結果、免疫力が下がります。逆に言えば、
免疫力をアップさせるには、
- 腹式呼吸で新鮮な酸素を取り込めば良い!
のです。
呼吸がもたらす5つの効果
東京有明医療大学副学長 医学博士 本間生夫氏は著書「心と体をラクにする 呼吸スイッチ健康法」の中で呼吸がもたらす5つの効果を以下のように述べています。
- 筋肉がほぐされて血流がよくなる
- 酸素がすみずみまで届けられる
- 神経のバランスが整えられる
- 内臓の働きが活性される
- 精神的にリラックスできる
本間生夫氏は著「心と体をラクにする 呼吸スイッチ健康法」より転用
以上です。それでは、それぞれについて説明します。
1.筋肉がほぐされて血流がよくなる
余計な力が抜けて、全身の緊張がほぐれる。筋肉のこわばりがとれることで圧迫されていた血管のとおりがよくなり、血流が促進される。
2.酸素がすみずみまで届けられる
血行がよくなれば指先の細胞までしっかりと酸素が届られるようになり活性する。手足の冷えも解消される。
3.神経のバランスが整えられる
胸郭を動かし、吸うことにより意識すると交感神経が刺激され、横隔膜を動かし、吐くことにより意識を傾けると副交感神経が優位になる。胸式と腹式を織り交ぜることで自律神経は整えられる。
4.内臓の働きが活性される
呼吸筋を使うことで、内臓が収まっている腹腔や胸腔が刺激され、消化器系の胃や腸をはじめ、心臓や肺の機能も高められる。
5.精神的にリラックスできる
ゆっくりと、深い呼吸には、不安やストレスを取り除き、精神を落ち着かせる効果がある。
以上が呼吸がもたらす5つの効果です。これだけの効果が得られるですから、必ず行うようにして下さいね。
腹式呼吸でリラックス&免疫力アップ
それでは、次に腹式呼吸の方法を紹介します。言葉で説明するよりも動画の方が分かりやすいでしょう。そこで、とても参考になる動画が見つけたので参考にしてください。
まとめ
以上がコロナ対策として免疫力をアップさせる呼吸です。
呼吸は自律神経が無意識に行っています。正常に機能していれば、こんなに心強い味方はありません。しかし、姿勢が悪いなどの理由から正常に機能していない可能性があります。
ですから、腹式呼吸の動画を参考にして正常に戻すようにしましょう。正常に戻れば、後は自律神経が自動で行ってくれます。その結果、以下の5つの効果が得られます。
- 筋肉がほぐされて血流がよくなる
- 酸素がすみずみまで届けられる
- 神経のバランスが整えられる
- 内臓の働きが活性される
- 精神的にリラックスできる
これだけの効果が得られるのですから、確実にコロナ対策になるはずです。コロナウイルス感染症は、これからも長く付き合わなければいけない可能性が高いです。ですから、この機会に腹式呼吸をマスターしてください。