コロナウイルスの収束の目途がたたず、感染予防が私たちの日常になってきました。
感染予防には、うがい、手洗い、マスクの着用、日光浴、睡眠、運動などの対策が必要です。それに加えて、日々の食事の栄養についても気をつけなければなりません。
しかし、毎日の食事に気をつけるといってもメニューを考えるのも面倒くさいですよね。そこで、コロナ対策として気軽に栄養が摂れるトマトについて解説します。
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トマトの強力な抗酸化力
トマトの主な栄養素は、リコピンです。そして、リコピンには強力な抗酸化力があり、体内の活性酸素※を除去します。そのため免疫力を高める効果があります。
※活性酸素は、体内の代謝過程で様々な成分と反応し、過剰になると細胞を傷つけることが分かっています。また、老化、がん、生活習慣病などとも関連があると言われています。つまり、免疫力が低下すると、コロナ感染がかかりやすくなります。リコピンは、活性酸素を抑え免疫力向上が見込めるのでコロナ対策になります。
吸収率を高めるには?
リコピンは油に溶けやすいという性質を持っているので、油と一緒に摂取すると吸収率が高まります。ですから、リコピンの吸収率を高めたいのなら、油の入ったドレッシングがオススメです。また、リコピンは、加熱により吸収率が高まるので、トマトソースやスープなど加熱して食べるのが良いでしょう。
吸収率を高める時間帯
トマトジュースで有名なカゴメが行った調査によると、リコピンの吸収率が高まる時間帯として、
- 朝が一番吸収率が良い
ことが明らかになっています。
また、牛乳との相性が良いため混ぜて飲めば相乗効果が得られるようです。
トマトの食べ過ぎに注意
トマトに含まれるカリウムは身体を冷やす働きがあります。ですから、普段から下痢ぎみ・冷え性の方は注意をしてください。また、トマトに含まれるシュウ酸という成分は、食べ過ぎるとカルシウムと結合して結石になります。適量ならば問題なく体外へ排出されますが、排出しきれなくなると胆石や結石の原因になるので注意が必要です。
1日にトマトの食べる量は?
トマトの食べ過ぎには注意が必要なことが分かりました。しかし、1日にどれぐらいまでなら大丈夫なのか。以下に1日の摂取量の目安を、まとめたので参考にしてください。
- 大玉トマト 2~3個
- 中玉トマト 3~4個
- ミニトマト 10~15個
上記を目安にして食べてください。くれぐれも身体に良いからと言って食べ過ぎには注意をしましょう。
【まとめ】
以上のように、トマトは強力な抗酸化力のあるリコピンが含まれています。そのため、活性酸素を抑え免疫力の向上が見込めます。
コロナによる自粛で、免疫力が著しく低下している現在において
- 手軽に摂れるトマトは救世主になる!
と言えそうです。
いずれにしても、周りに迷惑をかけないようにコロナ対策を万全にしてください。