いつ、どこで感染するかわからないのが新型コロナウイルス。残念ながら、まだ収束には至っていない状況です。自粛ムードであるため、ジムなどで気軽に汗を流す気にもなりませんよね。それなら、いっそのこと外出を控えた方が良いということで自宅にいる機会が増えています。
その結果、私たちの免疫力は確実に低下しています。運動がままならない状況の中、免疫を上げるために何をしたら良いのか。そこで今回は、食べると体が温まると言われる生姜(しょうが)を取り上げたいと思います。
一般的に生姜は身体に良い言いますが、、どのような効能があるかは意外に知らないものです。そこで今回は、生姜の効能について紹介します。
Contents
- 1 生姜(しょうが)が身体に良い理由
- 1.1 生姜の21の効能
- 1.1.1 1.体を温める
- 1.1.2 2.免疫力を高める
- 1.1.3 3.強心・利尿作用
- 1.1.4 4.血圧を下げる
- 1.1.5 5.血液凝固を抑制する
- 1.1.6 6.血中コレステロールを低下
- 1.1.7 7.消化・吸収能力を高める
- 1.1.8 8.吐き気を止める作用
- 1.1.9 9.抗潰瘍・殺菌作用
- 1.1.10 10.抗菌・抗ウイルス・抗真菌・抗寄生虫作用
- 1.1.11 11.解熱作用
- 1.1.12 12.発汗作用
- 1.1.13 13.鎮痛・消炎作用
- 1.1.14 14.鎮咳(ちんがい)作用
- 1.1.15 15.「めまい」に効く
- 1.1.16 16.「うつ」に効く
- 1.1.17 17.生殖機能を改善する
- 1.1.18 18.解毒促進、体内浄化
- 1.1.19 19.活性酸素除去(抗酸化作用)
- 1.1.20 20.抗生物質の働きを高める
- 1.1.21 21.ガンを防ぐ
- 1.2 体温が低下すると…
- 1.3 まとめ
- 1.1 生姜の21の効能
生姜(しょうが)が身体に良い理由
生姜は調べるほど身体に良いことが分かります。特に生姜には薬効成分に使われる「ファイトケミカル(植物性化学物質)が含まれています。この成分は、有害物などを解毒したり、細胞を活性化する働きがあると言われています。
生姜には、香り成分と辛み成分と合わせて約400類以上のファイトケミカルが存在することが分かっています。つまり、生姜の薬効成分は、ファイトケミカルそのものと過言ではないのです。
生姜の21の効能
調べたところ、生姜は本当に体に良いことが分かります。なぜなら、これだけ効能のある食べ物は少ないからです。やはり、生姜は免疫力を上げるには欠かせない食べ物と言えそうです。それでは、その数多くの効能について紹介します。
生姜には以下の21の効能があります。
医学博士 イシハラクリニック院長 石原 結實著「しょうが紅茶 健康法」の中で、しょうがの21の効能を以下のように述べています。
- 体を温める
- 免疫力を高める
- 強心・利尿作用
- 血圧を下げる
- 血液凝固を抑制する
- 血中コレステロールを低下
- 消化・吸収能力を高める
- 吐き気を止める作用
- 抗潰瘍・殺菌作用
- 抗菌・抗ウイルス・抗真菌・抗寄生虫作用
- 解熱作用
- 発汗・去痰(きょたん)作用
- 鎮痛・消炎作用
- 鎮咳(ちんがい)作用
- 「めまい」に効く
- 「うつ」に効く
- 生殖機能を改善する
- 解毒促進、体内浄化
- 活性酸素除去(抗酸化作用)
- 抗生物質の働きを高める
- ガンを防ぐ
以上です。それでは、それぞれの効能について具体的に解説します。
1.体を温める
血管を拡張して血流をよくして体を温める。
2.免疫力を高める
白血球の数を増やし、またその働きを促進させて免疫力を高める。
3.強心・利尿作用
体内の余分な水分(水毒)を排泄する。
4.血圧を下げる
血管を拡張させて血圧を下げる。
5.血液凝固を抑制する
血小板のねばり気を抑えて、その凝集を抑制して血栓を防ぐ。
6.血中コレステロールを低下
生姜に含まれるジンゲロールの胆汁排泄促進作用により、血液中のコレステロールが低下する。
7.消化・吸収能力を高める
胃腸の内壁の血液循環をよくして、胃腸の働きを促し、消化吸収能力を高める。
8.吐き気を止める作用
- 船酔いに効く
- つわり、抗がん剤による吐き気に効く
- 手術後の麻酔からさめた患者の激しい吐き気に効く
- つわりによく効く
9.抗潰瘍・殺菌作用
すくなくとも7つの抗潰瘍成分が存在することがわかっている。
10.抗菌・抗ウイルス・抗真菌・抗寄生虫作用
大腸菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌など食中毒に対する殺菌作用を持つ。
11.解熱作用
アスピリン(解熱・鎮痛薬)の80%程度の解熱効果がある。
12.発汗作用
血管を拡張して血行をよくするうえに、体内のさまざまな管や腺組織を刺激して発汗を作用を発揮する。
13.鎮痛・消炎作用
「アスピリン」や「インドメタシン」などの消炎・鎮痛剤と、ほぼ同等の効果がある。
14.鎮咳(ちんがい)作用
セキを鎮(しず)める。
15.「めまい」に効く
内耳の血行をよくして、めまい、耳鳴りを防ぐ働きがある。
16.「うつ」に効く
2000年も前から、「うつに効く」として、特効薬、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)の主成分になっている。
17.生殖機能を改善する
- 男性の精子の運動率を高める。
- 女性の生理不順を改善する。
- 不妊症に効く。
18.解毒促進、体内浄化
病気の原因(汚れ)を取り去る。
19.活性酸素除去(抗酸化作用)
万病の要因となる活性酸素を除去する抗酸化力は、すべてのスパイスの中で最高とされている。
20.抗生物質の働きを高める
白血球を刺激して活性化させることにより、抗生物質の働きを高める。
21.ガンを防ぐ
米国のミシガン大学総合ガンセンターのJ・レベッカ・リュウ助教授らによると、生姜は「抗ガン剤治療の問題点であるガン細胞が抗ガン剤抵力(耐性)を持つようになることを防ぐ可能性がある」 「卵巣ガン細胞の発生に関与する炎症を抑制する作用がある」ことを明らかにしているそうです。つまり、ガンを防ぐ作用があるということですね。
石原 結實著「しょうが紅茶 健康法」より転用
体温が低下すると…
体温が1℃下がると代謝が約12%低下すると言われています。ちなみに代謝とは古いものと新しいものとが入れ替わる一連の流れをいいます(新陳代謝)。つまり、代謝が低下すると、細胞の入れ替えが上手くいかず「低体温症候群になってしまう」のです。
例えば、医学博士 イシハラクリニック院長は著書の中で「肥満、高脂血症、糖尿病などは、体温が低下していることが原因で起こっていると言っても過言ではない」と言っています。このように、体温が低下すると様々な病気を発症する可能性が高まります。
ですから、生姜のように食べると体が温まる食べ物はコロナ対策に最適と言えます。
まとめ
以上のように、生姜(しょうが)は免疫力を高めるのに、
- 抜群の効能を発揮します!
しかも21の効能があることから、コロナ対策には確実に威力を発揮すると言えます。
例えば、食欲がそそられる生姜焼きがオススメですね。白いご飯と食べる生姜焼きのお肉は、何杯でもいけそうですよね。だからと言って、食べ過ぎには注意をしてください。
いずれにしても、コロナ対策としての生姜は、身体を温める意味でも免疫力には良い影響があります。ぜひ、工夫をしながら生姜を食べるように心がけてください。
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