私たち日本人に今、必要なことは何でしょうか?
それは「徳を積む」です。
なぜなら、徳がなければ才能も役に立たたないからです。
「徳を積む」ってどういうことでしょうか?
難しく考える必要はありません。
善いことを実行することです。
善いこととは、
人が喜ぶことを実行すること。
ただそれだけです。
徳を積むって、
他人に何かをしてあげることではないのです。
徳を積むことで「自分が成長させてもらえる」のです。
ですから、「自分のため=他人のためになる」ということです。
昔は、徳のある人が尊敬されていました。
しかし、いつしか徳より欲(エゴ)を優先するようになりました。
エゴが優先すると、
自分中心の考え方になります。
自分さえよければいい。
周りがどうなろうと関係ない。
その結果、周囲が困っていても見て見ぬふりをするのです。
けれど、そのような殺伐とした世界で生きていると、
いつしか自分に禍(わざわい)が訪れます。
なぜなら、ラッキーはいつまでも続かないからです。
現在、私たちはコロナ問題によって難局に立たされています。
コロナ問題の本質は「調和の精神を取り戻すこと」にあります。
調和の精神とは、
みんなでハッピーになることを意味します。
誰か一部の人だけが良いおもいをするのではなく、
みんなが楽しくなる世界をつくり出すことです。
それには、徳を積むことが必要です。
なぜなら、徳を積めば「必ず本人のところに戻ってくる」からです。
世界では黒人の差別の問題で大規模なデモが起こっています。
一部のよからぬ者たちが煽動している面はあります。
しかし、根っこにあるのは「不公平」があります。
同じ人間でありながら、
一部だけの人だけが膨大な利益をむさぼり、
ピラミッドの底辺の人たちには「いきわたらない不平等がもたらしている」のです。
私たち日本人は、ピンとこないかもしれません。
しかし、見て見ぬふりをしていることは「結果として同じことをしている」のです。
例えば、いじめられている子がいても「次は私がいじめられるから」という理由で、
見て見ぬふりをしていれば同罪だということです。
今までは、それでも何とかなっていたかもしれません。
しかし、これからは無関心ではいけません。
知らなかったではすみませんよ。
コロナ問題が、今までの問題をあぶり出しています。
例えば、給付金の持続化問題。
政治家や官僚が適当にお金を横流していました。
おそらく、周囲の人たちも「何となくは分かっていたはず」です。
しかし、見て見ぬふりをしていた…。
今までは、それで何とかなっていたかもしれません。
仕組みのせいにし「仕方がない」と片付けていたかもしれません。
しかし、もう終わりです。悪いことは悪いのです。
だから、ダメなものはダメです。どんな理由があるにせよ…。
もし、あなたの周りで無関心できたなら、
もう終わらせてください。
「ダメなものはダメ!」と声を出してください。
それが徳を積むことになります。
そういう人たちが増えていくことを期待しています。
分かりずらいメッセージになってしまいましたね。
けれど、日本人にとって「徳を積むこと」は、
本当に大切なことなんです。
だから、忘れないでくださいね。