突然ですが、
もし、あなたが将来、歌手になりたいと両親にいったらどうなりますか?
「そうりゃあいい。最高。応援するよ」と諸手を上げて賛成してくれるでしょうか。
両親ではなくても、学校の先生はどうでしょう。
おそらく、「そんな夢みたいなこと言っていないで、
現実をよく考えなさい」
「世の中、そんなに甘くないよ」
と言った答えが返ってくることが多いでしょう。
例えば、「僕は将来、仮面ライダーになりたい」と言ったら、
「冗談半分で賛成してくれる」かもしれません。
しかし、高校生を過ぎてそんなことを言おうものなら…。
あなた「ふざけてないで勉強しなさい!」と、怒られるのが関の山でしょう。
日本人の多くは、そうやって夢を夢として終わらせてしまうのです。
しかし、あなたの両親が「僕、歌手になりたいんだ」と言って、
「そりゃいい。お前なら必ず歌手になれるよ」、
「私たちは、いつでも応援しているからね」と
言われたらどうでしょうか。
おそらく、あなたは自分に自信を持ち、
何度、失敗してもチャレンジし続けるでしょう。
そして、たとえ歌手にならなかったとしても、
歌手に近い仕事に就くことがあるかもしれません。
日本人の戦後教育は、右へならえ、左向け左の世界です。
そして、受験があると、少しでも良い成績をとり、少しでもいい大学へと進学します。
なぜなら、それが安定した仕事につく最善の道だと教えられてきたからです。
小さいころは、周りと協調しろ、ルールから逸脱するな。
と教えられ、中学になると、塾や受験で競争させられます。
その結果、そのルートから逸脱すると、引きこもりのような状態になってしまいます。
果たして、そうしたシステムで、
人の自主性や、あるがままの素の自分が育つでしょうか。
むしろ、自分の気持ちを押し殺し、
親の期待や周囲の期待に応えるようになってしまいます。
それが、大学、会社と継続してしまうと、
一つの挫折で、立ち直れない事態になってしまいます。
けれど、失敗は失敗ではなく、
上手くいかなっただけです。
それをやりたければ、何度でもやり直せばいいんです。
そして、やりたくもない、嫌いなことであれば、
好きなことを見つけてやればいい…。
ただ、それだけです。
私は、57才です。
私の世代は、失敗すると「忍耐が足りない、努力が足りない」
というレッテルをはられました。
「石の上にも3年」と言われるように、
どんな仕事でも3年は続けないと技術は身につかないと教えられてきました。
確かに、そうした面もあります。
しかし、それは、その仕事(活動)が好きという前提がある場合です。
嫌いなことは、何年やっても嫌いなままです。
器用な人は、嫌いでも何とかこなすことはできるでしょう。
しかし、好きなことの方がもっと、成果があがるはずです。
私は、それが分からず嫌いなことを我慢して続けました。
しかし、成果は出ませんでした。
そして、嫌いなままでした。
けれど、今は違います。
自分が大好きなことを仕事にするようになると、
あれだけ嫌だったことが、「貴重な経験・体験だった」と氣づきました。
例えば、私は市役所で上水道が専門でした。
なぜなら、大嫌いだった父が水道工事店を営んでいたからです。
結局、両親は離婚し、水道工事店は廃業しました。
しかし、市役所の面接のとき、
あなたの「お父様は水道工事店を営んでいたのですか?」
という話になり、
受かりたい一心で、「はい、手伝っていたので水道は詳しいです」
と調子の良い返事をしてしまったのです。
その結果、市役所では長い間、上水道の仕事につかされました。
しかし、私は水道が嫌いだったのです。
けれど、あれだけ嫌いだった水道も、今はDIYをするのに役立っています。
ですから、
たとえ、今は嫌いでも好きになることもある。
そして、好きな仕事をやっていると、
「その嫌いだった仕事を好きになる余裕も生まれる」ことも、あるかもしれません。
しかし、周囲の意見ばかり聞いていると、
自分の本当にやりたいことから外れていきます。
そこをしっかりと見極めてください。
人は、いつからでもやり直しができます。
年齢制限で雇ってもらえないなら、
私のように個人事業主という手段もあります。
ですから、
年齢や、技術や知識や資格がないなどと言い訳をせずに、
やりたいことをやってください。
そうすれば、あなたの心は少しずつ満たされ始めますから…。
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