35歳までの転職活動は、やみくもに始めても時間ばかりがかかってしまいます。
しかし、この5つのステップを使って順序良く進めていけば最短期間で内定の道が開けます。
まずは全体のスケジュールと流れを理解し、どんな準備が必要なのかを把握しましょう。
>>【ステップ1】転職の方向性を決める
【選考を有利に進める方法】↓
>>【ステップ2】自分の強みを整理する
【求人情報を集める方法】↓
>>【STEP3】 求人情報を根こそぎ集める
【スムーズに通る応募書類の書き方】↓
>>【ステップ4】応募書類の書き方
【内定率を高める面接対策】↓
>>【ステップ5】スムーズに通る面接対策
Contents
ステップ1:転職の方向性を決める
転職活動を始めるにあたって最初にやるべきことは、
- 働きたい業界
- 仕事内容(職種)
- 勤務地
- 転職時期
- 給与などの希望条件など
このように、あなたなりの希望条件があると思います。まずは、この条件を洗い出す必要があります。この洗い出しの作業を「転職の方向性を決める」と言います。
方向性が重要!
方向性を決めずに転職活動を始めてしまうと、あなたの行きたい場所がさだまらず右往左往してしまいます。言わば、コンパスをもたずに山登りをするようなものです。つまり、そのときどきの求人情報に振り回されてしまうのです。
例えば、働きたい業界を決めれば、その業界に関する専門知識を身につけたり、必要な資格を取得することもできます。このように、転職の方向性を決め、その設計図どおりに歩むことを「キャリア・ビジョン」と言います。このキャリア・ビジョンを作ることが、第1ステップです。
【キャリア・ビジョンの作り方】↓
>>【ステップ1】転職の方向性を決める
ステップ2:自分の強みを整理する
第1のステップで、あなたの将来像を具体的にイメージできましたか?
このステップを踏まずに、先に進んでしまうと入社してから「こんなはずじゃなかった」となります。ですから、必ず「キャリア・ビジョン」を明確にしてから先へ進むようにしてください。
自分の将来像がイメージできたら、次は「あなた自身の棚卸(たなおろし)作業」なります。簡単に言えば、あなたの強みの発見です。
強みとは、あなたの実績、経験、能力(スキル)です。つまり、
- あなたは会社に対して、どんな貢献ができますか?
ということです。会社は利益をあげ続けるという使命があります。ですから、あなたが会社に対して「どんな貢献をして利益をあげ続けられる」かが知りたいのです。つまり、あなたは何ができるのかを分かりやすく伝えることが必要です。
転職は実績で決まる!
過去の実績をより魅力的に伝えられるように、あなたが過去にどのような仕事をし、どのような成果をあげてきたのかを整理する必要があります。これをやることで、あなたの強み(アピール・ポイント)がはっきりします。
事前に、この強みを整理しておけば、応募書類や面接の通過率が格段に上がります。ですから、しっかりと最初の段階で行ってください。
そのような場合は、転職エージェントに相談をしながら進めるのが良いでしょう。専門家のアドバイスをもらいながら進めれば、客観的で具体的な強みが発見できます。
【選考を有利に進める方法】↓
>>【ステップ2】自分の強みを整理する
ステップ3:求人情報を集める
ステップ2で、あなたのアピール・ポイントとなる「強みの整理」ができましたか?
強みの整理ができずに、先に進んでしまうと応募書類や面接でつまづくことになります。ですから、飛ばすことなく必ず実行してください。
次は、求人探しに入ります。求人探しには、転職サイト、ハローワーク、求人雑誌、転職エージェントなどがあります。これらをフル活用すれば数多くの求人を得ることができます。
転職は、なんだかんだ言っても求人の数が勝負になります。まして、35歳を過ぎてしまうと求人数がガクンと減ってしまうので、できるだけ早く転職先を決めたいところです。
しかし、転職の方向性や強みを整理する前に求人情報を集めても混乱するだけです。なぜなら、目的地をさだめていないからです。繰り返しますが、ステップ1、2が明確になっていないのなら、もう一度見直してください。一人で難しいのなら転職エージェントに相談して必ず行ってください。
求人を探すときのコツ
求人は希望条件が完全に一致するものだけを探そうとしても、なかなか見つかりません。その結果、ライバルに先を越されてしまいます。転職は、少ない求人情報だけで内定がもらえるほど甘くないのです。
最初のうちは、絶対にはずしたくない条件をクリアしている求人を根こそぎ集めてください。例えば、「給料が多少安くてもいいから満員電車で通勤するのだけは嫌だ」というのでも良いのです。最低条件をクリアしている求人ならば、かなりの数の求人を探すことができます。しぼるのは、書類選考が通ってからでも遅くはありません。
求人は生ものと一緒で、「時間が勝負」ということを忘れないでください。応募人数が集まると受付を打ち切ってしまう企業もあるので、早めの応募を心がけましょう。
求人情報の8割は非公開の求人
また、ここで絶対に忘れてはいけなのが転職エージェントの利用です。上の図のように、世の中に出回っている求人の約8割は非公開の求人です。その「非公開の求人は転職エージェントだけがにぎっている」のです。
つまり、転職エージェントを利用しないということは、残りの20%の求人で勝負をしなけれならないということです。これでは、最初から勝負になりません。まずは、ライバルと同じ土俵に立つために転職エージェントを活用し100%の求人情報をゲットしましょう。
【求人情報を集める方法】↓
>>【STEP3】 求人情報を根こそぎ集める
ステップ4:応募書類を作成する
希望の求人情報を見つけたら、いよいよ応募書類の作成です。応募書類には、履歴書と職務経歴書の2つがあります。この書類を書くときに役立つのが、ステップ2の「あなたの強み」です。この強みを元に履歴書・職務経歴書をかきます。ここで、1つ重要なことがあります。
それは、「強みを書くだけでは書類選考は通らない」ということです。なぜなら、採用担当者は数多くの応募書類を目にしているからです。つまり、応募者のすべての書類を細かく読んでいるわけではないのです。
書類選考を突破するためには、”落とされない応募書類の書き方をマスターする”必要があるのです。それなくして、スムーズに通ることは難しいでしょう。
【スムーズに通る応募書類の書き方】↓
>>【ステップ4】応募書類の書き方
ステップ5:内定率を高める面接対策
応募書類が通り、次の関門は面接です。しかし、やっとの思いで書類が通過しても、面接で落ちてしまっては元も子もありません。ですから、気を引き締めて頑張りましょう。面接のときに役立つのは、やはり「あなたの強み」です。
面接で重要なこと
- あなたの実績と能力を魅力的に伝えること
- 「この人と一緒に働きたい」と思わせること
つまり、この2つが採用担当者に上手く伝わらなければ内定はもらえません。
しかし、安心してください。面接にはコツがあります。このコツを身につければ合格率は格段にアップします。面接のコツについても、このサイトでまとめてありますので参考にしてください。
【内定率を高める面接対策】↓
>>【ステップ5】スムーズに通る面接対策
内定から入社まで
この5つのステップをクリアすれば、あとは後任への引継ぎをすれば晴れて入社です。
ただし、気を抜いてはいけません。内定をもらってからは採用企業との条件交渉があります。応募するにあたって、最低限の募集要項は記載されてはいても、詳細については内定後になります。
例えば、入社の時期、勤務先、試用期間、給料などの雇用契約を結びます。当然ながら、採用企業の希望を優先することになりますが、あなたの希望と大きく違っている場合があります。
そんな時、「せっかく内定をもらったのだから」と妥協してしまいがちですが、納得がいかない場合は
- しっかりと確認することが重要です!
そこで、うやむやのまま契約してしまうと、のちのちトラブルの元になります。ですから、どうしてもゆずれない条件を提示された場合は、自分だけではなく転職エージェントに調整してもらうようにしてください。
納得がいかなければ辞退も!
しかし、転職エージェントは求人企業から報酬をもらっているため、あなたの希望よりも求人企業を優先する傾向があります。どうしても納得ができない場合は、「内定を辞退する」ということも選択肢にあることを忘れないでください。
転職は、これから先の人生を大きく左右する大切な決断です。ですから、簡単に妥協してはいけません。お見合いと一緒で、双方が好意をもった上で結ばれることが大切なのです。
以上が、転職から内定を得るまでの5つのステップです。
転職成功のカギは、この5つのステップを「どれだけ深く掘り下げられる」かにかかっています。
ですから、応募書類や面接で、今まで培ってきた実績や能力を魅力的に伝えられるように、専門家である転職エージェントのアドバイスをもらうようにしてください。
くれぐれも、自分の力を過信し「何の準備もなく転職活動を始める」のだけはやめましょう。
それでは、いよいよ具体的な行動をしていくためのステップを始めましょう。>>【ステップ1】転職の方向性を決める