【21回目の転職物語】
「心配ばかりかけてきたね、お母さん」
茨城県稲敷市。かつて母が慈しみ、大切にしてきたこの土地で、
私は今、一本一本の竹と向き合っています。
私は今、一本一本の竹と向き合っています。
私の人生は、迷いの連続でした。職を変えること20回以上。
何をやっても心は定まらず、母には心配ばかりをかけてきました。
親孝行ひとつできないまま、母はこの世を去りました。
後悔の淵に立たされた私が辿り着いたのは、母が愛した稲敷の土地でした。
そこで目にしたのは、手入れを失い、暗闇に飲み込まれそうな放置竹林の姿。
それは、どこか自分自身の人生と重なって見えました。
そこで目にしたのは、手入れを失い、暗闇に飲み込まれそうな放置竹林の姿。
それは、どこか自分自身の人生と重なって見えました。
「この場所にお日様の光を届けよう。それが、私にできる唯一の親孝行だ」
そう決意した日から、私の「21回目」の物語が始まりました。
竹を一本切るごとに、スカイブルーの光が差し込みます。
その光を浴びるたび、私の荒んでいた心もまた、健やかに整えられていきました。
その光を浴びるたび、私の荒んでいた心もまた、健やかに整えられていきました。
かつての20回の転職は、挫折ではありません。
この「21回目」の覚悟を決めるために、
自分を削ぎ落とすための大切なプロセスだったのです。
この「21回目」の覚悟を決めるために、
自分を削ぎ落とすための大切なプロセスだったのです。
私は今、龍貝城跡の竹林の一部となり、自然と調和しながら生きています。
ここから生まれる竹炭は、母に対する感謝の思いです。
高温の炎で焼き上げられた竹の一節(ひとふし)一節には、
母への祈りと、稲敷の里山の再生、
そして迷い抜いた末に掴んだ「静かな誇り」が宿っています。
誰の評価もいらない。ただ、お日様を届けるお手伝いを続けていく。
この場所を、100年後の未来へ繋ぐために…。
稲敷市阿波地区・龍貝城跡。
母の愛した山から、光を届ける「守り人」より。
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