今までの私たちは、物を手に入れることで幸せになれると信じてきました。しかし、どうでしょうか。これだけ物が溢れている時代にあっても、日々ハッピーに生きられている人の方が少ないように感じます。
では、なぜ
- 私たちは幸せを感じることができないのでしょうか?
それは、想像していないからです。分かりやすくいえば、「思い」が入っていないからです。人は、思い入れがあるほど、その物に対する愛着が湧きます。つまり、簡単に手に入るものほど愛着がわかないのです。
例えば、100均のように手軽に購入できる物は、壊れたらすぐに新しい物を購入します。しかし、手入れをしたり大切に扱った物に対してはどうでしょうか。おそらく簡単には手放しません。それどころか、深い愛着が湧いているはずです。
また、欲しい物がありコツコツと貯金をして購入した物はどうでしょうか。手に入れるまでの間に、使っているところを想像したり、身につけているイメージを湧かることでワクワクした気持ちで過ごしていませんか?
物が少ない時代においては、多くの人は手に入れるまでの間にこうした想像力を働かせていました。しかし、いつしか安価で手に入れられる物が増え、「思い入れを無くしてしまった」のです。
その結果、手に入れても手に入れても他の物が欲しくなるスパイラルに陥ってしまいました。この状況から抜け出すにはどうすればいいのでしょうか。
断捨離のすすめ
上記のような状況から抜け出すには、断捨離をすることが必須です。なぜなら、今ある物の中から、「本当に大切な物を見極める必要があるから」です。
部屋の中を見回してみてください。物に溢れていませんか? 断捨離をすれば分かりますが、本当に大切な物はわずかです。しかし、物が溢れている状況では、何が大切かを見極めることは困難です。ですから、あなたの心の整理をするためにも断捨離をしましょう。
断捨離の進め方
進め方の方法としては、まず最初に断捨離をするエリアを決めます。決して、いきなり大風呂敷を広げてはいけません。広範囲にとりかかろうとすると大概は失敗します。そもそも、人は現状にとどまろうとする習性があるものです。ですから、大きく何かを変えようとすると心の抵抗が生まれ失敗してしまいます。
ダイエットなどもそうです。多くの人がダイエットが上手くいかないのは、いきなり大きな目標をかかげ、最初から猛スピードで飛ばしてしまうからです。それと同様に、断捨離も一気に進めてはいけません。目に見えないぐらいのスロースターターがいいのです。
迷ったときは保留
断捨離を進める上でのポイントは、迷ったときは保留にすることです。つまり、捨てるかどうかで迷ったときは保留してください。考えていると時間がかかり、進んでいる感覚が得られないため挫折に陥りやすいです。ですから、迷ったら一時保留し、時間が経ってから大切かを見極めてください。
心の隙間を埋める手段にしてはいけない
私は物を持つことを否定しているわけではありません。むしろ、物は人の心を豊かにしてくれるツールの一つだと考えています。しかし多くの人は、寂しさを埋める手段にしているのです。
人は嫌いな仕事をしていたり、人間関係のストレスがあると、その心の隙間を物で埋めようとします。しかし、物を手に入れる喜びは一瞬です。手に入れる前と手に入れたときだけです。
けれど、それでは本当の解決になっていません。ですから、また次から次へと物が欲しくなってしまうのです。本当の原因は、「魂(たましい)が喜ぶことをしていない」からです。
- その魂から喜ぶことは何なのか?
それを、このサイトで徐々に解き明かしていきたいと思います。楽しみにしてください。
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