一寸先は闇と言います。まさか自分がリストラに合うとは考えもしなかった。他にも予期せぬ事情で会社を辞めざるを得ない状況になった。
- あのとき上司にさからわなければ良かった
- こんなはずじゃなかった
- ああすればよかった。こうすればよかった
このような気持ちになるのは良く分かります。なぜなら、私も同じような状況に追い込まれたことがあるからです。
しかし、そのような否定的な気持ちでは、今後も上手くはいきません。それよりも、その考え方をプラスに変えていけば良いのです。
そこでこのページでは、転職をチャンスに変える考え方について、私の経験をまじえながら解説します。
思考をコントロールする
予期せぬ形で会社を辞めざるを得ない場合、気持ちが否定的になるのも分かります。特に長年勤めた会社であれば、なおさらです。転職をするにも年齢的にも厳しいし、どうも踏ん切りがつかないし納得もいかない。
このような気持ちになってしまうのも理解できます。しかし、たとえ不本意な形で会社を辞めざるを得なかったとしても、後悔をしたところで後戻りはできません。であるならば、これをチャンスととらえ、転職を新しい人生の始まりと考えてみてはいかがでしょうか。
人生は一度きりです。その1度しかない人生を、あなたがコントロールしていくのです。つまり、あなたの思考をコントールし望みどおりの人生に変えていくのです。
転職はチャンス!
結論から言います。転職はチャンスです。あなたが会社を辞めざるを得なかったのは、リストラがあなたの背中を押してくれたのです。ですから、納得がいかないそのエネルギーを自分の可能性に注げば良いのです。
そうは言っても、長年勤めた会社に未練があるのは当然です。踏ん切りをつけようとしても、おいそれとはいかないでしょう。ああすれば良かった。こうすれば良かったと思う気持ちも分からないではありません。けれど、そのような過去にしがみついていても、状況は好転していきません。
新しい扉を開こう!
例えば、私は20回以上の転職経験者です。45歳からの転職も3度経験しました。中でも想い出深いのは、再就職した会社です。その会社は以前に勤めていた会社であり、言わば出戻りでした。
お世話になった上司の方に声をかけて頂き、もう一度この会社で頑張ってみようと決心したのです。しかし、それからわずか2年たらずで、会社を辞めざるを得ない状況になりました。
その声をかけて頂いた上司の恩もあり、私はとても一生懸命に仕事をしました。しかし、その上司が、いろいろな事情から、会社を辞めてしまったのです。そして、私も会社にいずらくなり退職をしました。年齢は48歳です。次の転職にはとても厳しい状況です。
そこで、私はこれをチャンスと考え、最後のつもりで転職と起業を同時にしたのです。なぜなら、運良く転職が決まったからです。いわゆる、契約社員のような形で、転職と起業を同時に行ったのです。
実は、私は転職だけではなく、起業にも3度失敗しています。もう失敗はしたくないという気持ちが強くあったので、最後の挑戦のつもりで新しい扉を開きました。
私はその不本意な出来事を、新しい人生への挑戦としたのです。今のところ順調にやっています。ですから、あなたも大丈夫です。私のように、いきなり起業という選択肢は難しいかもしれませんが、まずは転職をして自分の可能性にかけてください。まつり、これは不運な出来事ではなくチャンスなのです。
けれど、あなたがいつまでも、前の会社に対して未練を断ち切らなければ、幸運はいつまでもやってこないでしょう。ですから、転職をチャンスととらえ、新しい自分を発見してください。
私からのアドバイス
今までで培ってきた実績とスキルを使って、今後は新しい転職先で存分に力を発揮してください。ただ、1つアドバイスをします。それは、本当にやりたい仕事をすることです。確かに年齢的も、厳しい状況ではあります。また、何かとお金のかかる年代かもしれません。
例えば、親の介護の問題、子供の教育費、家のローンなど、考えれば考えるほど不安の種は尽きないと思います。しかし、給与が高いという理由で転職先を決めるのはやめた方が良いです。なぜなら、後悔する可能性が高いからです。そして、好きな仕事であれば、お金は後からついてきます。
また、若い頃であれば、
- 女性にモテたい
- いいクルマに乗りたい
- 高級時計がほしい
などを、モチベーションにして仕事をすることができます。しかし、年齢を重ねると、お金だけでは得られないモチベーションが必要になってきます。
生涯現役で仕事をしよう!
私は生涯現役で仕事がしたいと考えています。できれば、あなたにも生涯現役で仕事をしてほしいと望んでいます。なぜなら、仕事は人にとって生きがいになるからです。
私の母も仕事を生きがいとしてきました。しかし、介護が必要になり元気がなくなってしまいました。仕事はお金では得られないステキなものをもたらします。生きがいや喜び、人との絆などもそうです。
私やあなたも、いつかは母のように介護が必要なります。そして、仕事がしたくてもできなくしまうのです。ですから、このチャンスを逃していけません。そして、どんなに不運な状況になっても、あきらめなければ必ずチャンスは訪れます。ですから、この状況をチャンスに変えましょう!
まとめ
以上が、中高年がリストラされても「転職が上手くいく考え方」です。
大切なことは、現状を否定的に考えず、何事もチャンスと考えることです。後は、自分を信じて行動あるのみです。
どんなに不利な条件でも、あきらめずに応募書類を出し続ければ、面接へとだどりつきます。そして、何度でもあきらめずに面接を受けていれば確実に内定は近づきます。
天職に生きる5つのステップ