中高年の転職活動で、成功のカギを握るのは情報収集です。希望の会社の情報を詳しく調べないばかりに、
- こんなはずじゃなかった!
となっては困ります。ですから、転職で後悔しないためにも事前の情報収集は必須です。しかし、意外にどのような方法があるのかを知らない人がいます。
また、情報収集の仕方によって好条件の求人に出会う確率も違ってきます。
そこでこのページでは、好条件の求人情報を集める方法を、私の経験をまじえながら解説します。
情報収集の6つの方法
情報収集には主に6つの方法があります。
①人材紹介会社(転職エージェント)
②中核人材確保センター(旧:人材銀行)
③転職サイト
④ハローワーク
⑤新聞
⑥求人雑誌・折込チラシ
求人情報を集める媒体として、主にこの6つになります。番外として、あなたの希望する転職先が決まっているのなら、その企業のホームページを参照するのも良いでしょう。その企業が上場企業であれば、ユーレット(無料)がオススメです。
ユーレットは、無料で企業価値を提供してくれる検索サービスです。その企業の売上や利益がグラフ化されいて参考になります。また、同じ業界の企業と比較することで、その企業の将来性が把握することができます。ぜひ活用してみるとことをオススメします。
6つの求人情報の特徴
6つの求人媒体には、以下のような特徴があります。
①人材紹介会社(転職エージェント)
企業からの紹介料をもらう仕組みで成り立っています。転職者は無料。売れる人材を扱うのが特徴です。キャリアを積んだ専門職・管理職中心。中高年向けも多く扱っています。
②中核人材確保センター(旧人材銀行)
40歳以上の管理職・専門職経験のある方が対象です。マッチングすれば効果大。ただし、求人数や拠点が少なく企業の認知度も低いのがデメリットです。
③転職サイト
一般的に35歳までの若年層向けの求人の扱いが多いです。しかし、35歳以上の求人もかなりあります。
④ハローワーク
求人保有数NO1。年齢や所在地も多く便利です。人材紹介会社の求人に比べ年収が低い傾向あります。
⑤新聞
全国紙の日曜日版に求人が掲載されます。最近はネットと連動してします。
⑥求人雑誌・折込みチラシ
社会保険未加入でも掲載できるものあり待遇面で難点があります。
「35歳限界説」なんて関係ない!30代40代のための転職完璧ガイド 秀和システムを参考
転職エージェントがおすすめ
以上のように、情報を集めるには6つの方法があります。中でもオススメなのが、①の人材紹介会社です。なぜなら、人材紹介会社は、転職エージェントを利用できるからです。
中高年の転職は、若い人に比べ求人数に限りがあります。ですから、好条件の案件に出会うには、できるだけ求人数の多い媒体を活用する必要があります。
そこで、オススメなのが転職エージェントです。なぜなら、非公開の求人情報を数多くかかえているからです。
情報収集の5つのポイント
ポイント1
希望職種を見極める
転職をするときに最も重視するのは希望職種です。どんな業界にどんな職種があるか調べてみましょう。たとえ現在と同じ職種でも、どんな内容の仕事をしたいか、自分が本当にしたいことは何かを整理し、基準をつくっておけば選択しやすくなります。
ポイント2
関連業界を調べる
希望する業界だけでなく、関連する業界、協力関係にある業界についても調べてみると良いでしょう。多くの分野から情報を集めることで、あなたのしたいことがひとつの業界、ひとつの業種に限られたものでないことが分かります。それにより、会社選びの幅が広がるでしょう。
ポイント3
転職情報サイトにアクセス
次は、転職情報の収集です。新聞・雑誌・ハローワーク、いろいろな方法がありますが、便利なのはインターネットを利用した転職サイトです。企業のホームページからアクセスすることも可能です。また、転職サイト、人材紹介会社のサイトも活用すると良いでしょう。
オススメは、リクナビNEXTです。この転職業界NO1の成功実績を誇るリクルートが経営しています。他社に比べ圧倒的な求人があります。
ポイント4
募集要項を読む
応募したい会社を見つけたら、募集要項を熟読しましょう。給与欄や勤務時間などしか読まずに応募すると、条件の把握が不十分で「こんなはずじゃなかった」ということになりかねません。募集要項は何よりも貴重な情報源ですから、じっくりと読んでください。
ポイント5
企業研究
募集要項を読んで「この会社だ!」と思ったら、その企業を徹底的に研究するようにしてください。方法はホームページや四季報、会社総覧をはじめに、会社案内、PR誌、業界誌などを入手すると良いです。
また、図書館にも資料はあります。そして、ハローワークでも企業研究ができます。とにかく、あらゆる手段を使って希望企業の研究を行うようにしましょう。
転職エージェントの活用法
繰り返しになりますが、転職エージェントは、非公開の求人情報を数多くかかえています。非公開の求人情報には、好条件な案件が多いです。ですから、これを上手く活用しましょう。それには、転職エージェントと良好な関係を築くことが重要です。なぜなら、優良な関係になれば、他の人よりも優先して情報が得られるからです。
貴重な情報を得るには?
転職活動に限らず、物事は待ちの姿勢ではいけません。特に中高年の転職は、こちらから行動を起こさなければ、登録しただけで何も進まないケースがあります。特に転職エージェントは内定が取りやすい若い人を中心に動こうします。そうなると、どうしても年齢が高い人は後回しにされてしまいます。
そのためには、定期的に連絡を入れ転職エージェントと仲良くなるのが良いでしょう。なぜなら、人は接触回数が多くなるほど相手に好意を持つからです。
いずれにしても、定期的に連絡を入れ貴重な情報を得られるようにしましょう。
まとめ
以上のように、情報収集には6つの媒体があります。特に転職エージェントのメリットは大きいです。
転職エージェントは、求人紹介だけではなく応募書類の添削、面接のアドバイス、求人企業との給料の交渉などを行ってくれます。しかも、求人企業が費用を負担してくれるため無料で受けることができます。
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