面接が苦手、どのような準備が必要かが分からない…。
このような不安をかかえていませんか?
面接には心構えがあります。この心構えを知ることで不安がクリアになります。
例えば、「面接の準備」とネットで検索すると、服装やマナー、質問の答え方などが数多くヒットします。確かに、これらは重要です。
しかし、もっと根本的な問題して心構えがあります。なぜなら、心構えができていないとテクニックに頼ってしまうからです。
面接で大切なのは、面接官に好かれることです。ですから、テクニックに頼りすぎると好感が得られません。
そこでこのページでは、面接準備に必要な5つの心構えについて、私の経験をまじえながら解説します。
面接の準備に必要な5つの心構え
面接準備に必要な心構えには、以下にあげる5つがあります。
- 前向きな行動
- 些細なことを大切にする姿勢
- 仕事の取り組み方
- 仕事のこだわりを前面に出す
- 実現したいことを明確に!
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.前向きな行動
明るく前向きな行動をとる人は、どのような会社でも好まれます。なぜなら、本人だけではなく、周囲にも良い影響を与えるからです。
否定的な人は、常に不満を口にします。また、否定的な感情は周りにも伝染します。その結果、全体の雰囲気も悪くなってしまうのです。逆に前向きな人は、周囲を明るくし活気を与えます。ですから、前向きな人は面接官から好かれます。
- あなたは今どのような気持ちで転職活動に臨んでいますか?
- 上司の顔なんか二度と見たくない
- こんな低い給料じゃ仕事にやる気が起きない!
- この会社では希望が持てない
といった気持ちで取り組んでいないでしょうか。
このような否定的な考え方では、周囲に悪影響を与えてしまいます。ですから、できる限り前向きな姿勢で取り組みましょう。そうすれば、面接でも自然に前向きな姿勢が伝わります。
2.些細なことを大切にする姿勢
面接では受かりたい気持ちが前面に出る傾向があります。そのような場合、大げさなアピールになっていることが考えられます。
例えば、
- 昨年度の社内で売上がトップになった
- 契約件数が前年比で1.5倍になった
- 企画・提案を行い社長賞をもらった
などです。
一見すると「本当かな?」と疑ってしまいます。確かに、すべてが嘘ではないとしても、話を盛っていることが多いでしょう。おそらく、面接官も、そう感じているのではないでしょうか?
そんなときに、些細なことを大切にする姿勢は、真実味があります。
エピソードを伝えることが重要!
私は10年以上にわたり事務職にたずさわってきました。事務職は、営業のように「売上が前年比で何%上がった」という数字では表現ができません。ですから、数字では表現できない些細なことを大切にしてきました。
例えば、
- 些細なミスをしてしまう
- 時間が経ってから二度目のチェックを行う
- 社内メールを読むのに時間がかかる
- 内容を簡潔にまとめる
- 情報が共有されない問題がある
- 情報共有のためクラウド管理を導入する
このように、私は業務の効率化を心がけてきました。ですから、御社でも工夫や改善を行っていきたいと思います。
※クラウド管理とは、それぞれのパソコン上で管理するのではなく、インターネットのサービスを利用し「情報を共有するシステム」です。
これらは些細なことですが、日常業務に工夫をする姿勢をアピールできます。大げさなアピールよりも、真実味が感じらるのではないでしょうか。
3.仕事の取り組み方
仕事の取り組み方を上手く伝えると、面接では好評価につながります。伝え方としては、具体的なエピソードを加えて伝えるのが良いでしょう。分かりやすいように、私の事例を紹介します。
【私の事例】
以前に在職していた会社の上司は、どんなに嫌がらせを受けても「イヤな顔を見せず常に周囲に気をくばる人」でした。私は、この上司の取り組み方をお手本にしています。
その上司は、社長が銀行からスカウトし入社しました。しかし、その会社の番頭から嫌がらせを受け、なかなか思うような成果が出せませんでした。けれど、社長は番頭に気を使い、その上司の味方をしません。ですから、その上司は社長の後ろ盾もなく、1人孤独に業務に取り組んでいたのです。
しかし、グチ1つごぼさず、周囲に気をつかう姿勢は本当に頭が下がる思いでした。そして、その謙虚な姿勢と行動力で徐々に業績を上げていきました。私は今でも仕事の取り組み方として、その上司の姿勢をお手本にしています。
このようなエピソードを面接で伝えることで、印象に残りやすく好評価につながります。
4.仕事のこだわりを前面に出す
仕事のこだわりを伝えることで、仕事に対する姿勢をアピールできます。
私は今までチームワークを大切にしてきました。なぜなら、チームであれば、お互いの得意・不得意をカバーし合えるからです。
例えば、細かい作業が得意な人、そうでない人、パソコンの入力作業は早いけれどミスが多い人など。さまざまな得意・不得意があります。チームで業務を行えば、得意なことを活かし合いながら進めることできます。ですから、私は個人で業務を行うのではなくチーム制が良いと考えています。
御社はチームワークを大切にする風土があります。ですので、私のモットーが活かせると思い、応募をさせて頂きました。
このように、自分のこだわりと会社の風土が合っていれば、さりげなくアピールができます。
5.実現したいことを明確に!
転職で重要なのは、自分のやりたいことがその会社で実現できることです。
転職理由として、今の会社に不満がある場合が多いです。しかし、長期的に見れば、あなたのやりたい仕事であるかの方が重要です。なぜなら、やりたい仕事であれば多少の不満も我慢ができるからです。
例えば、私のやりたいことはコーチングです。※コーチングとは、夢や目標をコミュニケーション・スキルを使ってサポートする手法です。
私は長い間、事務職にたずさわってきましたが、前職ではパソコン作業が多く、周囲とのコミュニケーションをとる機会がありませんでした。そこで御社の募集要項に、コミュニケーション能力が高い人と書かれてありましたので、私のスキルが活かせると思い応募させて頂きました。
このように、自分のやりたいことと、会社が求めている人物像が上手く合っていれば内定が近づきます。
まとめ
以上が、面接準備に必要な5つの心構えです。
ネットで検索すると、手っ取り早く面接に対応する情報が多いです。確かに、面接ではテクニックを活かすことも重要です。
しかし、面接官のように人を見るプロが相手では小手先のテクニックは通用しません。
それよりも、この5つの心構えで面接に臨んだ方が印象が良くなります。なぜなら、面接官は人柄を重視するからです。
ですから、テクニックよりも正直な対応を心がけましょう。
天職に生きる5つのステップ