転職する上で、大切なスキルと言えば、コミュニケーション能力です。
お客様と接する営業だけではなく、幅広い職種で活用ができます。しかし、この重要であるはずのコミュケーションが苦手という人も意外に多いのです。
そこでこのページでは、コミュニケーション能力の高い人の9つの特徴と具体的な対策について、私の経験をまじえながら解説します。
コミュニケーション能力の高い人の特徴
コミュニケーション能力を高めるには、能力の高い人に学ぶのが一番です。しかし、もっと簡単な方法は、低い人の特徴を知ることです。そして、それを自分に当てはめてみれば良いのです。もし当てはまるようなら、対策を取りましょう。そうすれば確実にコミュニ―ケーション能力が上がります。
コミュニケーション能力が高い人の特徴は、以下の9つがあります。
- 聞き上手
- 褒め上手
- 否定しない
- 共感する
- 誰とでも平等に接する
- 会話の引き出しが豊富
- 相手のペースに合わせる
- キャッチボールが上手い
- 相手の興味・関心が高い
以上です。
この9つの特徴を学ぶことで、あなたのコミュニケーション能力は確実に上がります。では、1つずつ具体的に解説します。
1.聞き上手
コミュケーション能力の低い人は、相手の話を聞いていません。なぜなら、自分が話したいからです。多くの人が、人の話を聞くよりも、話したい欲求があります。だから、コミュニケーションが上手くいかないのです。
具体的な対策
ここで、1つ質問をします。
※上図を参照
それは、「人の話を2倍聞きなさい」ということです。少しこじつけのようですが…。つまり、人と上手くつき合うには、相手に話させるのが一番良いのです。
2.褒め上手
コミュニケーション能力が低い人は、相手を褒めるのが下手です。しかし、人はお世辞だと分かっていても褒められると嬉しいのです。なぜなら、心の奥底に認められたい欲求があるからです。
具体的な対策
最初は、身近な人を褒めてみてください。些細なことで良いです。やってみると、ほとんどの人が喜ぶのが分かります。
3.否定しない
コミュニケーション能力が低い人は、相手を否定します。なぜなら、自分の意見が正しいと信じているからです。しかし、否定されれば、誰だって話をしたいとは思いません。
具体的な対策
会話をするときは、とにかく否定しないようにしましょう。やり方としては、大げさなぐらいにあいづちを打つことです。
4.共感する
コミュニケーション能力が低い人は、共感が下手です。
具体的な対策
最初は、Facebookの「いいね」でもかまいません。たとえ、社交辞令で「いいね」を押したとしても、押された方は「いいね」の数が多ければ嬉しいものです。ですから、最初はインターネットで表現してみるのが手軽で良いでしょう。
5.誰とでも平等に接する
コミュニケーション能力が低い人は、人によって接し方が変わります。自分が好きな人には、優しい対応をしますが、そうでない人には、そっけない態度をとったりします。確かに、人には相性の合う人、合わない人がいます。だからと言って、相手によって態度を変えるのは大人気ないと言えるでしょう。
具体的な対策
普段から誰にでも公平に接するように心がけてください。たとえ、嫌いな人であっても、周囲と同じように接するのです。人の心理は不思議なもので、こちらが相手を嫌いだと思っていると相手もこちらを嫌いになるものです。だからと言って、無理に好きになる必要はありませんが、せめて周囲と同じように接するように心がけましょう。
6.会話の引き出しが豊富
コミュニケーション能力が低い人は、どうして会話が広がりません。なぜなら、会話の引き出しが少ないからです。会話の引き出しは、一朝一夕で身につくものではありません。しかし、意識して情報を集めていれば、少しずつ増えていきます。
具体的な対策
以前の私は会話がなかなか続きませんでした。そこで、雑談を日常会話に取り入れるようにしたのです。
例えば、普段、仕事をしていると、それほど日常に変化がありません。ですから、毎日、顔を合わせている同僚とは、それほど変化に富んだ会話などできないものです。そんな時は、たわいもない雑談で十分です。天気や、気になったニュースでもかまいません。
コミュニケーション能力とは、このような雑談から広がっていくものです。ですから、コミュニケーションが苦手であっても、あまり難しく考えず、最初は雑談から始めれば良いでしょう。
7.相手のペースに合わせる
コミュニケーション能力が低い人は、相手の会話のペースを考えません。ですから、一方的に話をしてしまいます。このような人は、ペーシングをするのが良いでしょう。ペーシングとは、相手のペースに合わせた速度で会話をすることです。
例えば、相手の話し方が、ゆっくりであるのに、あなたの話す速さが速かったらどうなるでしょうか?
相手がお客様なら、間違いなくクレームになります。逆に相手が急いで話しているのに、こちらの対応が、のんびりしていたらどうでしょうか。答えは言わなくても想像がつきます。
このように、相手の話すペースに合わせるということが重要です。
具体的な対策
これもトレーニングしだいで、対応が可能です。今度、じっくりと相手の話しを聞いてみてください。人によって話すペースが違うことに気づくはずです。そして、相手の話にあいづちを打つペースを合わせましょう。そうすれば、間違いなく会話の歩調が合うことが実感できます。
8.キャッチボールが上手い
コミュニケーション能力が低い人は、会話のキャッチボールが下手です。つまり、会話はキャッチボールによって成り立っているということです。ですから、相手がかまえた場所に、しっかりとボールを投げるようにしなければいけません。しかし、多くの人は、いきなり豪速球を投げたり、相手が左にグローブをかまえているのに、右にボールを投げたりしています。
これでは、上手く会話がかみ合うことはありません。重要なのは、相手の質問に対して的確な答えを返すことです。
具板的な対策
これは、少々難しいトレーニングが必要です。そのトレーニングは、相手の話しに100%耳を傾けることです。とにかく相手の話しを、理解することに集中するのです。理解とは、相手の表情、心理、内容、伝えたいことなどを、じっくりと聴くことです。これは、少し高度な技術になります。
しかし、これを身につければ、コニュニケーションの達人になれます。それには、最初は返答につまっても良いので集中して聴くと良いでしょう。そうすれば、的確に相手が求めている答えを返すことができるようになります。
9.相手の興味・関心が高い
コミュニケーション能力が低い人は、相手の興味・関心があることに無関心です。なぜなら、人は相手の話よりも自分の話を聞いてもらいたいからです。ですから、どうしても興味や関心が、相手の話よりも自分が話したいこと集中しています。これでは、会話のキャッチボールが成り立ちません。
具体的な対策
人は、知っているだけでは、何も変わりません。それを上手く活用できて初めて物事が動き出します。それには、やはり日頃のトレーニングが大切です。普段から、あなたが話したいことではなく、相手が興味や関心を持っていることに集中するように聞いてください。そうすれば、相手が「どんなことに興味や関心を持っているのか」が分かるようになります。
そうやって、相手の情報を集めていきます。後はその情報を引き出し、相手に質問をすれば、相手は気持ち良く答えてくれるでしょう。なぜなら、答える内容が、相手にとって興味や関心があることだからです。
まとめ
以上が、コミュニケーション能力が高い人の9つの特徴と対策です。
少々、難しい内容もあるかと思いますが、このスキルを身につけることで、面接にも応用が効きます。
コミュニケーション能力も、スポーツと一緒でトレーニングをつめば確実に成果が出ます。ですから、日常の会話の中で意識して使うようにしてください。そうすれば、コミュニケーション能力が上がります。
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