周りに比べ、いつも私だけが忙しい。なんだか、周りにいいように利用されている気がする。
「こんな不公平な状態が続くなら、いっそのこと会社を辞めてやる!」と思ってしまいますよね。
確かに、あなたは他の人に比べ忙しい状態が続いているのかもしれません。しかし、その原因は、自分にあるかもしれないのです。
頑張っているのに追い打ちをかけるようで申し訳ない気持ちもありますが、その原因が分からなければ対策を立てることができません。
ですから、まずはそれを認めるところから始めてください。
そこでこのページでは、「私だけが忙し過ぎて会社を辞めたい!」と思ったときの上手くいく考え方を、私の経験をまじえながら解説します。
上手くいく7つの考え方
あなただけが忙しいときに、上手くいく考え方には以下の7つがあります。
- はっきり断る
- 他の人に依頼をする
- 仕事を減らしてもらう
- 自分に正直になる
- 肥やしになると割りきる
- 無理に好かれようとしない
- 会社を辞められる状態にする
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.はっきり断る
自分だけが忙しいと感じている人は、以下の3つの状況が考えられます。
- 周りと比べ能力があるため多くの仕事をまかせられている
- 周囲に比べ仕事が遅い
- 断れない性格である
以上です。
ここでは、主な原因である3番目の「断れない性格である」場合について説明をします。
どんなに仕事が多くても、あなたがその状況に納得ができていれば何の問題はありません。しかし、会社を辞めたいとまで考えているのですから、やはり、その状況は改善する必要があります。それには嫌われるのを恐れず断る必要があります。そうしなければ、いつまでも仕事を断れず今の不満が続くことになります。つまり、断れない性格の人は、この問題を克服しない限り、いつまでも忙しい状態が続いてしまうのです。
断れないのは自分の責任!
実は、私も断れない性格です。人から頼まれるとイヤとは言えず、どんどん仕事が忙しくなってしまうのです。しかし、それが災いし、ストレスが溜まり暴飲暴食にはしります。また、ひどい状態になると、眠ることができなくなってしまうのです。そんなとき、会社の先輩から「その原因は自分にある」とアドバイスを受けたのです。そして、もし断るのが怖いのなら「全てを断らずにやりたい仕事だけを受ければいい」と言わました。
このアドバイスのおかげで私は選択肢が広がったのです。確かに、全てを断れば相手に対しても角がたちます。しかし、その中の一部でも仕事を受ければ相手も事情を察してくれるでしょう。また、その受ける仕事が「あなたのやりたいこと」であれば、それほど不満もたまりません。
2.他の人に依頼をする
もし断るのがイヤというのなら、他の人に依頼するというのも良いです。
例えば、
- 一度あなたが引き受けて他の人に依頼する
- 引き受けずに「他の人に依頼してほしい」と頼む
どちらを選ぶかは、あなたしだいです。いずれにしても、嫌われる勇気を持たなければ不満が溜まるだけです。
ここで私がその状況で考えたことを紹介します。
依頼者の成長する機会を奪ってはいませんか?
例えば、仕事の依頼を断ることで、相手に迷惑がかかってしまうと考えているとしたら、その考えは、ある1つの側面からしか見えていません。仮にあなたが、その仕事を引き受けストレスをかかえてしまい、最終的に会社を辞めてしまうとしたらどうでしょう?
結果として、周囲に迷惑をかけてしまいます。しかし、相手に嫌われるのを覚悟で仕事を断わります。すると、あなたはストレスをかかえこまずに済みます。そして、その依頼してきた人は、成長につながる機会を得ることになります。
もしかしたら、依頼してきた人は自分の能力を過小評価しているのかもしれません。自分にはできないという思い込みから、あなたに仕事を依頼しているかもしれないのです。しかし、断られたことで自分でやらなければならず、成長する機会に恵まれたとも言えるのです。
そもそも、周囲が暇で、あなただけが忙しいというのは会社の体質に問題があります。ですから、それほど責任を感じる必要はありません。
3.仕事を減らしてもらう
あなたの能力に問題があって、仕事をかかえてしまっているのなら、今後は努力をしなければいけないでしょう。しかし、能力があるにも関わらず仕事の量が多くなっているのなら、それは、あなたの問題ではありません。それは、上司と会社の体質の問題です。
ですから、
- 断れない
- 人に依頼もできないというのなら
- 上司に相談し仕事を減らしてもらう
このように、一人でかかえこまず上司に相談をし平等に仕事の配分をしてもらいましょう。
4.自分に正直になる
私は、小学校の頃いじめにあいました。やんちゃだった私はクラスのリーダー格でした。そんなある日、周囲から突然無視をされました。その状況が何か月間か続き、なんとか、口をきいてもらえるようになりましたが、原因は今だに分かりません。その影響もあり、私は周りの目を非常に気にします。
何をするにも、
- 相手はどう思うだろうか?
- 気に障るようなことをしてはいないか?
- 昔のように嫌われてしまうのではないか?
このように、常に周りのことを気にするようになりました。
その結果、自分の気持ちよりも周りの気持ちを大切にするようになったのです。これは、一見すると周囲に気づかいができると誤解をされるかもしれません。しかし、周囲に気づかいができるのではなく、無理に周囲に合わせてしまうのです。つまり、自分の気持ちに正直になっていないのです。
特に日本人は、周囲を気にするあまり、自分に正直になれていない人が多いです。
あなたの正直な気持ちが大切!
- 空気を読め
- 協調性をもって行動しろ
- 周囲を大切にしろ
このような意見は、ある一面においては必要なことかもしれません。しかし、気に過ぎてしまうと個性がなくなってしまいます。そして、多くの人が周囲を気にするあまり、自分の気持ちを置き去りにしています。
その結果、
- 仕事の依頼を断れない
- 仕事の依頼ができない
- 上司に相談ができない
となってしまうのです。
その根底にあるのは嫌われたくないという気持ちです。それを改善するには嫌われる勇気を持つ必要があります。つまり、自分に正直になる勇気です。そうでなければ、いつまでも不満が続くことなります。
5.肥やしになると割りきる
- 断れない
- 人に依頼ができない
- 上司に相談ができない
- 自分に正直なれない
このような状態なら、いっそのこと、自分の肥やしになると割りきってしまうのが良いでしょう。
周りのためと考えストレスを溜めるぐらいなら、自分のためになると思って頑張れば良いのです。不平や不満は、あなたが納得できないから出てきます。しかし、自分の成長につながると割りきってしまえば、人のことなど気にする必要はありません。
つまり、すべては自分の成長のためだと考えるのです。ですから、他の人が仕事を自分に押しつけるほど成長の機会が得られると考えてください。そうすれば、周りのことなど気にならなくなります。
6.無理に好かれようとしない
人には、周りから好かれたいという欲求があります。しかし、好かれようと無理を続けていると自分を見失ってしまいます。そして、自分のやりたいことが正直に言えず不満ばかりが溜まってしまいます。
この状態から抜け出すには、無理に好かれようとしないことです。つまり、相手の気持ちよりも自分の気持ちを大切にするのです。けれど、考え方を変えるのは難しいです。ですから、少しずつ自分の意見が言えるようにしましょう。
7.会社を辞められる状態にする
もし、どうしても今の状況が改善できないのなら、転職活動を始めてください。だからと言って、すぐに会社を辞めるということではありません。選択肢の1つとして考えれば良いのです。何から始めて良いか分からない場合は、転職エージェントに相談をしましょう。
転職エージェントとは?
ここで、転職エージェントについて簡単に説明します。転職エージェントのメリットは、非公開の求人を数多くかかえていることです。求人を探す方法として、転職サイトやハローワークの閲覧が一般的です。しかし、それでは十分とは言えません。なぜなら、世の中に出回っている求人の多くが非公開の求人だからです。
転職活動をしたからと言って、すぐに転職をするということではありません。会社を辞める準備を整えるということです。ですから、今後も不満が続くようなら、そのときは転職をすれば良いでしょう。
まとめ
以上が「私だけが忙し過ぎて会社を辞めたい!」と思ったときの上手くいく7つ考え方です。
自分だけが忙しいのは、あなたに問題がある場合が多いです。なぜなら、周りから嫌われたくないという気持ちがあるからです。つまり、あなたの性格が現在の状況をつくりだしているのです。
しかし、それが原因で会社を辞めてしまえば、転職先でも同じ状況になる可能性もあります。ですから、原因をしっかりと見極めましょう。
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