あなたはムカつく上司がいて会社を辞めたいと考えていませんか?
その気持ちスゴク分かります。私もその問題で何度も会社を辞めましたから…。
けれど、今の会社を辞める前に一度よく考えてほしいことがあります。
それは、
- その問題は転職して解決できますか?
ということです。そもそも、それを考えずに会社を辞めてしまうと、転職先でも同じ問題に悩まされることになります。それでは、転職後に後悔することになるでしょう。
そこでこのページでは、上司がムカついて辞めたい人が、5つの質問を通して解決していく方法を紹介します。
解決する5つの質問
「ムカつく上司がいて仕事を辞めたい!」ときにする質問には、以下の5つがあります。
- 上司との理想的な関係とは?
- どうしてその関係を得たいのか?
- どうすればその関係を実現できるのか?
- あなたにとってどんな意味があるのか?
- その問題に対して起こせる行動は何か?
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.上司との理想的な関係とは?
会社を辞めたいとまで考えているということは、上司に対しての不満が非常に大きいということです。しかし、その不満は、
- すべての人に共通することではない
ということを認識する必要があります。
分かりやすく言えば、あなたにとって問題であっても、他の人にとっては問題ではないということです。
あなたが描く理想的な上司とは?
- なぜ、あなたにとって問題でも、私にとって問題にならないのでしょうか?
それは、理想と現実のギャップがあるからです。つまり、あなたには理想の上司像があり、今の会社の上司は「あなたの理想ではない」のです。だから不満なのです。ですから、最初にやらなければいけないことは、上司との理想的な関係がどのような関係なのかを認識することです。
例えば、あなたの理想的な上司との関係は、
- 自由に仕事をさせてくれる関係
- 思いやりをもって接してくれる関係
- ミスを責めずにフォローしてくれる関係
- 誰に対しても公平に接してくれる関係
- 話を聞き意見を取り入れてくれる関係
- 成果をチームで共有する関係
- 和気あいあいとしている関係
- 切磋琢磨し合える関係
- 得意なことを活かし合う関係
- ユーモアと笑いがたえない関係など
2.どうしてその関係を得たいのか?
前の質問で、あなたの中にある上司との理想的な関係が認識できたと思います。
次は、
- どうしてその関係を得たいのか?
という質問です。この質問に答えることで、上司との関係から、あなたが本当に得たいことが明確になります。
私の価値観
例えば、私の理想的な上司との関係は、以下の3つです。
- 得意なことを活かし合う関係
- ユーモアと笑いがたえない関係
- 成果をチームで共有する関係
上記のように、私はチームでそれぞれが得意なことを活かし合いながら、成果を上げていく関係が理想だと考えています。そして、「楽しみながら成果を出す」が、私の得たい結果になります。
このように「どうしてその関係を得たいのか?」が分かれば、あなたの本当にほしい結果が理解できます。
3.どうすればその関係を実現できるのか?
私の理想は、チームでそれぞれが得意なことを活かし合いながら成果を上げていく関係です。そして、得たい結果は「楽しみながら成果を出す」です。
- この関係を実現するためには、どうすれば良いのでしょうか?
それには、自分が得意なことを最大限に発揮することです。また、チームが成果をあげられるように最善を尽くすことです。そして、周囲に期待するのではなく自ら行動を起こすのです。
人は他人の行動はコントロールができませんが、自分の行動はコントロールができます。これは、得たい結果(ここでは仕事楽しむ)のために、コントロールできること集中することです。それでも、状況が変わらなければ転職を検討してください。つまり、最大限の努力をしても不満が解消できないのであれば、残された選択肢は転職しかないということです。
4.あなたにとってどんな意味があるのか?
人生で起こる問題は、あなたを成長させてくれる機会になります。しかし、その問題から逃げているうちは成長ができません。つまり、嫌な上司がいるから会社を辞めるというのでは、その問題から逃げています。それでは、いつまでも成長ができません。ですから、問題から逃げるのではなく解決するための行動を起こしてください。
最善の努力をしたにも関わらず状況が変わらなければ、転職を視野にいれるのも良いでしょう。しかし、問題から逃げているうちは成長ができないことは忘れないでください。
- この問題はあなたにとってどんな意味があるのか?
この問題の本質が理解できれば絶妙なタイミングで起きていることが分かります。なぜなら、その問題はあなたを大きく成長させるために起こっているからです。ですから、その問題に真正面から取り組めば大きな成長が得られます。
5.今、その問題に対して起こせる行動は何か?
人は理屈では分かっていても、行動に移せない場合があります。つまり、行動を起こす必要があると分かっていても、なかなか行動に移せないのです。
そんなときは、スモールステップを活用してください。
スモールステップ
- 小さな行動をする
- 楽しいことをする
- 継続する
この3つであれば、行動を起こすのが容易になります。それでも行動に移せないときは、もっと小さな行動にすると良いです。つまり、行動に移せないというのは、心の中にまだブロックになっていることがあるのです。ですから、もっと小さくすれば良いでしょう。
例えば、仕事を楽しみたいのなら、いきなり「やりたい仕事がしたい」と上司に頼むのではなく、身の回りで仕事を楽しむ工夫をするのです。
例えば、
- 相手が喜ぶことを1つ見つけてそれを伝える
- とにかく相手を褒める
- 周囲の批判をせず積極的に協力する
- 相手の興味がありそうな会話をする
- 相手の長所や強みを探すなど
つまり、周囲が喜ぶことを積極的に探すようにするのです。そうすれば、相手の喜んでいる姿を見て、あなたも楽しい気分になれます。このように、小さなことであれば人は簡単に行動することができます。
まとめ
以上が、転職後に後悔しないための5つの質問です。
良い質問は良い回答をもたらします。しかし、上司が嫌いだからと言って、自分に質問をせずに「会社を辞めます!」では、良い回答とは言えません。
それでは、たとえ転職をしても後悔することになります。
まずは、5つの質問を自分に投げかけ、しっかりと回答を得てください。そして、スモールステップを活用して、できることから始めましょう。
この5つの方法を試したにも関わらず、不満が解消できないようなら転職を検討してください。
天職に生きる5つのステップ