キャリアアップとキャリアチェンジの違いを知っていますか?
この二つの違いを理解しないと、今後の目指すべき方向性が決まりません。
仮に、その状態で転職活動をしてしまうと、面接で質問をされても上手く答えられません。
ですから、まずは、この二つの違いを理解し、あなたが今後どちらを目指すのかを把握する必要があります。
そこでこのページでは、2つの違いやポイントについて、私の経験をまじえながら解説します。
キャリアアップとキャリアチェンジのイメージ
キャリアップとキャリアチェンジの違いは下の図をみると分かりやすいです。
- キャリアアップは階段を登るイメージです
- キャリアチェンジは平の場所を歩くイメージです
キャリアとは何でしょうか?
キャリアとは、他の会社でも通用する専門性をもった能力と言えます。転職で言えば、専門性・得意分野・自分の売りと考えると分かりやすいでしょう。重要なのは、他の会社でも通用するという点です。
どんなに優れた能力を持っていても、その能力が今の会社でしか通用しないのであれば、それは専門性が高いとは言えません。ですから、キャリアを考える場合、自分の能力が他の会社でも通用するのかを把握する必要があります。
キャリアアップとは?
キャリアップとは、あなたの専門性を深く掘り下げていくイメージです。言わば、その分野のスペシャリストと言えます。
キャリアアップとキャリアチェンジは、どちらが良い悪いということはありません。しかし、中高年の転職を考えた場合は、キャリアアップの方が有利です。なぜなら、年齢から判断しても、キャリアチェンジでは、ゼネラリストとしての能力は低いと見られてしまうからです。
たとえ、1つの職種であっても専門性を高めるには、経験年数が必要です。しかし、中高年の転職では、せいぜい2つ程度の職種の能力を高めるのが限界です。ですから、キャリアチェンジでは専門性が低いと判断されてしまいます。
キャリアチェンジとは?
キャリアチェンジとは、自分の専門性を横に拡げていくイメージです。言わば、その分野のゼネラリストと言えます。上図のように、会社内で職種を転々とするような感じです。これでは、採用者側は専門性が高いとは判断してくれません。
ですから、あなたがキャリアチェンジで勝負をするのなら、今の会社を長く勤めた後に転職を考えてください。いずれにしても、あなたの将来を見据え、目指すべきキャリアを決めましょう。
まとめ
以上がキャリアアップとキャリアチェンジの違いです。
中高年の転職をするなら、キャリアップの方が断然に有利です。
しかし、管理職経験があれば、キャリアチェンジでも需要はりあります。しかし、管理職の経験がない場合は、キャリアチェンジは難しいです。
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