あなたは、新しい職場の人間関係に不安を感じていませんか?
今の会社が人間関係で辞めた場合は、なおさら気になってしまうでしょう。
特に35歳までの転職は、人生のターニングポイントになります。つまり、失敗が許されない年齢だということです
では、新しい職場で嫌われないためにはどうすれば良いのでしょうか?
実は、人間関係にはコツがあります。そのコツさえ理解していれば嫌われずに済みます。
そこでこのページでは、転職先で嫌われないために7つのやるべき事について、私の経験をまじえて解説します。
嫌われないためにやるべき7つの事
転職先で嫌われないためには、以下の7つの事を心がけると良いでしょう。
これは社会人としての基本的なマナーですが、意外にできていない人もいます。30~35歳だからと言って、知ったかぶりをせず、しっかりとチェックをしてください。
- 自分から挨拶をする
- 気づかいを心がける
- 自分勝手に仕事を進めない
- 分からないときは素直に聞く
- 会社のやり方にしたがう
- 間違ったときは素直にあやまる
- 積極的に周囲のお手伝いをする
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.自分から挨拶をする
人の印象は5秒で決まると言われています。まして、30~35歳とは言え、新入社員で注目をあびています。ですから、あなたから挨拶をしっかり行いましょう。転職先で最も気をつけなければいけなのは、人間関係です。どんなに能力があっても、最初から仕事をこなすことはできません。能力を発揮するまでには多少の時間がかかります。
まして、最初はパソコンやFAXなどの使い方も、不慣れなために時間がかかります。そこで下手に嫌われてしまうと、簡単なことでも聞けない状態になってしまいます。
例えば、私は挨拶を忘れて嫌われてしまったことがあります。
挨拶を軽く考えてはいけません!
その会社のフロアには多勢の人がいました。最初が肝心だということで、全員に挨拶を心がけていました。しかし、フロアの奥に部屋があることを知らず、挨拶をしませんでした。実は、奥の部屋には数人の事務員さんがいたのです。
後で聞いた話ですが、その人たちは「奥の部屋へと追いやられている」そうなのです。つまり、簡単に言えば左遷のような状態です。知らなかったとはいえ、挨拶をせずに素通りしたため、軽視されていると取られてしまったようです。それから、なんとなく冷たい対応をされていたのを感じました。しばらしくして、その人たちとも仲良くなりましたが、挨拶の大切さを痛感した出来事でした。
このように、挨拶を軽く考えていると後で気まずい状況になるので気をつけてください。
2.気づかいを心がける
くり返しますが、入社して1ヵ月以内の間は周囲から注目されていることを忘れないでください。
例えば、私は以前にこんな過ちをしてしまったことがあります。その会社では、事務職兼セールスエンジニアとして採用されました。その会社は、私を含めて7人という少人数の会社でした。
事務員さんは、私の他に定年間近の女性が1人いました。私はセールスエンジニアを兼務していたのですが、セールスの初心者であったので、何をして良いのか分からずにいました。とにかく、周りの役に立とうと思い、男女兼用のトイレ掃除を勝手に始めてしまったのです。しかし、これが間違いでした。
その女性事務員さんに断りもなくトイレ掃除をしてしまったのが気にいらなかったようです。それ以来、その女性事務員さんからは、冷たい態度をされるようになりました。結局、そのことがきっかけとなり、会社にいるのが辛くなり退職をしました。
気づかいを心がけること!
振り返ってみると、その女性事務員さんに対して、もう少し気づかいを心がけるべきでした。トイレが1つしかないのですから、トイレ掃除は自分でやりたかったのでしょう。
その気づかいがあれば、あそこまで嫌われることはなかったのです。つまり、
トイレ掃除をやりましょうか?
と、ひとこと声をかけるべきだったのです。たかがトイレ掃除、されどトイレ掃除です。やはり、人間関係の基本は気づかいをすることです。
3.自分勝手に仕事を進めない
自分勝手に仕事を進めてしまう人も、転職先では嫌われてしまう原因になります。逆な立場で考えてもらえば分かると思います。
例えば、あなたの会社に新人さんが入社してきたとします。あなたが、その人に教える立場だったとして、こちらの指示がないにも関わらず、勝手に仕事を進めています。
せっかく、こちらが仕事のやり方を教えようと資料を用意しているのに、勝手に仕事を進めていたらどうでしょうか?
「じゃあ、勝手にすれば!」という気持ちになってしまいます。
ですから最初のうちは、素直に聞くのが良いでしょう。
4.分からないときは素直に聞く
35歳までの転職となると、即戦力を期待されます。ですから、できるだけ早く仕事で成果を出したい気持ちになります。
しかし、そこで焦ってはいけません。「能ある鷹は爪を隠す」ということわざにあるとおり、実力さえあれば、いずれは成果がついてきます。そして、大事なのは分からないときは素直に聞く姿勢です。年齢がいっているからと言って絶対に知ったかぶりはいけません。
知ったかぶりは必ず大きなミスにつながります。ですから、分からないことは素直に「教えてください」と言いましょう。
5.会社のやり方にしたがう
中高年の転職は、今までの仕事のやり方がしみついています。もしかしたら、あなたは、転職先のやり方よりも効率の良い方法を知っているかもしれません。たとえそうだとしても、最初の間はその会社のやり方にしたがうのがルールです。そうせずに、「この方が効率が良い」などと言ってしまうと必ず嫌われます。
例えば、私は20回以上の転職を経験していますが、最初は、自分のやり方にこだわっていました。転職先の先輩が、せっかく教えてくれているにも関わらず、「こちらの方が良いのでは?」と、水をさすようなことを言っていました。
そうなると、先輩は顔をつぶされた形になります。つまり、効率の良し悪しの問題ではなくなってしまうのです。そして「俺のやり方にしたがえないなら、前の会社に戻れ!」となってしまうのです。
私は当時、人の気持ちを理解できず、そのような失礼な態度をとっていました。ですから、最初のうちは、自分のやり方にこだわらず、転職先のやり方にしたがうのが良いでしょう。
6.間違ったときは素直にあやまる
人は年齢を重ねていくと、だんだんと素直でなくなってきます。まして、社会人になって10年以上にもなるとプライドもあるでしょう。
転職先には、あなたよりも年下の先輩もいます。その年下の人に対して素直にあやまるのは勇気にいることです。しかし、間違ってしまったのは自分の責任です。ですから、間違ったときは素直にあやまってください。そこで意地を張ってしまうと確実に嫌われます。
7.積極的に周囲のお手伝いをする
即戦力を期待され入社したとしても、最初のうちは右も左も分からない状態です。会社によっては、最初は気を使って軽めの仕事をお願いされる場合があります。ただし、その状態にあまえてしまい、周りが仕事を依頼してくるまで待つという姿勢ではいけません。やはり、積極的に周囲の役に立とうという姿勢が大切です。
実は、このように偉そうに言っている私も、なかなか積極的な態度が取れずにいました。なぜなら、周囲が忙しそうにしていると、邪魔しては悪い気がしてしまうからです。
しかし、上司から「君は即戦力として入社したのだから、周りからの指示待ちじゃダメだよ」と言われてしまいました。
それからは、
何かお手伝いすることはありますか?
と、自分から声をかけるようにしました。すると、周りも頼みやすくなったようで、しだいに依頼されることが多くなったのです。このように、積極的に周りの役に立とうする気持ちが大切です。
まとめ
以上が、転職先で嫌われないために7つのやるべきことです。
中高年の転職は、即戦力としての期待があるため、どうしても前に出過ぎる傾向があります。
しかし、最初から前に出過ぎてしまうと「生意気なヤツだ」と思われても困ります。まずは、周囲への心づかいに気を配りましょう。
実力さえあれば焦らなくても確実に成果はついてきます。ですから、最初は周囲への協力を大切にしてください。
天職に生きる5つのステップ