会社の人間関係がどうも上手くいかない。社内で孤立している感じがする。けれど、どのように周りとつき合って良いか分からない。
あなたは、このような悩みをもっていませんか?
会社で過ごす時間は、とても長いです。その長い時間を楽しく過ごせるかどうかは、人間関係にあると言っても過言ではありません。
ですから、人間関係を良好にすることができれば、今後もハッピーに過ごす時間が増えることになります。
そこでこのページでは、会社での人間関係に悩まなくなる人との付き合い方について、私の経験をまじえながら解説します。
人と上手くつき合うための5つの方法
人間関係が上手くいかないのは、コミュニケーション・スキルが不足しているからです。ですから、コミュニケーション・スキルを向上させれば、自然と人間関係も良好になります。
以下の5つを意識して活用すれば、周りの人との関係が良くなっていきます。
- 相手の話に耳を傾ける
- 相手をほめる
- 相手の立場に立って考える
- 相手に話をさせる
- 相手の話を否定しない
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.相手の話に耳を傾ける
人が幸せになるには、人間関係が良好でなければなりません。しかし、学校では人間関係を良好にするための方法を教えてくれません。ですから、自ら進んで学ぶ必要があります。学ぶ方法には、いくつかありますが、最善の方法は相手の話にじっくりと耳を傾けることです。
人の耳は2つ、口は1つです。これは神様が「相手の話を自分が話すよりも2倍きくようにしなさい」という意味でつけたのではないでしょうか?
これは、少々こじつけの感じありますが(笑)
しかし、相手の話に耳を傾けるということは、心理学の面でも相手に心を開かせる上で、とても有効な方法なのです。
例えば、私のニックネームは「カタルくん」と呼ばれています。つまり、語ることが大好きなのです。しかし、話をすればするほど、相手が離れていく感じがしていたのです。話好きであるにも関わらず、話をすると相手が離れてしまうので、とても悩んでいました。
- どうして私は人間関係が上手くいかないのだろう?
と、真剣に悩んでいました。そんなときに出会ったのがコーチングです。※コーチングとは、夢や目標をコミュニケーション・スキルを使ってサポートする手法です。
このコーチングのトレーニングで最初に学ぶのが「傾聴というスキル」です。傾聴とは相手の話に耳を傾けることです。そのトレーニング法は、相手が気分良く話ができるように興味のある質問をするのです。聴く方は、相づちを打ったりしながら、できるだけ気持ち良くをしてもらうトレーニングです。
このトレーニングを体験すると、人に話を聴いてもらうことが、いかに気分が良いのかが理解できます。これは貴重な体験になるので、一度コーチングを受けてみると良いでしょう。私はこのトレーニングを、日常で取り入れるようにしてから、人間関係が良好になりました。これは、意識して行えれば簡単に行えるので、ぜひチャレンジしてください。
2.相手をほめる
人は、自分をほめてくれる人に好意を持ちます。なぜなら、日常生活でほめられることが少ないからです。まして、大人になってからは、ほめられる機会はほとんどありません。
- 最近、仕事でほめられたことを言えますか?
おそらく、ほめられたことを思い出せるのは数えるぐらいでしょう。それだけ、人はほめられることが少ないのです。今度、身近な人にほめてみてください。たとえ、それが嘘だと分かっていても、ほめられれば嬉しいはずです。
ですから、人間関係を良くしたいのであれば、相手の良いところを観察し、ほめてあげれば良いでしょう。そうすれば、相手はあなたに好意をもつようになります。
3.相手の立場に立って考える
人は、自分のことに興味をもってくれる人に対して、悪い感情をいだきません。むしろ、自分に興味をもってくれるだけで好意を寄せるものです。ですから、相手の立場に立って考えるだけで、相手はあなたに良い印象を持ちます。それには、相手の興味や嬉しいと感じることを知ることが重要です。
このように、相手の立場に立って考えることは、人間関係を良好にする上で重要です。
例えば、今の会社にあなたと相性の合わない上司がいるとします。しかし、相性が合わないと言って避けていては、いつまでも良好な関係にはなりません。それには、上司の立場に立って考え、相手を理解しようとすれば良いのです。
上司との関係が上手くいかないのは、上司を理解しようとしないからです。そして、嫌いだから距離を置く。距離を置くから、ますます嫌いになる。また、さらに嫌いになるから距離を置く。というように悪循環になっているのです。この悪循環から抜け出すには、相手の立場に立って考える必要があります。
4.相手に話をさせる
人が一番興味をもっていることは自分自身です。
例えば、どんなに悲惨なニュースを見て、悲しい気分になっていたとしても、自分の歯が痛いだけで、そのことで頭がいっぱいになります。それは、歯に限ったことではありません。友人から「最近、髪が薄くなってきてない?」と言われただけで、毎日のように髪の毛を気にするようになります。
つまり、人が最も興味があるのは、世界平和でもなく、仕事のことでもなく自分自身のことなのです。
ということは、相手に自分のことについて話す機会を与えれば、相手は自然に好意を寄せるようになります。これは、専門用語では「自己重要感を与える」と言います。
これは、相手に重要感を与えるほど、相手の気分は良くなるということです。そして、相手は、あなたを好きになり期待に応えようとするのです。つまり、相手に話をさせる。そして、その話をじっくり聴くだけで、人間関係は自然と良好になっていきます。
5.相手の話を否定しない
人は自分に同意してくれる人を好きになります。そして、否定する人を嫌いになります。また、反論する人は、うっとうしく感じるものです。つまり、自分の話を否定する人は嫌いになるということです。ですから、たとえ、相手と違う意見だったとしても、否定をしてはいけません。もし、否定する場合は、深い信頼関係ができてからするのが良いでしょう。
もちろん、同意することができない場合もあります。しかし、否定的な意見は自分の考えに過ぎないのです。つまり、相手のためにと言いながら、実は自分のために否定的になっているということです。
例えば、仕事上で上司の考えに同意できないことがあったとします。そこで、これは会社のためにならないと、あなたはその上司に対して否定的な意見を言います。
しかし、上司の考えは本当に会社のためにならないのでしょうか?
それは、あなただけの考えです。ですから、みんなの考えではないのです。実際に「上司の意見VSあなたの意見」になった場合、上司の考えが通ることになります。
このように否定的な意見を何度も繰り返していれば、上司はあなたのことを嫌いになるでしょう。なぜなら、人は自分の意見に同意しない人を嫌うからです。そこで「好き嫌いの問題ではない!」と言っても仕方がないのです。それが人間の心理というものです。
ですから、否定的な意見を言って上司と対立するよりは、相手との信頼関係を深めるのが良いでしょう。なぜなら、信頼関係が深まればあなたの意見が通りやすくなるからです。その方がお互いに対立することもなく会社のためにも良いのです。
このように、人間関係を良好に保つには相手の話を否定しないということが重要です。
まとめ
以上が、会社の人間関係に悩まなくなる人との付き合い方です。
人間関係を良好に保つには、相手を尊重し相手の話に耳を傾けることから始まります。
そして、否定をせずに相手に気分よく話してもらうのです。
そうすれば、相手はあなたに好意を持つようになるでしょう。結果として、人間関係も良好に保つことができます。
しかし、人間関係は短期間での効果は期待できません。ですから、今の会社を辞めたいのであれば転職を検討するのが良いでしょう。
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