内定の手続きに必要な「身元保証人」がいないことでお困りではありませんか?
転職先によっては、身元保証人の提出を求められる場合があります。
そんな時、両親以外の身元保証人が必要であることや、頼める人がいないということもあります。
そもそも、身元保証人はなぜ必要なのか? 必ず提出しなければいけないものなのかなど。意外と知らないこともあるものです。
そこでこのページでは、身元保証に関する基本的なことや身元保証人がいない時の2つの対処法について紹介します。
身元保証人がいない時の2つの対処法
身元保証人がいない時の対処法には、以下の2があります。
- 採用の人事担当者に正直に伝える
- 保証人の代行会社に依頼する
以上です。
具体的な説明に入る前に身元保証人について少し説明をしておきます。
身元保証人とは?
あなた(被保証人)が会社に損害を与えた場合、代わりに責任を負う人のことを言います。この内容ですと、借金やローンなどと同様で面倒な印象を受けてしまいます。けれど、一般的な解釈としては、転職先に対して身元を保証してくれる人と言えます。身元保証人は最長5年までと決められています。
ですから、永久的に効力が発揮されるわけではありません。仮に、会社の対応が不誠実と感じたりした場合は解除を申し出ることが可能ですので、それほど身構える必要はないでしょう。
- 誰にお願いするのか?
身元保証人は、通常は両親や親せき、または友人や恩師に依頼をします。しかし、両親が既に他界していたり、親せきとは疎遠であったりする場合もあります。まして、友人や恩師にお願いするのも気が引ける場合もあるでしょう。
- 必ず提出はしなければいけないの?
身元保証は、会社との雇用契約であるので会社側が定めているのであれば、従う必要があります。
くり返しになりますが、必ず提出しなければいけない場合であっても身元保証人を頼める相手がいない場合もあります。そのようなときの対処の方法は以下の2つです。
身元保証人がいないときの2つの対処法
- 採用の人事担当者に正直に伝える
- 保証人の代行会社に依頼する
それでは、1つずつ具体的に解説します。
対処法1
最初の対処法としては、採用の担当者に正直に伝えるということがあげられます。何ごとも分からないときは質問をするのが一番早く解決します。ですから、クヨクヨと悩む前に、直接聞いてしまうのが良いでしょう。つまり、採用の人事担当者に直接聞いてしまうのです。
「相手の心証を悪くしてしまうのではないか」と気にする人もいるかもしれません。しかし、あなたが提出を拒むようなことがなければ、質問をしたぐらいで不採用になることはありません。ですから、素直に事情を説明した上で回答をもらうが良いです。
対処法2
次に、保証人の代行会社に依頼する方法です。この方法は第三者機関である代行会社が、あなたの身元を保証してくれるシステムです。転職の身元保証であれば、一件につき数万円程度で行ってくれます。ただし、2人以上の保証人が必要な場合、追加料金がかかるので気をつけてください。
保証人の代行会社というと何かあやし気な感じを受ける人もいるかもしれませんが、しっかりとした会社であれば問題ありません。
例えば、私は市役所に在籍していた当時、工事の請負会社に対して履行保証をする代行会社で、東日本建設業保証会社というものがありました。つまり、この工事の履行保証は会社に対しての保証ですが、それの個人版だと考えてもらえば良いと思います。
仮に、あなたが会社に損害を与えた場合、代行会社が損害を賠償することになります。ですから、身元保証をするには、あなたの経歴などを調査した上で判断することになりますので、右から左へと横流しするシステムではありません。ですから、それほど胡散くさく感じる必要はないでしょう。
このようなことから、身元保証人の依頼ができる人がいなければ、この2つの方法で対処すると良いです。
まとめ
以上が、身元保証人がいない時の2つの対処法です。
身元保証人は、両親以外で対応を求められる場合もあります。しかし、友人や恩師などにも、頼みづらいこともあるでしょう。
そんなときは、採用担当者に相談をするか、身元保証人の代行会社に依頼をするかになります。いずれにしても、代行会社は費用がかかるので、まずは採用担当者に相談するのが得策であると言えます。
天職に生きる5つのステップ