大事な面接にも関わらず、風邪をひいてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?
無理をしていくべきか、それとも改めて日程を変えてもらうべきか迷うこともあるでしょう。
日程を変えてもらうことが可能であれば、それがベストな方法です。しかし、印象が悪くならないとも限りません。最悪の場合、日程変更はできないことも考えられます。
そこで、このページでは転職面接の日に風邪をひいてしまったときの対処法について、私の経験をまじえながら解説します。
風邪をひいてしまったときの3つの対処法
面接の日に風邪をひいてしまったときの対処法は以下の3つです
- 無理して面接に参加する
- 日程を変えてもらう
- 面接を辞退する
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.無理に面接に参加する
対処法は3つだけです。非常にシンプルです。あれこれと深く考えこまず、この3つの中から選択すれば良いのです。しかし、無理をして面接に参加しても、体がフラフラで会話ができないような状態であれば参加を見送った方が良いでしょう。
けれど、どうしても参加したい面接もあります。そこで、無理をして面接に参加するときに、気をつけなければいけない4つの注意点について紹介します。
無理をして面接に参加するときの4つの注意点
無理して面接に参加するときの注意点には以下の4つがありまうます。
- 咳止めのクスリを事前に飲む
- ハンカチを用意する
- 鼻水対策はしっかりと!
- 体調不良を言い訳にしない
それでは、1つずつ具体的に解説します。
面接で大切なのは、ハキハキと答えることです。しかし、風邪の場合、咳が止まらない可能性があります。熱で頭がクラクラするのも苦しいですが、もっと致命的なのが声が出ないことです。やはり、それにはクスリに頼るしかないでしょう。医者に行ける時間があれば、処方箋を出してもらった方が良いですが、行く時間がない場合には、ドラッグストアで購入してください。
その時に気をつけたいのは、咳止めと鼻水を抑えるタイプのクスリです。総合薬よりも、この2つに対応したクスリの方が良いでしょう。なぜなら、面接では咳と鼻水が止まらないのは致命傷になるからです。
2番目として、ハンカチ(ティッシュ)を、事前にポケットに用意しておいてください。そして、面接が始まる前に以下のように言いましょう。
すみませんが、鼻水が出てしまうのでハンカチを出してもよろしいでしょうか?
と伝えましょう。
このように伝えることで、面接官は「もしかしたら体調が良くないのかな?」と察してくれます。
3番目は、鼻水対策です。面接官にもハンカチの件は伝えてありますので、それほど気にする必要はありません。しかし、ズルズルと気になって会話にならない場合は、
失礼ですが、鼻をかませてください
と一言伝え、面接官に見えないように鼻をかんでください。くれぐれも、面接官に向かって鼻をかむのはやめましょう。
次に4番目として、体調不良を言い訳にしないことです。風邪をひいている人で「私は体調が良くないのです」というアピールをする人がいますが、面接のときは逆効果になります。
そもそも、面接の日に風邪をひくのは体調管理がなっていないと取られてしまいます。さらに、そこで言い訳をしてしまうと、面接官の印象を悪くしてしまうことも考えられます。ですから、体調が悪いのを我慢して面接に取り組みましょう。
面接官は、人を見るのに長けていますから「あなたが本当に体調不良なのか」は見て分かります。そのような状態でも、必死で面接に取り組もうとする姿勢の方が共感が得られやすいと考えてください。
2.日程を変えてもらう
風邪で体調が悪いのですから、本来は日程を変えてもらうのがベストです。しかし、日程を変えてもらうのは少し勇気がいります。なぜなら、たとえ変更が可能だとしても、印象が悪くなってしまう可能性があるからです。
例えば、あなたが面接官だとします。社内での日程調整をして会議室も用意します。さらに、社長や役員などの関係者に声をかけ面接をセッティングしていたとしたらどうでしょうか。確かに、あなたの体調不良は気の毒な気持ちもあるでしょう。しかし、それよりも関係者に対して迷惑がかかってしまうことの方に気持ちがいってしまうのが人間の心理です。
ですから、面接の担当者としては「あなたへの同情の気持ち」よりも、社長たちに対しての迷惑をかけてしまった気持ちが優先されてしまうのです。その結果、あなたの評価はマイナスになってしまう可能性があります。
しかし、どうしても体調がすぐれない場合には、以下のように疑問形でたずねてみると良いでしょう。
大変に申し訳ありませんが、本日は体調不良のため面接の日程を変更していただく訳にはいきませんでしょうか?
と伝えてください。
それで変更してくれるならラッキーですし、仮にダメだと言われたら、
風邪をこじらせて少し迷惑がかかるかもしれませんが、面接に参加させていただくことは可能でしょうか?
と伝えれば良いでしょう。ここまで伝えれば、相手もダメとは言えません。逆に、体調不良なのに無理して参加する姿勢を評価してくれるかもしれません。
あとは、あなたが応募先の担当者の回答を聞き、どちらの選択が良いのかを判断してください。
3.面接を辞退する
最悪の場合、面接を辞退するという選択肢もあります。面接当日に風邪をひいてしまうのは、縁がなかったとも言えるでしょう。ですから、気持ちを切り替えて面接を辞退するのです。通常、辞退するというのは、応募資格がなくなると考えるのが一般的です。しかし、どうしても諦めがつかないのなら、ダメ元で応募したいことを伝えてください。
そのときは、日程変更などは告げずに応募する意志が強くあることは伝えてください。つまり「応募したい強い意志」を伝えながら、相手の判断にまかせるのです。もしかしたら、別の日程を提案してくれる場合もあるでしょう。また、面接が受けられないのであれば、採用は難しいと断られるかもしれません。しかし、その選択を相手にまかせた以上、どちらにころんでも受け入れる準備はしておく必要があります。
まとめ
以上が、転職面接の日に風邪をひいてしまったときの3つ対処法です。
風邪をひいてしまったときの対処法は以下の3つしかありません。
- 無理して面接に参加する
- 日程を変えてもらう
- 面接を辞退する
以上です。
私の個人的な意見としては、無理して面接に参加することをオススメします。なぜなら、たとえ40度の熱だったとしても面接に参加した方が後悔がすくないからです。
やはり、どのような苦しい状態でもチャレンジする方が悔いが残りません。しかし、これは私の考え方なので押し付けるつもりはありません。ですから、最後は自分の判断で決めてください。
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