面接を受け、「1週間以内に結果を連絡します」と伝えられ、気づくアッという間に2、3日が経過し不安で気持ちが落ちつかない時があります。
そのような状況では確認の連絡を入れるべきか、それとも待つべきか迷ってしまうでしょう。
そして、面接の時を振り返り、あれが合否のサインだったのかもしれないと考え込んでしまうのです。
実は、面接のときに合否を決定づけるサインがあります。そのサインが出ていれば、合格している可能性が広がり不安が和らぎます。
そこでこのページでは、面接の結果の合否が分かる6つのサインと、合否の確認をする方法を、私の経験をまじえながら解説します。
面接の合否が分かる6つのサイン
面接の結果が3日以上たった場合、合否が気になり他のことに集中できない状態になります。そのようなときは、以下の6つのサインで合否が分かります。
- 4日以上は不合格の可能性大
- 面接官からのアプローチが弱い
- 「採用の場合のみ連絡をします」は望みうす
- 「いつから働けますか」は見込み大
- 面接時間が大幅超過は見込み有
- 会話が弾んだ感触は見込み大
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.4日以上は不合格の可能性大
私の経験上、面接の日から4日を経過した場合、残念ながら不合格の可能性が大きいです。なぜなら、本気でほしい人材なら、すぐに連絡が入るからです。
例えば、私は20回以上の転職の経験があります。ですから、数多くの面接を受けてきました。その経験を通して言えることは、合格の場合は連絡が早いということです。
企業側に立って考えてみると分かります。通常、応募者は1つの企業に限って応募しているわけではありません。おそらく、2、3社は候補の企業の面接を受けているでしょう。つまり、あなたが優秀な人材で採用したい人であれば、すぐに連絡をしなければ他の企業に決めてしまうことも考えられる訳です。ですから、企業側としては、早く合格の連絡をし採用者の内定を確実にしたいのです。
しかし、4日を経過しても合格の通知がない場合があります。その理由として以下の5つがあります。
以上のようなことから、面接参加者が少数の場合、4日以上の連絡がないときは望みは低いと考えてください。しかし、まったく可能性がゼロということではありません。ですから、1週間を超えるようなら、確認の連絡を入れてみるのが良いでしょう。
2.面接官からのアプローチが弱い
あなたが応募している企業に採用されたいように、その企業も優秀な人材がほしいのです。ですから、それは面接官の態度に微妙に現れます。
例えば、第一印象が悪かったり、マナーにかけていたりする人に対して、面接官は熱心にアプローチすることはありません。淡々と面接をこなしていくだけです。また、実績や能力が低い人に対しても、熱心に質問をすることはないかもしれません。
それは、面接官の人間性にもよりますが、好感をもった人に対しては、人は自然と熱心になるものです。やはり、「応募者にぜひ入社してほしい!」となれば、面接官も全く興味がない人よりもアプローチが強くなります。
企業としても、時間とお金をかけて求人募集を行っているわけですから、やはり好感をもった応募者に対しては、無意識に熱が入るでしょう。
3.「採用の場合のみ連絡をします」は望みうす
面接の終了時に言われるのが「採用の場合のみ連絡をします」という言葉です。これは裏を返せば「合格者しか連絡をしません」ということです。つまり「不合格者には郵送やメールで対処します」ということになります。
このように言われたときは望みが薄いと考えていいでしょう。くり返しになりますが、本気で採用を考えている場合、面接担当者はできるだけ早く内定を出したいはずです。それを「採用の場合のみ連絡をします」というのは、本気で採用する気があるとは思えません。
おそらく本命の人には「2、3日中には連絡をいたします」というように伝えているのでしょう。そして、その本命の人が内定を辞退したときに、別の候補者を選ぶために、1週間という猶予をもらっているのではないでしょうか。
4.「いつから働けますか」は見込み大
この「いつから働けますか」というのは、見込みが大きいと考えてください。実際、私はこの言葉をもらったときは、100%に近い確率で内定をもらっています。このときの返答の仕方として、短い期間にしてください。なぜなら、このような質問は「すぐに来てほしい」という採用側の意図があるからです。
そのような時、私は以下のように答えています。
私の答え方の例
私:御社では、いつからがお望みですか?
と答えるようにしています。
そこで、
面接官:できるだけ早く来ていただけると助かります。
という言葉が返ってくれば、合格の可能性が高いと考えていいでしょう。
5.面接時間が大幅超過は見込み有
面接時間が予定の時間よりも、大幅に伸びた場合も見込みがあります。
通常、面接の時間は筆記試験がなければ、20~30分程度です。しかし、場合によっては、その倍近くの時間を要するときがあります。当然、面接担当者は仕事の時間を割いて対応している訳ですから、その貴重な時間に値する人物だという判断を下したことになります。
6.会話が弾んだ感触は見込み大
面接官と会話が弾んだという感触がある場合も内定の見込みが大きいです。これは先ほどの面接時間が大幅に伸びる場合と関連していると考えてもらえば良いと思います。会話が弾めば、結果として予定の面接の時間が伸びてしまうでしょう。つまり、会話が弾むということは、面接官とあなたの相性が合ったということです。
面接はこの面接官との相性というのが非常に重要です。どんなに能力が高くても、どんなに実績があったとしても、決定権を持っている面接官との相性が悪ければ内定には至りません。ですから、重要なことは相手に好かれようとする姿勢で面接に臨むことです。
では、
- どうすれば面接官に好感を持ってもらうことができるのでしょうか?
それは、面接官に対して好意を持って臨むことです。
以上が、面接結果の返事がこないときの、合否が分かる6つのサインです。
合否の結果を確認する方法
不合格の可能性が高いと分かってはいても、白黒ハッキリさせないと前に進めない時があります。そのような時は、合否の確認を入れる必要があるでしょう。確認の方法として電話とメールがありますが、私はメールをオススメします。なぜなら、電話は催促をしている感じがするからです。
しかし、メールの場合、選考中であれば返信をくれます。仮に不採用の場合でも、「残念ながら…」のメールがもらえるはずです。
確認のメールの例
メールのタイトル:「面接結果の合否の確認について」
いつもお世話になっております。野澤です。
先日は、お忙しいところ面接の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
早速ですが、3月10日に御社の事務職に応募させて頂きましたところ、1週間以内に結果をご連絡頂けるとうかがいました。
しかしながら、現時点でお返事を頂戴しておりません。選考結果はいつ頃ご連絡をいただけるでしょうか。
ご多忙のところ恐れ入りますが、お手すきの際で構いませんので、ご連絡をいただけますと幸いです。
このような内容でメールを送ってください。そうすれば、2日以内には連絡をもらえます。
まとめ
以上が、面接の結果の合否が分かる6つのサインと合否の結果を確認する方法です。
面接の合否が遅れていると、あれこれと推測をして気持ちが沈んだり不安になったりします。まして、あなたがどうしても入社したい気持ちであれば、落ち着かないのも非常に良くわかります。
そこで、この6つのサインを振り返ることで、合否に関して予測を立てることができます。しかし、応募した企業がすぐに結果を出せない事情がある場合があるので気をつけてください。
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