自分が本当にやりたい仕事って何だろう…。
これは、今後の人生を考える上で非常に悩ましい問題ですよね。
例えば、給料などの条件だけで転職を決めてしまうと「これは私のやりたい仕事ではない…」となってしまいます。これでは、私のように転職を繰り返すことになってしまうでしょう。ちなみに私は10年間で20回以上の転職経験があります。
確かに生きていくためには仕事をしなければなりません。しかし、イヤだ嫌だと思いながら仕事を続けていると、いつしか心が壊れてしまいます。最近は、うつで悩む人が急増していますが、これは自分の気持ちに蓋をして生きているからです。
もし、会社に行きたくない、会社を辞めたいと悩み続けているのなら、この機会に自分の気持ちと向き合ってみてください。そうすれば、今後の方向性が見えてきます。方向性さえ見えてくれば、あとはそれに向かって一歩ずつ前へ進んでいくだけです。
そこで、このページでは「適職・天職の見つけ方」について紹介します。
自分の心に素直になることが重要
私たちは小さい頃、夢をもっていました。
例えば、何億も稼ぐプロのサッカー選手になりたい、世界を飛び回るパイロットになりたい、ミュージシャンとして人気者になりたいなど。けれど、大人になるにつれ「そんなのできっこない、なれっこない」とあきらめるようになります。
周囲に相談をすれば、そんな夢みたいことを言っていないで現実的になれと言います。当然ながら、家族は将来的に安定している企業に就職してほしい言うでしょう。そうやって周りを気にするあまり、いつしか自分の可能性に蓋をしてしまうのです。
確かに、才能がなければ夢は叶わないかもしれません。しかし、才能は一部の人にしか備わっているものではありません。実は、才能は誰にでも備わっているものなのです。そもそも、
- 才能とは何を言うのでしょうか?
それは、自分の気持ちに素直になることから始まります。人から何と言われようが好きなことを続ける能力。それこそが、才能の正体です。つまり、プロで活躍している人たちは周囲に流されず素直に自分のやりたいことを続けてきただけなのです。
ですから、今からでも遅くはありません。自分の気持ちに素直になってください。そうすれば、会社に行きたくない、会社を辞めたいなどということはなくなります。それには、あなたの好きなこと、得意なことを見つける作業が必要です。
あなたの好きなことは何ですか?
あなたの好きなことは何ですか?
時間も忘れぐらい夢中になれることです。しかし、多くの人が「自分のやりたいことが分からない」と言います。これは、周囲に気を使って生きてきた人に多く現れる症状です。
例えば、私は母に心配をかけたくないという気持ちが異常に強いです。なぜなら、父親が浮気性で「いつも母親に心配をかけてきた」からです。父は、私の幼馴染(おさななじみ)の母親と浮気をしたこともありました。結局、両親は離婚をし母は苦労しながら私を育ててくれました。
私はそんな父親が大嫌いでした。ですから、父親を反面教師にしてきました。そして、いつしか母が望むような人生を歩むようになったのです。つまり、母が気にいるような高校、大学と進み。母が気にいるような女性と付き合い、最終的に母が希望した市役所に入りました。しかし、私の心は常に不満だらけでした。
冷静に考えれば当然ですよね。だって、自分の心に素直に生きず「母親が望むような人生を歩んできた」のだから…。
これが、私の失敗の原因です。
もしかすると、あなたにも心当たりがありませんか?
例えば、小さい頃にいじめにあった結果、周囲の目が非常に気になるようなった。突然、友人が遠ざかるようになって今だに原因が分からず自分を責め続けているなど。実は、これはすべて私の実体験です。
このような出来事に出会うたびに自分を責め、周りを気にするようになります。その結果、自分の気持ちよりも周りの気持ちを優先するようになるのです。そして、いつしか自分のやりたいことが分からない…。となってしまいます。
これは、自己主張を良しとしない日本人に多くありがちな傾向です。
先輩の死が私の背中を押してくれた…。
例えば私の場合は、その状態から抜け出すことができたのは先輩の死でした。その先輩は真っ直ぐな性格でした。納得がいかないと上司だろうが関係なくケンカをします。そんな性格が災いし、いつしか周囲は先輩を遠ざけるようになりました。その結果、最終的に先輩は自殺を選んだのです。
私はそのことが受け入れられず、毎日のように先輩の死について考えました。そして、いつしか一つの結論に至ったのです。
それは、子供の幸せについてです。私は9年間こどもが授かりませんでした。そして、やっと出来た子供が「かわくて仕方がありません」でした。しかし、ふと気づいたのです。もし、息子が私のように嫌いな仕事を我慢して続けていては幸せになれないだろうと思ったのです。つまり「私自身が好きな仕事をして幸せになった姿を見せることが親の幸せにつながる」と考えたのです。
そんなときに、自殺した先輩が夢にでてきて次のように言ってくれました。
「野澤。お前は好きなことをして生きろ。俺はそれができずに命を絶つが、お前ならできる。お前が市役所を辞めれば親は心配するだろう。けれど、お前が好きな仕事をして幸せになれば親も幸せになれる。だから、お前は好きな仕事をして生きろ」と言ってくれたのです。それが、私が14年間つとめた市役所を辞める後押しをしてくれたのです。
しかし、私のような経験をしなければ転職に踏み切れないのか、と言えばそうではありません。それには、自分の心を深く掘り下げる必要があります。
好きなことが見つかる3つの質問
心理学では、自分自身の精神状態やその動きを内面的に観察することを内観(ないかん)と言います。その内観をすることで、自分の素直な心を客観的に見つめることができます。しかし、内観は慣れていないと意外に難しいです。なぜなら、いろいろな雑念が入ってしまい素直な状態ではなくなってしまうからです。
そこで、簡単にできる方法を紹介します。それは自分への質問です。ただし、気をつけてもらいたいのが一度で終わらせないことです。何度も何度も自分に問いかけるのです。そうすれば、いずれ答えが見つかります。ですから、あせらずに何度もじっくりと自分へ問いかけてください。
好きなことが見つかる3つの質問
- 1年しか生きられないとしたら、どんな仕事がしたいですか?
- 必ず成功すると分かっていたら、どんな仕事をしますか?
- お金の心配がないとしたら、どんな仕事がやりたいですか?
これらの質問は、今までの思い込みを取り除いてくれる働きがあります。
例えば、1年しか生きられないのに、嫌いな仕事を続ける人はいません。どうせ、1年しか生きられないのなら、好きな仕事をしたいと思うはずです。
また、必ず成功すると分かっていれば、どんな仕事であろうがチャレンジしますよね。人がチャレンジをしないのは「失敗するかもしれないという恐れがあるから」です。
最後は、お金の心配がなければ、好きな仕事を自由にやります。ほとんどの人が「好きな仕事では食べていけないという思い込みがある」から心に蓋をしてしまうのです。
重要なことなので繰り返しますが、一度や二度で答えが見つかるとは思わないでください。何度も何度も自分に問いかけることで、いつしか「ひらめきのようにパッと出る」ものです。ですから、あせらずに取り組んでくださいね。
まとめ
周囲の人に以下のように質問をしてください。
私は小さい頃から歌手になるのが夢でした。だから、今の会社を辞めてオーデションを受けてみようと思います。
- あなは「どう思います」か?
と、家族や友人に質問をするのです。
おそらく、100%に近い確率で反対されるでしょう。周囲の人たちもそうやって、自分の夢を周囲にゆだねてきたのです。だから、多くの人は夢を叶えることもなく人生を終えてしまいます。
確かに、プロ野球選手になるという夢を叶えるのは難しいかもしれません。しかし、自分の好きなことを仕事にすることは「それほど難しいことではない」と思いませんか?
例えば、歌手になれなかったとしても、音楽関連の業界で働くことはできます。たとえ、給料が安かったとしても「その方が幸せだ」と思いませんか?
好きなことを仕事にする方が、イヤイヤ仕事をするよりも成功する確率は高くなるはずです。私の友人で脱サラをして会社員で働いていた時よりも何倍もの報酬を得ている人がいます。
その友人が次のように言っています。
私もこの意見に賛成です。
現在は、昔と違い個人で発信できるツールがそろっています。このサイトのように、個人でも情報が発信できるのです。YouTubeのように、映像も簡単に発信できます。その気になれば発信するツールは数多くあるのです。
しかし、多くの人はそれらを活用しようとはしません。なぜなら、自分を信じていないからです。だから、自分の気持ちに素直にならず「世間体ばかりを気にしている」のです。
実際、私は親に心配かけたくない、周りがどう思うかで会社を決めてきました。確かに、それも重要なことです。しかし、それでは幸せは感じられませんでした。なぜなら、自分の心に素直に生きていなかったからです。
確かに、私の友人のように好きなことで独立をして上手くいく確率は低いでしょう。実際、私は起業に3度も失敗をしています。けれど、あきらめたくはなかったのです。たった一度の人生だから…。
独立することは生半可な覚悟では成功はできません。しかし、好きな仕事に関連する業界に転職することは難しいことではありません。
今の仕事にしがみついていれば安定は得られるかもしれません。しかし、それでは不安や不満はなくなりません。
だったら、
- 本当に好きなことを仕事をしてみる選択肢があってもいいのではないでしょうか?
しかし、最後は自分で行動するしかありません。このまま今の会社にいるのも、好きな仕事に転職をするのも、最後は自分で決めるしかないです。
いずれしても、後悔のない人生を送るには「自分の心に素直になることが重要」です。
天職に生きる5つのステップ