やっとの思いで書類選考が通っても、次に待ち構えるのは面接です。当然ながら、面接が苦手であれば次へ進むことができません。
話がまとまらない。上手く話しができないといった理由から、面接が苦手な人も多いです。
実は、話し方にはコツがあります。そのコツをつかめば、好印象を与えることができ面接が通りやすくなります。
そこでこのページでは、話し方のコツを私の経験をまじえながら解説します。
伝え方の4つのポイント
話し方が苦手な人は、伝え方に問題があります。文章は、以下のように「結論、理由、具体例、結論」という順番で話すと伝わりやすくなります。これを別名【PREP法(プレップ法)】といいます。
【PREP法(プレップ法)】とは、以下の1~4番目の頭文字をとった文章構成のことです。
- P:結論 …………………… POINT (ポイント)
- R:理由 …………………… REASON(リーズン)
- E:具体例 …………………… EXAMPLE (エグザンプル)
- P:結論 …………………… POINT (ポイント)
この4つを意識すれば、相手に話が伝わりやすくなります。その結果、印象も良くなり面接が通りやすなるでしょう。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
ポイント:結論
日本人の傾向として「結論を先に言わない」ことがあげられます。だらだらとプロセスを説明してしまうため、何が言いたいのが分からなくなってしまうのです。
以前、私も面接で失敗したことがありました。結論を先に言わずに、長々と説明をしてしまったため、面接官から
- 結論から先に言ってください!
と指摘されたのです。幸いにも、内定を頂くことができましたが、結論を先に言うことの大切さを実感した出来事でした。
リーズン:理由
結論には、必ず「なぜなら」という理由をつけるようしましょう。それは、人は理由が知りたいという欲求があるからです。つまり、理由を伝えることで、面接官の欲求を満たすことができるのです。
と、なればどうでしょうか。理由を伝えないよりは、説得力が増す感じがしませんか?
採用者はその理由を聞くことで、真実かどうかを見極めるのです。しかし、それだけでは、面接官は信用しません。そこで、重要になるのが、次に説明をする「エグザンプル:具体例」です。
エグザンプル:具体例
あなたは、
- 感動するスピーチの秘訣を知っていますか?
それは、エピソードを加えることです! なぜなら、エピソードがないとイメージがわかず、校長先生のようなスピーチになってしまうからです。
例えば、私がこのページに書いた文章には全てに「例えば」という言葉が入っています。なぜなら「例えば」の後にエピソードを加えることでイメージがわきやすくなるからです。人は、相手と会話をするときに、話す内容だけではなくイメージをしながら会話をしています。
面接も同じです。具体的なエピソードを伝えることで面接官は興味をもって聞いてくれるのです。しかし、気をつけなければいけないのは、質問とは関係のないことをダラダラと話してしまうことです。これをやってしまうとマイナスになってしまうので気をつけましょう。
ポイント:結論
人の記憶は、時間と共に忘れてしまいます。ですから、最初に言った結論も、理由や具体例を聞いているうちに忘れてしまうのです。そこで、最後にもう一度、結論を言います。すると面接官の記憶に残るようになります。
「繰り返しは記憶の母」と言われるように、結論を2度言うことで、相手の印象に深く刻ませることができます。
まとめ
以上が、面接で上手く話すためのコツです。
この【 PREP法(プレップ)法】は、練習をすれば確実に上手くなります。
例えば、面接では志望動機については必ず質問をされます。ですから、志望動機をプレップ法を使って書き出してください。つまり、結論、理由、具体例、結論という順番で書いてみるのです。
そして、何度か面接の練習をすれば確実に上達します。
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