一口に自己PRと言われても、何をどうアピールして良いのか分からないとこともあるでしょう。
採用側にとって、一番期待しているのは即戦力としての「あなたの実力」です。ですから、「私は即戦力として貢献できますよ」という内容を書けば基本的に問題はありません。
しかし、それができないから困っているという方は安心してください。
- 自己PRにはコツがあります!
そのコツを押さえながら書けば書類選考が通りやすくなります。
そこでこのページでは、上手く自己PR文を書くための3つのポイントを、私の経験を交えながら解説します。
自己PRの3つのポイント
自己PRの上手な書き方は、以下の3つがポイントです。
- 貢献できることは何か
- 具体的な数字を使う
- 具体例をあげる
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.貢献できることは何か
採用者が一番に知りたいのは、あなたが会社にどんな貢献ができるかです。
自己PRは、私は実績としてこんなことをやってきました。ですから、「御社ではこのような貢献ができます!」という売り込みを、簡潔に書くことです。
例えば、私の場合は事務職志望です。それを簡潔に書けば次のようになります。
このように貢献できることを簡潔に書いてください。しかし、この文章は数字での表現がなく具体性にかけています。そこで、2番目として具体的な数字を使うのです。
2.具体的な数字を使う
1番目の文章では、具体性が欠けていると書かせて頂きました。そこで重要なのが具体的な数字です。
このように、具体的な数字を入れるようにしてください。しかし、この文章には、事務効率を10%削減したときの具体例がありせん。そこで、次は具体例について説明します。
3.具体例をあげる
次に重要のが、具体例をあげることです。なぜなら、具体例をあげることで説得力増すからです。
例えば、どんなに実績をアピールしても、具体的なエピソードがなければ、「本当の話なの?」と疑われてしまいます。分かりやすいように、私の実際のエピソードを紹介します。
具体的なエピソードが重要!
例えば、私が以前に勤めていた会社では、同じ課内であるにも関わらず、建築工事の見積りを別々に作成していました。つまり、担当者ごとにフォーマットが違うのです。当然ながら、エクセルのスキルの習熟度によって、作成時間に大きな違いが生じます。
私は工事の内容にも精通していましたので、平均すると見積り作成時間が1時間でした。しかし、他の事務職の女性たちは、見積り作成時間が3時間、中には6時間もかけて作成していたのです。
また、担当者が病気で休んでしまった場合、そのフォーマットの保存場所が分からず、事務がとどこおってしまうことが何度かありました。私はそれを解消するため、独自でフォーマットを作成しました。
そして、事務員が上手く使えるように指導を行ないました。その結果、見積作成時間を全体で10%削減することに成功したのです。
このページでは、分かりやすく説明するために、長文で書いています。しかし、本来の自己PRを書くときは短い文で簡潔に書くことが重要です。なぜなら、長々と書いてしまうと最後まで読んでくれないからです。
「私は事務効率を10%削減する自信があります。なぜなら、今の会社で見積り作成時間を10%削減した実績があるからです。
削減内容としては、独自で見積りのフォーマットを作成し、それを事務員全員に指導した結果、作成時間を10%短縮することができました。他にも、さまざまな事務の効率化に取り組んできました。ですので、御社でも事務効率を削減できる自信があります」
となります。
- かなり簡潔な文章になったと感じませんか?
- 貢献できること
- 具体的な数字を使うこと
- 具体例をあげること
を分かりやすく簡潔に書かれています。
このように、この3つのポイントを押さえながら書くことで、非常に分かりやすい自己PRに仕上がります。
文章を書くのが苦手な人は?
しかし、文章自体が苦手な場合もあるでしょう。そのようなときは転職エージェントに依頼してください。
転職エージェントは、求人紹介だけではなく応募書類の添削をしてくれます。また、面接のアドバイス、給料の交渉も行ってくれるのです。しかも、求人企業が費用を負担してくれるので無料で受けられます。
まとめ
以上が、自己PR文を上手く書くための3つポイントです。
この3つのポイントを押さえて自己PRを書けば、簡潔で分かりやすい文章になります。その結果、書類選考に通りやすくなります。
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