転職活動を妥協せずに行うには、コツがあるのを知っていますか?
そのコツを知らずに転職活動に始めてしまうと、後になって後悔をすることになります。なぜなら、何十社と応募しても採用されない場合、かならず「妥協」という二文字が頭をよぎるからです。
つまり、この先も上手くいかないという不安が、あなたを妥協へと向かわせるのです。しかし、そこで妥協してしまえば、転職をしても、また会社を辞めたくなってしまうことも考えられます。
そこでこのページでは、転職活動で妥協しないための3つの方法について、私の経験をまじえながら解説します。
妥協しないための3つの方法
- 充分な生活費を用意しておく
- 在職中に転職活動をする
- 市場価値を高める
以上です。
この3つの具体的な説明をする前に、妥協には2種類あります。まずはその2つの種類から説明します。
【妥協の種類】
妥協には、
- 妥協してはいけないもの
- 妥協していいもの
の2種類があります。
妥協してはいけないもの
妥協してはいけないものとして、転職の目的が達成できない場合です。つまり、「会社を辞めたいと考えた理由」については、妥協はしてはいけません。なぜなら、何のために転職をするのかが分からなくなってしまうからです。
例えば、
- 今の会社では給与がギリギリで生活ができないという理由で、転職を考えたとします
もし、転職活動が上手くいかないからといって妥協してしまえば、あなたは今後もギリギリの生活を送らなければなりません。今の会社で給与が上がるのであれば頑張れば良いでしょう。しかし、その見込みがないのなら妥協してはいけません。仮にそこで妥協してしまえば、退職するまでお金に余裕がない生活を送ることになります。
- 他にも、残業が遅く休日出勤が多いため家族との時間がとれないという理由で、転職を考えたとします
もし、そこで妥協をしてしまえば、今後もずっと家族とのコミュニケーションの時間がとれない状況が続くのです。そもそも、そんなに簡単に妥協ができるなら転職をする必要はないはずです。
しかし、転職活動が上手くいかなくなると、転職を決意したときの気持ちを忘れてしまうのです。確かに、転職活動が長引くと不安や焦りが出てきます。しかし、その状況から逃げてしまえば、あなたの人生は今後もずっと不満がつきまとうことになります。
このように、妥協してはいけないものとして、転職を決めたときの理由があげられます。
妥協して良いもの
妥協して良いものとして、転職理由以外のことがあげられます。正直に言って、転職ですべての望みを抱えることは難しいです。ですから、これだけは譲れないということ以外は、妥協することも必要です。当然ながら、理想の会社があれば問題ありません。しかし、そのような会社は、応募者数も多く競争率が激しいです。
ですから、
- これだけは絶対に譲れない!
ということを書き出してみることをオススメします。そうすれば、転職をした後も後悔が少なくなります。
では、次に妥協しないための3つの方法について具体的に解説しましょう。
3つの方法を具体的に解説
妥協しないための3つの方法について1つずつ解説します。
1.充分な生活費を用意しておく
人の悩みの多くは、お金によって解決することができます。「お金がすべてではない」と言われる方がいますが、確かにそのとおりです。しかし、多くの問題はお金で解決できるのも事実です。例えば、会社を辞めたいのであれば、簡単に辞められます。なぜなら、お金がたくさんあれば働く必要がないからです。
けれど、現実問題として、そのような余裕は私たちにはないのです。ですから、できるだけお金を貯めるようにしてください。
私は転職を何度も繰り返してきた結果、転職貧乏になりました。転職貧乏とは、転職を繰り返しているので常にお金がない状態です。会社を辞めてしまってからの転職活動は、予想以上にお金がかかると覚悟してくてください。
自己都合の場合、失業給付も90日分しかでません。まったく働いていないにも関わらず、住民税は前年の年収に応じて徴収されます。そのほか、保険・年金だけでも相当な額になります。他にも家賃や食費などの生活費。子供がいれば教育費や、スマホなどの通信費。他にも応募先にいくための交通費など。本当にたくさんのお金がかかります。
私の転職活動の多くが、会社を辞めてからでした。長いときは8か月も転職が決まりませんでした。そのときは、失業給付以外にも100万円以上の生活費がかかりました。ふり返ってみると、充分な貯金があったから乗り切れたのです。
このように、本気で転職がしたいのなら充分な生活費を確保しましょう。できれば、1年分ぐらいの生活費があると安心です。
2.在職中に転職活動をする
私の転職活動は、会社を辞めたあとが多かったので転職貧乏になってしまいました。それを避けるために、転職活動は在職中に行うようにしてください。そうすれば、長くかかっても妥協せずに済みます。なぜなら、生活費が確保されているからです。
この生活費が確保されているという状態が、どれほど精神的なゆとりを生み出すかを一度よく考えてください。生活費が確保されていない恐怖は、経験してみて初めて分かります。
妥協の主な原因
妥協してしまう主な原因は、経済的な理由と精神的な理由の2つです。
例えば、
- 転職活動を続けたくても、お金がなければ妥協せざるを得えません!
- 転職活動が長くなると、精神的に辛くなり早く終わらせたいという気持ちなります!
妥協の主な原因はこの2つです。ですから、この2つの対策として転職活動は在職中に行うが良いでしょう。そうすれば、お金の問題も精神的な問題も、それほど気にすることなく活動ができます。しかし、問題がひとつあります。それは、会社を辞めたいという不満です。そもそも転職をしたいというのは今の会社に不満があるからです。
ですから、在職中に転職活動を行うと、常にその不満がつきまといます。まして、在職中のため、今の仕事と両立も必要になります。
そこでオススメなのが転職エージェントの活用です。今の会社が忙しい方は、特に活用することをオススメします。
3.市場価値を高める
妥協をしてしまう原因に、なかなか内定が決まらないということがあります。これには、2つの原因が考えられます。
1つは残念ながら、あなたの市場価値が低いということです。つまり、市場価値が高ければ、すぐに採用も決まり、企業は高い給料を払ってくれるでしょう。しかし、市場価値が低ければ、その逆になります。
もう1つの原因は、応募書類の書き方に問題があります。つまり、市場価値を上手く表現できていないのです。
例えば、私は自分の市場価値が分からず、応募書類に何を書いて良いか分かりませんした。そこで、転職エージェントに添削をお願いしたところ、書類選考の通る確率が驚くほど上がりました。
ですから、自分の市場価値が分からない、文章が苦手という人は、転職エージェントに添削を依頼することをオススメします。
まとめ
以上が、転職活動で妥協しないための3つの方法です。
この3つを押さえながら、転職活動が行えば妥協せずに済みます。転職活動が上手くいかなくなると「妥協」という気持ちが常につきまといます。
そこで妥協してしまうと、転職をしても不満が解消されません。最悪の場合、転職前よりも不満が大きくなることも考えられます。
そのためには、転職活動は在職中に行うようにしましょう。そうすれば、ゆとりをもって進めることができます。
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