仕事は何を基準に選べば良いのでしょうか。
仕事を選ぶには、やりがい、適性、人間関係、社風、能力が発揮できるかなどの精神的な部分。
または給料、福利厚生、通勤距離、休日、残業の有無などの条件面の部分などがあります。
これらの条件は、どれも大切なものです。
ですから、なかなか優先順位をつけるのは難しいでしょう。
しかし、特に重要なことがあります。
それは、
- 心の底からやりたい仕事です!
これを最も高い優先順位にあげてください。
なぜなら、これ無くしては深い満足感は得られないからです。
そこでこのページでは、やりたいことを一番に優先する理由と仕事を選ぶ基準を紹介します。
給料だけで仕事を選んでしまうリスク
仕事を選ぶ基準として、真っ先に思い浮かぶのが給料が高いことです。生活に直結してくる給料は、やはり一番に気になるところです。しかし、給料だけで仕事を選んでしまうのはリスクが高いです。なぜなら、これだけ時代の流れが早いと「いつ給料が下がるか分からない」からです。
給料が下がるとモチベーションが下がる!
給料を一番に仕事を決めてしまうと、下がったときにモチベーションが下がります。これは予想以上に、やる気が失せるのです。
例えば、私は一度辞めた会社の上司から連絡が入り以前よりも月収が5万円あがりました。一度辞めた会社であったため、「もう一度会社に戻ってきてほしい」と言われたことと、給料が以前よりも5万円アップしたことが嬉しくて即答でOKを出しました。
その上司の期待に応えられるように1年間は自分なりに努力をしました。その結果、会社内の売上がトップ3に入り少しは恩返しができたように自負していたところでした。しかし、会社全体の売上が15%下がり、個人の業績の有無に関わらず一律20%の給料を強引に下げられたのです。
結局、以前の給料と同じレベルまで下がり
- やる気が激減したのです!
このように、給料を一番に仕事を決めてしまうのはリスクが高いです。なぜなら、これからの時代はAI(人工知能)によって仕事を奪われる可能性が高いからです。つまり、余程の特殊能力がない限り給料が下がる可能性が高いのです。
お金だけが全てじゃない!とは言うけれど…。
多くの人は「お金だけがすべてじゃない」と言います。確かに、お金で全てが満たされるわけではありません。しかし、そもそも仕事を選ぶ基準がお金であれば、その理屈は通りません。実際、給料が下がればモチベーションは下がります。なぜなら、唯一のやる気の源(みなもと)だった給料が下がるからです。
外側の条件面だけで仕事を選ぶリスク
次は外側の条件面だけで仕事を選ぶリスクについてです。条件面とは、給料の他に通勤距離、福利厚生、就業時間、残業の有無などがあります。これらの条件は大切な要素です。
順調にいけば、仕事はこれから定年まで一生続きます。特に通勤距離は大切です。なぜなら、通勤の時間が短ければ多少の残業も対応できるからです。しかし、これらの条件で選ぶのは以下のようなリスクがあります。
- 能力が存分に発揮できない
- 深い満足感が得られない
- やりがいが感じられない
- 価値観の合う仲間がつくれない
- 生まれもった才能が生かせないなど
このように、上記のような条件で選ぶと魂(たましい)レベルの喜びは得られません。なぜなら、内面を見つける作業をしていないからです。では、次に内面を見つめる作業について紹介します。
内面を見つめる作業
外側の条件面だけで決めてしまうリスクについて紹介させて頂きました。つまり、給料や待遇だけで決めてしまうのはリスクが高いのです。では、一体なにを基準に選べば後悔のない仕事選びができるのでしょうか。それには内面を見つめる作業が必要です。
内面を見つめる方法
内面とは条件で決めるのはなく、あなたの心の深い部分に焦点を当てることです。これは潜在意識と関係しているため、一度や二度で終わらせずに何度もチャレンジをしてください。なぜなら、潜在意識は「あなたを守るために不安なことから逃げる働きがある」からです。ですから、不安を感じてチャレンジをせずに守っているのです。つまり、不安を感じるのは決して悪いことではないのです。
不安を感じるのは前進している証拠!
潜在意識は、不安を感じることで「あなたを危険から守っている」ことをお伝えしました。
例えば、会社を辞めるときは誰しも不安に感じます。なぜなら、生活の保障がないからです。たとえ、今の会社に対して不満だらけであっても辞めるとことに不安を感じるのです。
それは、不安を感じることで今の場所にとどまるようにしているからです。それは、すべて潜在意識が行っています。
しかし、そこであきらめてしまえば何も変わりません。ですから、
不安を感じたときは、
- 私は確実に前進している!
と考えてください。そうすれば、あなたは着実に希望の場所へ行くことができます。
どうすれば内面を見つめられるの?
内面を見つめるには質問が有効です。人から答えを引き出すには質問をしますが、自分の内面に対しても質問が効果的です。ここでは最も効果が期待できる質問を紹介します。
その質問とは、
- あなたが本当にやりたいことは何ですか?
この質問を何度も自分に問いかけてください。そうすれば、あなたの奥底に眠っている答えが明確になってきます。
本当にやりたいことをするメリット
仕事を選ぶ基準で最も大切なことは、心の底からやりたいことをすることです。これを天職と言います。天職は、お金のために仕事をするのではありません。やりたいという純粋な気持ちがそうさせるのです。
しかし、最終的には経済的に豊かになります。なぜなら、仕事が趣味のようになるからです。上司の命令で仕事をするのではなく、「やりたいからやる」ようになるのです。ですから、残業も苦になりません。やればやるほど元気になり、やればやるほどワクワクします。
例えば、一流のアーティストたちは子供の頃から特別な能力があったわけではありません。
特別な能力があるとすれば、
- 一途にやりたいことをしてきただけです!
ですから、あなたも本当にやりたいことをしてください。そうすれば、精神的にも経済的にも豊かになります。
やりたい仕事をするメリット
本当にやりたいことをすると以下のようなメリットがあります。
- 魂(たましい)レベルの喜びを感じる
- 本音で生きられる
- 仕事が趣味のように感じられる
- 価値観の合う仲間と出会える
- 経済的に豊かになる
他にも、さまざまなメリットがあります。しかし、こんなにもメリットがあるにも関わらず、
多くの人は、
- 本当にやりたいことを仕事にしないのです!
なぜなら、自分には才能がないと思い込んでいるからです。それは思い込みに過ぎません。誰でも一つや二つ、必ず才能があります。才能というと特別なイメージを持ってしまいます。ですから、才能ではなく「心からやりたいこと」と考えてください。それを、素直にやればいいのです。
しかし、そうは言っても勇気が出ない時もあるでしょう。そんな時のために、あなたにバスケットボールの神様と言われたマジック・ジョンソンの言葉をプレゼントします。
マジック・ジョンソンが少年に贈った言葉
「君には、無理だよ」という人の言うことを聞いてはいけない。
もし自分で何かを成し遂げたかったら、
できなかったときに人のせいにしないで自分のせいにしなさい。
多くの人が、僕にも「無理だよ」と言った。
彼らは君に成功してほしくないのだろう。
なぜなら彼らは成功できなかったから、途中であきらめてしまったから…。
だから、君にもその夢をあきらめてほしいんだ。
不幸な人は不幸な人を友達にしたいんだ。
決してあきらめてはダメだ!
自分のまわりをエネルギーであふれ、
しっかりとした考え方を持っている人で固めなさい。
自分のまわりを野心であふれ、プラス思考の人で固めなさい。
近くに憧れる人がいたら、その人にアドバイスを求めなさい。
君の人生を考えることができるのは君だけだ。
君の夢が何であれ、その夢に向かっていくんだ。
なぜなら、君は幸せになるために生まれてきたんだから…。
まとめ
以上が、やりたいことを一番に優先する理由と仕事を選ぶ基準です。
人が幸せな人生を送るためには、
- 本当にやりたいことを仕事にすることです!
それ以外に、継続して幸せを感じる方法を私は知りません。
通常、仕事は一日の大半の時間を費やします。
その仕事が楽しくなければ、つまらない日々を過ごすことになります。
逆に、本当にやりたいことが仕事になれば、
毎日を楽しく過ごすことができるのです。
しかし、多くの人が今の生活を維持するために我慢します。
なぜなら、自分には才能がないと思い込んでいるからです。
才能は、本当にやりたいことを一途に追い求めれば誰もが発揮できるのです。
しかし、才能は一部の特別な人にしか備わっていないと思い込んでいます。
だから、今の生活が不満でも変えようとしないのです。
自分が自分を信じられなくて、だれが「あなたを信じる」のでしょうか?
本当の意味で、あなたのことを応援できるのは「あなた自身」です。
ですから、せめて自分だけはを自分を信じてあげてください。
それが、信念となり現実を変えてくれます。
希望どおりの人生を歩んでいけることを願っています。
あなたの人生の質が高まることを応援します。後悔のない人生を歩むために…。
好きなことを仕事にする方法