今の仕事が自分に合わない。けれど、どのように仕事を選んで良いか分からない…。
あなたは今の仕事を決めたとき、どのような基準で選びましたか?
もし、今の会社に不満があり転職を考えているのなら、まずは仕事を選ぶ基準が必要です。
なぜなら、基準がなければ「入社後にこんなはずではなかった」となってしまうからです。つまり、その時々の感情で転職を決めてはいけないということです。
転職をするときは、その時々の感情ではなく、しっかりとした基準が必要です。なぜなら、判断が感情に流されてしまうからです。
そこでこのページでは、仕事選びの7つの基準について、私の経験をまじえながら解説します。
仕事選びの7つの基準
仕事選びには、以下にあげる7つの基準があります。
- 楽しいと感じる
- 成長ができる
- 給与の上限がない
- 我慢がない
- 自分らしくいられる
- 人間関係が良い
- 生涯現役でやれる
以上です。
それでは、1つずつ具体的に説明します。
1.楽しいと感じる
昔の職人の世界では、仕事は盗んで覚えろと言われていました。おそらく、その人たちに仕事を楽しむと言ったら怒らてしまうでしょう。しかし、私のモットーは、「仕事は楽しむためにある!」です。
仕事はお金をもらっているので、責任がともないます。だからいい加減な気持ちでやっていはいけないでしょう。だからと言って、楽しんではいけない理由にはなりません。人生は仕事の時間が最も長いです。その長い時間を楽しくもない仕事に費やすのは時間の無駄です。しかし、多くの人が仕事を楽しめずに生活のために我慢しているのです。
このように、仕事を楽しむためには好きであることが条件です。私の経験上、我慢して続けても実を結ぶことは少ないです。
それよりも、楽しいことを素直にやるのが良いでしょう。なぜなら、楽しいと感じることは無理にやる必要がないからです。もし、今の仕事が楽しく感じないのなら、何をしているときに楽しいと感じるかを書き出してください。そうすれば、あなたの楽しいと感じる基準が見つかります。
2.成長ができる
人にとって成長できることは、喜びにつながります。しかし、子供のときと違って、大人になると成長ができたと感じることは少ないです。ですから、仕事で成長が実感できれば喜びも大きくなります。
ですので、仕事を選ぶ基準には、その仕事を通して成長できるかを考えてください。
3.給料の上限がない
先ほど説明したことと矛盾しているようですが、お金が人のやる気に影響を与えるのは事実です。ですから、私はお金を否定するつもりはありません。なぜなら、誰でも給料が低いよりも高い方が良いからです。
だから、できれば仕事を選ぶときは、給料に上限がない方がやる気が出ます。
例えば、私は14年間市役所に勤務していました。私が勤務していた10年以上前には、やってもやらなくても給料は一緒でした。つまり、しっかりと給料の上限が決められていたのです。このように、守られた環境が良い人にとっては、市役所は天国のような場所かもしれません。
けれど、私にとっては給料の上限が決められている世界には、まったく魅力を感じることはありませんでした。
やはり、成果を出したいい人には報酬という評価が必要です。なぜなら、上限が決められている世界では能力を発揮したいとは思わないからです。いずれにしても、お金がすべてとは言いませんが、モチベーションの1つではあることは事実です。
4.我慢がない
私は努力が好きです。コツコツと一つひとつ積み上げていく作業に喜びを感じます。しかし、努力は好きですが我慢は嫌いです。努力と我慢は似ているようで違います。
努力には愛があります。しかし、我慢には愛がありません。つまり、努力の根底にはその仕事を愛しているという条件があるのです。しかし、我慢にはそれがありません。だから、継続が難しく最終的に辞めたくなります。
例えば、私は長い間、生活のために仕事を我慢してきました。しかし、我慢からは喜びは得られませんでした。しかし、今は好きなことを仕事にしています。努力はしていますが我慢はしていません。ですから、今はハッピーです。このように、我慢がないかは、仕事を選ぶ基準になります。
5.自分らしくいられる
自分らしくいられるというのは、仕事をする上での基準になります。なぜなら、無理をして自分を演じる必要がないからです。人には、周囲から良く見られたいという欲求があります。つまり、周りに気にいられるように自分を演じているのです。しかし、それが度を超すと自分を見失ってしまいます。
自分を見失ってしまった結果
私は市役所時代に嫌いだった係長に無理に合わせようとして、うつ病になりかけたことがあります。
係長は、とにかく周囲の人に悪口ばかり言っていました。自分以外は、全員が無能だと思っているような人です。ですから、常に部下に対して悪口を言うのです。私は係長の悪口に無理に合わせていたために、精神的に病んでいきました。夜も眠れなくなり、頭がおかしくなっていったのです。
このように、周囲に合わせ過ぎていると自分を見失ってしまいます。特に日本人は協調性という名のもとに、周囲に合わせる傾向が強いです。しかし、それはある意味、無責任と言えます。それよりも、自分らしく生きる方が責任感のある生き方です。ですから、仕事を選ぶ基準には、あなたらしくいられる環境が必要です。
6.人間関係が良い
人には相性があります。ある人にとっては良い人に思えても、自分にとって相性の合わない人もいます。どちらが良い悪いという問題ではなく、価値観が違うのです。人は、価値観が違うために争いになります。最悪の場合、口も聞かない状態になってしまうのです。
このようなとき「どちらが正しいという選択肢になると争いが生じます。ですから、どちらが楽しいかで決めてください。
「あなたも楽しい私も楽しい」であれば、争いなど起こりません。しかし、俺の方が正しい。お前は間違っていると始まった途端に争いがでます。ですから、人間関係を大切にしたければ、楽しいと感じる環境に身をおきましょう。
このように、仕事を選ぶ基準は、人間関係が良いというのがあげられます。
7.生涯現役でやれる
人にとって働くことは苦しみではありません。むしろ、喜びや楽しみです。多くの人が、老後は働かず楽をして暮らしたいと言います。私は、その考えを否定するつもりはありません。しかし、人は働いているから、ご飯がおいしく食べられるのです。
例えば、私の母は働けなくなった途端に、生きがいをなくしてしまいました。交通事故に会い、介護が必要になってから、働く喜びを失ってしまったのです。お金を貯めて楽がしたいと言っていた母ですが、いざ仕事ができなくなると、毎日がつまらないと言っています。
このように、人にとって仕事は、お金以上に大切なことです。ですから、私は生涯現役で仕事がしたいと考えています。
例えば、お金がいただけるのは、人の役に立っているからです。それが生涯にわたり続いたとしたら、こんな喜びはないでしょう。つまり、仕事は苦しみではなく喜びなのです。だったら、生涯現役で働く方が幸せだと思いませんか?
私の価値観を押しつけるつもりはありません。しかし、生涯現役で働けることは仕事の選ぶ基準になります。
まとめ
以上が、仕事選びの7つ基準です。
仕事選びの基準は、あなたの価値観と深く結びついています。価値観は、あなたの考えそのものです。
ですから、その基準を無視して仕事を選んでも上手くはいきません。
これから、
- あなたは、どんなことを大切にして生きていきたいですか?
それを、じっくり考えてください。それが理解できれば、自分に合った仕事が見つかります。
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