今の会社を辞めたい…。けれど、不安で一歩が踏み出せない。
あなたは、こんな悩みをかかえていませんか?
もし、そのようなことで悩んでいるのなら、転職をするかどうかは別として、一生に一度ぐらいは転職活動をしてみると良いでしょう。なぜなら、後悔をせずに済むからです。
現代のような変化の激しい時代では、いつ会社が倒産や買収に合うか分かりません。実際、私が勤めていた会社は、一部上場会社に買収をされてしまいました。
そのようなときになって、自分の価値が予想以上に低くても困ります。
ですから、今から対策を立てておけば、いざという時に慌てずに済みます。特に中高年の人は、年を追うごとに転職がきびしくなります。ですから、一生に一度ぐらいは転職活動をしてください。
そこでこのページでは、転職活動をした方が良い5つの理由を、私の経験をまじえながら解説します。
転職活動をした方が良い5つの理由
転職活動をした方が良い理由には、以下の5つがあります。
- 実績や能力の自己評価ができる
- 今の会社の良さを確認できる
- あなたの市場価値が分かる
- 強みや弱みが発見できる
- 外の世界が見られる
以上です。
それでは1つずつ具体的に説明します。
1.実績や能力の自己評価ができる
転職活動をするためには、応募書類を作成しなければなりません。特に、職務経歴書は実績や能力を上手く採用者側に伝わるように書く必要があります。そして、この応募書類を作成するプロセスで実績や能力の自己評価ができるのです。
例えば、私は14年間、市役所に勤めていましたが、大した実績や能力がないと考えていました。主に道路や水道工事などの設計や監督業務を担当していました。
事務職に転職志望していた私にとって、この工事の経験が実績や能力として評価されるのかが理解できていませんでした。しかし、転職活動を通じて事務職として通用することが分かりました。
このように、転職活動を通じて自分がこれまで行ってきた、実績や能力の自己評価ができるようになります。
2.今の会社の良さを確認できる
「となりの芝生は青く見える」と言われます。それと同じように、人は同じ会社に長く勤めていると、今の会社の良さに気づきません。その結果、他の会社の良さだけを意識するようになります。
例えば、ニュースで「ボーナスの平均支給額が80万円以上」などと耳にすると、平均であれだけ支給されているのに、どうしてうちの会社はこんなに低いのだろう?
となります。
また、
- 他の会社は土日が休みで福利厚生も充実しているのに、どうしてうちの会社は…
- 世の中の景気は上向いているのに、うちの会社は売上げが下がる一方なのはどうしてだろう…
- 今の会社の将来性に魅力を感じられないなど
このように、隣の芝生は青く見えるものです。しかし、転職活動を行ってみると今の会社の良さに気づくことできます。
3.あなたの市場価値が分かる
転職活動をしてみると、あなたの市場価値が分かります。市場価値は、客観的な視点が必要です。なぜなら、どんなに能力があると思っていても、今の会社だから発揮できる場合があるからです。
このように、転職活動をしてみると自分の市場価値が把握できます。自分がどれぐらいの市場価値があるのかを知ることは、本当の実力を知る良い機会になります。
4.強みや弱みが発見できる
人材紹介会社よっては自己分析をしてくれます。この自己分析を行うと、自分の強みや弱みに気づけるのです。
例えば、私の強みはコミュニケーション力です。実は、私は人間関係が苦手でした。なぜなら、小さい頃に自分勝手な父にバカにされ続けた結果、人に対する恐怖心があったからです。
それを克服するため、コミュニケーション・スキルであるコーチングを学びました。セミナーに参加し、人の話をじっくり聴くトレーニングをしたり、相手の興味がある質問をする訓練をしました。
そして、「その強みが面接で有利になる」と転職エージェントからアドバイスされたのです。実際、コミュニケーション力を発揮して、面接での成功率は90%以上です。このように、強みや弱みが把握できれば、転職活動で発揮することができます。
※転職エージェントは、転職相談を無料で行ってくれる求人企業との仲介者をいいます。詳しくは「転職エージェントって何?」をご覧ください。
5.外の世界が見られる
人は習慣の生き物です。普段の生活を考えてもらえば分かりますが、だいたい1日の行動パターンが決まっています。
例えば、
- 同じような時間に起きる
- 同じような食事をとる
- 同じような通勤経路で通う
- 同じような仕事をする
- 同じような時間帯に帰宅をする
- 同じような週末を過ごす
このように、同じような生活パターンを繰り返すのです。年末になると毎年のように「今年も早かったなぁ」と感じるのは、印象に残るような経験がなく、いつも同じような生活パターンを繰り返しているからです。
転職活動をしなければ限られた世界だけをみて、同じような生活パターンを繰り返します。しかし、外の世界に目を向けたことで現状との比較ができるようになるのです。そして、その過程で起こした行動は自己成長につながります。
まとめ
以上が、一生に一度は転職活動をした方が良い5つの理由です。
正直に言って、転職は良いことばかりではありません。転職したことで不満が大きくなる場合もあります。けれど、今の会社に不満をかかえ将来の不安などがあるのなら、一度は転職活動をしてみると良いでしょう。なぜなら、その経験はあなたの貴重な財産になるからです。
転職活動をしたからといって、必ずしも転職をする必要はないのです。だから、後になって後悔しないためにも、一度はチャンレンジしてみることをオススメします。
天職に生きる5つのステップ