転職活動が長い間つづいてしまい気持ちが折れそうになっていませんか?
何度受けても採用されず、不採用の通知ばかりが届く状況は辛いものです。
特に中高年の転職活動は、長引く傾向があります。これは、あなただけが経験していることではありません。この年代の多くの人が経験していることです。
しかし、そこで妥協をして希望条件を下げてしまえば、転職する意味がありません。最悪の場合、転職先が決まっても不満でまた会社を辞めたくなっても困ります。ですから、簡単に妥協はしないでください。
とは言うものの、人は常に前向きでいられるほど強くはありません。
そこでこのページでは、折れそう心を前向きな考え方に変える8つの方法を、私の経験をまじえながら解説します。
前向きな考え方に変える8つの方法
気持ちが沈んでいるときは、考え方を変える必要があります。その方法には、以下の8つがあります。
- 良いことを考える習慣をつける
- 完璧主義をやめる
- 「最近調子がいい」を口グセにする
- できる理由を考える
- 終わり良ければすべて良し!
- 健康的な生活をする
- 得意なこと・好きなことをする
- ポジティブな人と会話をする
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.良いことを考える習慣をつける
転職活動が長引いてしまうと、どうしても悪いことを想像しています。なぜなら、人間の思考は元々否定的に考えるようにできているからです。大昔の人間は、恐竜やマンモスと違い、腕力も体力もなかったため生きるために知恵を使うしかありませんでした。
例えば、
- このキノコを食べたら死んでしまう
- あの場所には危険な動物がいる
- あそこは以前に落ちて足を傷つけてしまった
- この場所は以前に危険な目にあったなど。
それらに対応するため、常に悪いことを予測して対応するしかなかったのです。それが、危険から身を守る役割をしてきました。つまり、否定的なことを考えてしまうのは人間の本能なのです。
もし、あなたが否定的に考える機能が備わっていなければ、ビルから飛び降りてしまったり、車がブンブン飛ばしている交差点の中に、ためらいもなく歩いてしまいます。
習慣が成功のカギである!
しかし、問題はありません。確かに否定的に考えてしまうのは人間の本能なので無くすことはできません。けれど、それを上手く活用することはできます。それは、否定的なことに対応しつつ良いことを考える習慣です。
私は多くの成功者に出会い、たくさんのことを学んできました。そこで、気づいたのが成功には良い習慣が必須であるということです。そして、習慣は些細なことを継続することで身につきます。例えば、
- 歯を磨く習慣
- 靴をそろえる習慣
- 早起きの習慣
- 親切にする習慣
- 良いことを考える習慣など。
他にもたくさんの習慣があるでしょう。これらの習慣は赤ちゃんの頃から自動的に備わったものではありません。育っていく過程で自然と身についていくものです。しかし、親や遺伝の影響があることも事実です。けれど、今からでも習慣にすることは可能です。
【習慣にするコツ】
習慣にするコツは、バカバカしいほど小さいことを繰り返すことです。最初は意識してやらなければなりませんが、しだいに無意識にできるようになります。ですから、前向きに考える習慣も、意識して少しずつ良いことを考えればいいのです。そうすれば、しだいに習慣となり自然に良いことが考えられるようになります。
否定的な考え方を肯定しよう!
そのときに重要になるのが、否定的な考え方を悪く思わないことです。くり返しますが、否定的な考え方は自分を守る役割があります。ですから、その役割を認識しながら上手く利用すれば良いのです。
例えば、何かをしようとしたときに、悪いことを考えてしまうのなら、それを紙に書き出しみましょう。そして、それを1つずつ解決すれば良いのです。ときに、大きな問題も出てきます。そのときは、大きな問題を小さな問題に分解して、1つ1つ解決していけばいいのす。
このように、否定的にことに対応しながら前向きに行動していけば、否定的なことはマイナスではなくプラスに働きます。
2.完璧主義をやめる
中高年の転職活動は、上手くいくことの方が少ないと考えてください。だから、あまり深刻に受けてしまうと、しだいにモチベーションが下がってしまいます。しかし、まじめな人ほど不採用のたびに自分が否定された気がしてしまうのです。それには、完璧主義をやめるのが良いでしょう。
そんなときに知り合いから「完璧主義はやめましょう」というアドバイスをもらい、少し気が楽になりました。ですから、それほど深刻に受け止める必要はありません。なぜなら、不採用は、あなたを否定しているのではなく、求人企業の条件に合わなかっただけだからです。
3.「最近調子がいい」を口グセにする
繰り返しますが、人は習慣の生き物です。ですから、良いことは積極的に習慣にしてください。中でも、オススメなのが「最近、調子がいい」という口グセです。調子が悪くても、口グセにしてしまうのです。なぜなら、人の脳は、口に出すことでその情報を集めるようになるからです。
ですから「最近、調子がいい」と口に出すと、その証拠を集めようとします。すると、良い情報ばかりが集まるようになり、結果として良いことが起こるようになります。
これは「引き寄せの法則」とも言われ、最近は、書籍にも多く取り上げられています。興味がある方は「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話 (引き寄せの法則シリーズ)」をご覧ください。
4.できる理由を考える
転職活動が上手くいかない状況になると、何をどうして良いか分からなくなることがあります。そのようなときは、やり方に問題がある場合が多いです。くり返しになりますが、人は考えたり口に出すことを引き寄せるようになります。ですから、できないことばかりを考えたり、口に出してしまうとできない情報を集めてしまうのです。ですので、できる理由を考えてください。そうすれば、脳はできる情報を集めるようになり、結果としてできるようになります。
5.終わり良ければすべて良し!
人の幸せの合計はプラスマイナス・ゼロと言われています。つまり、人生の前半にハッピーなことが続ければ後半はそうではないということです。正直、この真偽は分かりません。しかし、あなたの人生が今まで幸せなことがあまり無かったならば後半にあるかもしれません。要は「終わり良ければすべて良し」と考えれば良いでしょう。仮に転職活動が長引いていても、決まってしまえばOKということです。
たとえ現在が上手くいっていないとしても、今後は上手くいくと考えてください。
6.健康的な生活をする
「健全な魂は健全な肉体に宿る」と言います。人は健康でなければ健全な考え方はできません。まして、前向きな行動を起こすことはできないでしょう。
- 例えば、歯が痛いだけでも、気になって集中することはできないのが人間です。
ですから、健康は非常に大切です。健康を維持するには、
- 野菜や果物を中心にした食生活にする
- ウォーキングなどで1日30分程度歩く
- 8時間程度の睡眠をとる
- 朝型の生活を送る
- 読書や音楽、趣味を楽しむ
- 好きな仕事をする
- ストレッチやヨガで身体をほぐす
他にもいろいろな健康法があると思います。自分に適した方法を行ってください。
7.得意なこと・好きなことをする
私のモットーは仕事を楽しむことです。なぜなら、私にとって仕事は人生そのものだからです。ですから、仕事を楽しまずして人生は楽しめないと考えています。そのためには、人は得意なこと・好きなことに集中することが大切です。人は得意なことをしているとき、好きなことをしているときに楽しい気分になれます。
人は得意なこと、好きなことをしているときに最大の能力を発揮します。そして、やる気も出て楽しい気分になるのです。だから、転職活動で気持ちが沈んでしまったときは、得意なこと・好きなことをしてください。
しかし「そんな時間はない!」と思う人もいるでしょう。それは、むしろ逆です。得意なこと・好きなことをやらないから気分が落ち込み能力が発揮できないのです。ですから、心おきなく得意なこと・好きなことをやりましょう。
8.ポジティブな人と会話をする
ポジティブな人と会話をすると、自然とこちらも前向きな気分になれます。逆にネガティブな人と話をすると、こちらも落ち込みます。人はそれだけ、他者からの影響を受けているのです。誤解しないでほしいのは、私はネガティブな人を否定しているわけではありません。しかし、転職活動で気分が沈んでいるのなら、ポジティブな人と会話をした方が良いです。なぜなら、気持ちが前向きになれるからです。
そんな時に、心の支えになったのはポジティブな性格であった転職エージェントでした。その方は、いつも私の沈んだ気持ちを明るくさせてくれました。もし、そのポジティブな会話がなければ、前向きなれずに転職活動が長引いていたでしょう。それだけ、私にとっては励みになっていたのです。今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
このように、ポジティブな会話ができる人がいれば、その人とできるだけ話をするようにしてください。そうすれば、自然と前向きになれます。
まとめ
以上が、転職活動で否定的な考え方が前向きな考え方に変わる8つの方法です。この8つの方法を実行すれば、落ち込んだ気持ちが前向きに変わります。
中高年の転職活動はやる気が重要です。特に期間が長引いてしまうとモチベーションを維持するのがきびしいです。そんなときは、この8つの方法がオススメです。
それでも上手くいかない時は、気軽にメールをして下さい。
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