あなたは、応募書類につける添え状の大切さを理解していますか?
応募書類は、主に添え状、履歴書、職務経歴書の3点セットです。その中で、採用者が最初に目にふれるのが添え状です。
添え状は送付状とも呼ばれていて一般的には「あいさつ文」です。ですから、それほど大切にあつかわれていません。
しかし、せっかく最初に読んでもらえるなら、インパクトのあるものにするが良いでしょう。そこで、オススメなのが自分を売り込む、セールスレターとして活用することです。
そこでこのページでは、自分を売り込むための添え状の書き方について、私の経験をまじえながら解説します。
添え状を書くときの注意点
添え状は、応募書類の中で最初に目を通す書類です。ですから、良い印象をもってもらうために、以下の5つに注意してください。
- マナーの良い文章表現で書く
- 過剰なアピールは避ける
- 否定的な内容は厳禁!
- クリアファイルに入れる
- 郵便料金の不足に注意する
以上です。
それでは、1つずつ具体的に説明します。
1.マナーの良い文章表現で書く
採用担当者は、添え状の文章表現からあなたの社会人としてのマナーを見ています。つまり、誤字脱字、丁寧な表現の仕方。そして、分かりやすさなどをチェックしているのです。
本来であれば、添え状は「あいさつ文」として使われるので、あまり意識する必要はないかもしれません。しかし、今回のように自分を売り込むために活用するのであれば、マナーの良い文章表現を心がけてください。
2.過剰なアピールは避ける
繰り返しますが、本来の添え状は自分をアピールするためのものではありません。ですから、過剰なアピールは逆効果になってしまうので注意してください。また、応募書類を持参するの場合は、添え状はつけないので気をつけましょう。
3.否定的な内容は厳禁!
これは、転職エージェントから聞いた話ですが、添え状に前の会社の批判的な内容を書く人がいるそうです。しかし、否定的なことを書くのはやめてください。なぜなら、配慮にかけている人と思われてしまうからです。ですから、否定的なことではなく、前向きな文章内容にするのが良いでしょう。
4.クリアファイルに入れる
応募書類は、しわになったりしないように、クリアファイルに入れてください。タバコを吸われる方は、臭いにも気をつけてください。まして、飲み物のシミなどは論外です。
5.郵便料金の不足に注意する
郵送の場合、郵便料金の不足は要注意です。どんなに素晴らしい内容であっても、印象が悪くなってしまいます。そもそも、逆な立場であれば、このような人を採用したいとは思わないでしょう。料金の不足が気になる場合は、郵便局に持参し郵送しましょう。
次に、添え状の書き方について説明をします。
書き方は、以下の15個の項目を参考にしながら書きましょう。当然のことながら、丸写しではなく、自分の言葉で書いてください。
添え状の書き方のイメージ
添え状(セールスレター)の記述内容
用紙サイズ:「A4の用紙」が一般的
①日づけ:◎郵送する場合は投函する日
◎持参の場合は持参する日
②宛名:応募先の企業名の後に「御中」と入れる、担当者宛であれば「御中ではなく〇〇様」と記入する
③住所・指名:本人の住所と氏名を記入する
④表題:「応募のお願いについて」などと記入する。パッと見て分かるものが良い
⑤頭語:「拝啓」-結語「敬具」の組み合わせが一般的で覚えやすいです
⑥全文:全文を記入する。季節によって変えても良いですが、「拝啓、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」などが間違ないでしょう
⑦応募の意思:「〇月〇日付〇〇新聞で、貴社の事務職募集の求人広告を拝見し、応募いたしました」のように、日付と媒体名を明記する
⑧自己紹介・自己PR:今まで従事してきた仕事を紹介する。そして、その後に自分の能力、実績、強みなどを、簡潔にアピールする
⑨志望動機:応募先のどの部分に魅力を感じたのかを書く。※応募先のリサーチが重要
⑩面接依頼:面接の依頼文を入れる。連絡先を入れておくと親切です
⑪末文:最後は、「どうぞよろしくお願いいたします」などの末文を入れる
⑫結語:文末は「敬具」と結ぶこと
⑬箇条書き(始):「記」と記入する
⑭添付書類:(1)履歴書、(2)職務経歴書と記入。自己PR文を添付する場合は(3)自己PR文と記入する
⑮箇条書き(終):「以上」と記入する
【私の事例(事務職の場合)】
まとめ
以上が、インパクトのある添え状の書き方です。
印象に残る応募書類にするには、添え状をセールスレターとして活用することです。つまり、自分を売り込む内容を書くのです。
しかし、あまりに売り込み色が強すぎると、返って印象が悪くなってしまうこともあります。
ですから、事前に転職エージェントに添削をしてもらうのが良いでしょう。やはり、頼りになるのは専門家のアドバイスです。
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