給与が安いと言う理由だけで転職を考えていませんか?
確かに、今の給与での生活が苦しければ、転職をしたくなる気持ちも分かります。
しかし、後悔したくなければ給与だけで転職を決めてはいけません。なぜなら、給与の高さで決めてしまうと、お金以外にやりがいが起きないからです。
転職後に給与が上がれば、やる気も起きるでしょう。しかし、それも一時的なものです。時間が経てば、やる気も失います。ですから、給与以外でも「あなたの動機づけが必要」なのです。
そこでこのページでは、給与だけでは決めてはいけない2つの理由について、私の経験をまじえながら解説します。
給与だけで決めてはいけない2つの理由
給与だけで転職を決めてはいけない理由には、以下の2つがあります。
- 優先すべき順序が間違っている
- 好きな仕事を優先することが重要
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.優先すべき順序が間違っている
人が生活するためには、お金が必要です。ですから、給与を上げたいと考えるのは当然です。しかし、給与だけで転職を決めてしまうと後悔する可能性が高いです。なぜなら、転職で一番に優先すべきことは、やりがいや充実感だからです。それ無しに給与が上がっても、満足のいく働き方はできません。
その理由について、私の経験を紹介します。
私の失敗した経験 PART1
実は、私は20回以上の転職経験者です。14年間つとめた市役所を辞めるまでは、周囲からは「安定している公務員でうらやしい」と言われていました。確かに不況の世の中にあって、給与やボーナスが安定して上がり続けるのは、うらやましいと感じるのは当然かもしれません。しかし、私は市役所を辞めたくて仕方がありませんでした。なぜなら、やりがいや充実感がなかったからです。
こんなことを言えば、「何をわがままなことを言ってやがる!」と言われるかもしれません。けれど、人が喜びを感じるのは、お金だけではないのです。普通の会社員であれば、人生の大半の時間を過ごすのが仕事です。その仕事の時間が給与のためだけに働いているとしたら、むなしいだけです。
実際、私はむなしいだけでした。確かに、給与が上がれば一時的には喜びがあります。しかし、その喜びも時間の経過とともに失われてしまうのです。ですから、給与以外にも条件があります。それは、その仕事が好きであることです。
どんなに給与が高くても、その仕事が好きでなければ充実感は得らません。ですから、転職をするときの条件として、
- 好きな仕事を優先すべきです!
2.好きな仕事が重要
やりがいや充実感は、嫌いな仕事では得られません。なぜなら、我慢をしなければイケないからです。しかし、長期間は無理です。なぜなら、好きな仕事でなければ長くは続かないからです。ここで、私が失敗した体験を紹介します。
私の失敗した経験 PART2
私は14年間つとめた市役所を退職しました。しかし、簡単に辞められたわけではありません。辞めるまでには5年間も悩み続けました。そんな時に背中を押してくれたのが、お世話になった先輩の死です。私にとって先輩の死は非常にショックでした。なぜなら、自ら命を絶ったからです。
- 来る日も来る日も、どうして先輩は死を選んでしまったのだろう?
と考えました。
そんなとき、その先輩が夢に出て次のように言ってくれたのです。
「野澤、お前は好きなことをやって生きろ、俺はそれができずに自ら命を絶つけど、お前ならできる…。お前が市役所を辞めたら、家族も心配するだろう。けれど、お前の幸せな姿を見せれば家族も喜んでくれる。だから、お前は好きなことをして生きろ!
このように言い残し「私の背中を教えてくれた」のです。
転職を決めるときに重要なこと
好きな仕事であれば我慢の必要がありません。なぜなら、やりたい気持ちが自然に芽生えるからです。そこに我慢はありません。だから、頑張る必要がないのです。「やりたいからやる」ただそれだけです。ですから、イヤイヤ仕事をやっている人よりも確実に成果が上がっていきます。結果として給与も高くなります。
いずれにしても、
- 今の仕事を我慢して続けるのか
- 思い切って好きな仕事に転職するのか
こののことを、もう一度ゆっくりと考えてください。
まとめ
以上が、給与だけで転職を決めてはいけない2つの理由です。
私は市役所を辞めてから、10年間の間に20回以上の転職を経験しました。そこで学んだ教訓は、
- 好きな仕事をすることです!
たとえ、転職をして給与が上がっても、その仕事が好きでなければ幸せとは言えません。
ですから、給与よりも好きな仕事を優先すべきです。そうすれば、いずれ給与も上がっていくでしょう。なぜなら、好きな仕事であれば上達する可能性が高いからです。
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