仕事でミスをして、上司に怒鳴られ仕事を辞めたくなっていませんか?
1度や2度のミスなら、気持ちを切り替えることもできるでしょう。けれど、何度もミスをしてしまう場合、自分はこの仕事に向いていないかもしれないと考えてしまいます。
そのような時の、気持ちを切り替える5つの方法について、私の経験をまじえながら解説します。
気持ちを切り替える5つの方法
沈んだ気持ちを切り替えるには、以下にあげる5つの方法があります。
- 10年後の自分を想像する
- 失敗から学ぶ
- ありのままの自分を受け入れる
- 未来の自分を信じる
- 得意なことに集中する
以上です。
それでは、1つずつ具体的に解説します。
1.10年後の自分を想像する
ミスをすると誰でも沈みます。その怒っている上司だって、昔はたくさんのミスをして沈んでいたはずです。ですから、深く考え込む必要はありません。そのように割り切ったとしても、ミスが続いてしまうと落ち込んでしまいます。そんなときは、10年後の自分を想像してください。
人間の脳は、そのことに集中するほど意識してしまう傾向があります。ですから、ミスをしないように考えるほど意識してミスをしてしまうという悪循環に陥ります。そんなときは意識をそらすために10年後を想像するといいです。
さすがに、10年後も今と同じミスをしていることはないはずです。そして、どんなに能力がない人でも、10年間、同じ仕事を続ければ、それなりにできるようになります。それでも、問題や悩みを考えてしまうなら、あとは時間にまかせることです。なぜなら、どんなに大きな問題や悩みも時間が解決してくれるからです。
例えば、
- 1年前にミスをしてことを覚えていますか?
- 10年前にミスをしたことはどうでしょうか?
10年後の自分を想像してみよう!
ここで、10年後の自分を想像してください。今のミスを引きずっている自分がいるでしょうか。それとも、ミスなど忘れて、しっかりとスキルアップした自分がいるでしょうか。
このように、人はどちらにも想像ができます。つまり、良い事も悪い事も想像ができるのです。そして、良い事が想像できれば今の問題は解決します。なぜなら、今の問題や悩みは全て経験という貴重な財産に変わるからです。上手くいく人と、上手くいかない人の違いは、この違いなのです。
上手くいく人は、たとえどんなにミスをしても、貴重な経験と考えます。しかし、上手くいかない人はミスを引きずって時間を無駄に過ごします。その考え方の違いが10年後の自分をつくっていくのです。ですから、ミスを引きずるのではなく貴重な経験として、そこから学んでください。
2.失敗から学ぶ
くり返しますが、ミスを引きずらず、そこから学ぶようにしてください。つまり、失敗と考えるのではなく、上手くいかない方法に気づけたと考えるのです。そして、同じミスをしないためにミスの原因とその解決策を考えるようにしましょう。
例えば、
- 原因1:いい加減な気持ちでやっていた
- 解決策:気を抜かず全力で行う
- 原因2:先輩や上司のやり方を参考にしなかった
- 解決策:参考になるようなケースがないか上司に相談する
- 原因3:ミスをなくすためのチェックをしていなかった
- 解決策:翌日に再度チェックをする
- 原因4:自分のやり方にこだわってしまった
- 解決策:上手くやっている人から学ぶ
- 原因5:能力が不足していた
- 解決策:能力の足りない部分を克服する
などです。
このように、失敗を失敗のまま終わらせるのではなく、二度と同じミスをしないための方法を工夫しましょう。
3.ありのままの自分を受け入れる
ミスは誰にでも起こります。ですから、ミスを起こすことは仕方のないことです。けれど、同じミスでも以下の3つに注意しましょう。
- ミスをミスと認めない
- 周りの責任にする
- 自分を責める
よくミスをミスと認めない人がいます。また、周りの人の責任する人も多いです。しかし、それでは、ミスの原因が分からなくなってしまいます。確かに、自分の責任にしたくない気持ちも分かりますが、それよりも原因を突き止め対処するのが重要です。
また、自分を責める人も多いです。中には、「私なんてダメな人間だ、私なんて会社のやっかいものだ」と、自分を責め続けるのです。しかし、それでは、いずれ精神的に病んでしまいます。
たとえ、物覚えが悪くミスが続いても、慣れてくれば必ずできるようになります。ですから、他人と比較するのではなく、できなかった自分と比較するのが良いです。そして、少しでもできるようになったら、自分を褒めてあげましょう。
4.未来の自分を信じる
人間はミスをします。どんなに完璧な人でもミスはあるのです。まして、赤ちゃんのときから、何でもできる人はいません。周囲の人の手をかりながら、少しずつ成長していくのです。それは、仕事でも同様です。
どんな人でもミスをします。確かに、ミスが少ない人もいるでしょう。それは、ミスをしないような工夫をしているのです。ですから、あなたも同じように工夫をすれば良いのです。どのように工夫したら良いか分からなければ、上手くやっている人を参考にしましょう。そして、明日はできると、未来の自分を信じるようにしてください。
なぜなら、人はできないことを考えていると、本当にできなくなってしまうからです。逆に、できると信じていれば本当にできるようになります。
例えば、自転車が乗れるようになった時のことを思い出してください。最初は、何度やっても上手く乗れません。しかし、何度転んでもチャレンジしているうちに、ふと乗れる瞬間が訪れます。
それは、練習をすれば、いつか乗れるようになると信じているからです。だから、できたのです。できないと思って、いい加減にやっていては、おそらくずっと乗れなかったでしょう。
このように、人は未来の自分を信じて継続すれば、大抵のことはできるようになるのです。
5.得意なことに集中する
人には得意なことや苦手なことがあります。そして、苦手なことはミスが多くなってしまうものです。また、苦手なことは、楽しくないため継続が難しいです。
よく「苦手なことを克服しなさい」と言います。しかし、私の経験上、苦手を克服するよりも得意なことを伸ばす方が成果が大きいです。なぜなら、好きなことや得意なことは、上達が早く継続がしやすいからです。ですから、得意なことに集中するようにしてください。
まとめ
以上が、仕事を辞めたくなった時の「気持ちを切り替える5つの方法」です。
会社を辞めるのは簡単にできます。ですが、今の会社で気持ちを切り替えて対処できるなら、そちらの方が良いです。
辞めたくなったからと言って、一時的な感情で会社を辞めないでください。それでは必ず後悔することになります。
いろいろと試行錯誤した結果、それでも辞めたいとなったときは転職を検討してください。
天職に生きる5つのステップ